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必ず生まれる「宝物」に気づいて!  実績データ活用で集客効果を高めます

観光客の集客を狙うPRにおいて、意外におろそかにされがちだけど効果的な手法を一つご紹介します。
それは、ずばり
「企画を開始したら第一回目から必ずデータをとって、それを大切に記録し続ける」ということです。
なぜおろそかにされがちなのかはわかりませんが、私が読み聞きしたPR戦術の書物においてもマーケティングの専門家の口からも、この点が触れられているのを私は知りません。たぶん、あまりにも「泥くさく」、ある意味当たり前な行為なので、ストンとスルーされているのでしょう(笑)。もっと、AIの活用やらビッグデータの重要性を語るのに時間と神経を注いでいるからだと思われます。
でも、この「泥くさく」当たり前の行為こそが、あなたの企画に直接好影響を与える未知の宝物を生みます。
これを最初にやっておくのとやらないのでは、後から大きく差が出てくるのです。
たとえば
・体験型観光プランの初日からアンケートの満足率、および人数をとっておけば以下がPRに活かせます。

■100人目、1000人目など、きりのいい数字が把握でき、その番のお客様が来た時にサプライズイベントができる。

■それをリリースすれば、初回リリース以外にも中押し的な機会が自然に誕生し、メディアも「それだけ続いているのなら好評に違いない」として紹介してくれる可能性が高い。

■満足度を毎回コツコツと集計していれば、「ここまで満足率通算97%」「前回は満足率100%達成」など、客観的なファクトとなる数字でそのプランをPRできる。

などです。
さらに「参加者のコメント」などをしっかり記録保持しておけば、それをPRの惹句に使えます。私はこれをかなり効果的に活用しています。もともと、自分が携わる企画を自分の主観でPRすることが好みではないので、こうして客観的な情報を集めて、たとえば
「ツアーの最中に二回鳥肌が立った」
「私は外国人だが、来年もまたこのツアーに参加しに日本に来たい」
など生々しいコメントをいただき、それを活用しています

ちなみに、ひとつの失敗談をご紹介します。
ある、まち歩きのツアーで、10回ほど行った時に、参加者がどういうわけか犬を連れてきたのです。そのツアーは好評で終わったために、第二弾も実施しようということになり、私は例のごとく、テレビやラジオで話す時に、「前回シリーズは10回合計で183人と犬が一匹参加しました(笑)」と事実ベースで笑いをとっていたのですね。
ところが、その後100回ほど続いたこのまちあるき、最終的には犬が4匹も参加したのです。ある方に聞いたら、「犬を連れてきてもいいのだとラジオで聞いたから」とうれしそうに答えていました。
まぁ、こんなハプニングも楽しいですね。
事実ベースの宝物を集めて、次のPRに活かす。
そこには、主催者の予想を超えることも出てきますから、それを楽しみながら、企画をさらに良いものにしていきたいですね!

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