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「エシカル」についていまいちピンと来ない方へ、おすすめ本

最近、何かと耳にする機会が増えた「エシカル」という言葉。
英語が由来の言葉だし、なんとなく意味は想像出来るけれど…という人が多いのかな、と思う。

かく言う私も、数か月前までは自分の言葉で説明できるほど理解していなかった。

そんな時、ある方のSNSでオススメされていたのを見たことがきっかけで、手にした本がある。

その本がとても分かりやすくて。
まさに、エシカル初心者のバイブル的な本だ!と思ったので、ここで紹介しようと思う。


その本とは…

『はじめてのエシカル』(山川出版社)

著者は、フリーアナウンサーで一般社団法人エシカル協会の代表理事を務める末吉里花さん

今、世界ではどんなことが起きているのか。
私たちの豊かで便利な生活の裏には、どんな現実が存在するのか。

そういう事実は、私たちの忙しい毎日の中で意識されることは少ない。
でも、自分の何気ない行動の積み重ねが知らず知らずのうちに、世界のどこかの誰かに苦痛を与えていたとしたら…

きっと心を痛める人が多いと思う。

少し考えを巡らせれば想像出来ること。
でも、あまりされてこなかったこと。

そういった問題の核心に目を向けるきっかけを与えてくれ、同時に今私たちがすべきことは何なのかをそっと教えてくれる、そんな本だ。


「エシカル」とは、

「エシカル」とは、私たちの良心と結びついて、人や社会、環境に配慮されているということ。(P3)

末吉さんは、本の中でエシカルをこう位置づけている。

私の思う良心とは、私たちが元々持っている、正しく、こうあるべきだと考えるひとりひとりの捉え方。

自分が心から「いいな」と思える物事や行動が、同時に地球にも良いことだったら、それもきっと「エシカル」。
地球上で地球の資源を使って暮らしている生物として、私たち人間にも果たすべき役割がきっとあるはず。
そう考える私にとって、末吉さんのこの言葉はとてもしっくりときた。


世界中で起きている問題、それはどこかで私たちとつながっている。

世界中の問題と聞いて、何を思い浮かべるだろう…?
貧困?過酷な労働環境?野生動物の生息地破壊?地球温暖化?
「エシカル」同様、「SDGs」「サステナブル」という言葉が盛んに言われている今の時代だと、誰でも何かしら思い浮かぶのではないかなと思う。

でも、その問題が日本に住む自分たちと関わりがあると思って生活している人はどのくらいいるだろう。

着るものや食べるもの。私たちが毎日使っているそれらは、色々なところで世界各地の問題とつながっている。

私はこの本を読んで、お肉を育てるのにとてつもない量の水が使われていることを知り、驚いた。
畜産物を育てるには、水や飼料などたくさんの資源が必要になる。牛の飼料となるトウモロコシ1㎏を育てるには1,800ℓの水が必要とされ、これはつまり牛肉1㎏あたり、3,600万tの水が要る計算になる。

蛇口をひねれば水が出てくる、それが当たり前の日本では水の大切さを実感する機会はあまりない。
けれども、世界では水不足や干ばつによる飢餓が深刻な国・地域が存在する、そのことを改めて実感した。


私たちにできること、それは毎日の買い物から。

実は、私たちは特別なことをしなくても、今のままで「世界を変える」驚くような力を持っています。
それは、自分のお金を使って、ものを買う力があるということです。(P6)

国内総生産の中で個人消費が占める割合は、なんと6割なのだそう。経済全体の半分以上が一人一人の消費行動にゆだねられていると考えると、自分の消費も影響力があるんだ…!という実感がふつふつわいてくる。

啓発キャンペーンや募金に参加することは難しい。
でも、ほとんど毎日行っている買い物でなら、何かアクションを起こすことが出来るかもしれない。
その行動を少しでも変えることが、地球を良くする「エシカル」な行動になるとしたら…。きっと、行動を起こすことへのハードルが下がるはず。



最初の一歩は

まずは、知ること。そして、想像力を働かせること。

見えないものを見る想像力を働かせる。さらに、世界を見る目、日本を見る目、そして自分自身を見直す目を育み続ける。
これがエシカルな生き方の基本であり、もっとも大切なことなのかもしれません。(P161)

きっかけは何でも良い!

例えば今日、口にしたもの。
食材は、どこでとれたものだろう?どうやってつくられたのだろう?と考えてみたり、いつもは見ないパッケージの裏の成分表示を眺めてみたり。

もしくは、最近大幅にパッケージをリニューアルしたり、広告の方法を変えたなあと感じた企業はなかっただろうか?
自分のよく使うブランドについてググってみるのも、思わぬことが知れて面白いと思う!



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最後に、エシカルな考え方や暮らし方について誰かに伝えることについて、末吉さんはこう綴っている。

エシカルについて伝えること。そこで相手がたとえ共感してくれなかったとしても、反論されてもよいのです。
相手の記憶には必ずあなたから聞いた話や、あなたの思いが残ります。その時はピンと来なくても、いつか何かのきっかけであなたの話がふとよみがえり、変化のきっかけになるかもしれません。(P148)

こういう、とてつもなくスケールの大きな地球規模の課題というのは、センシティブで誰かと話をするのを少しためらってしまう時がある。

たとえ、「意識高い」と思われたとしても
伝えた相手の意識のどこかには残っているはず…!
だから、どんなかたちでも伝えることに意味は必ずある。そう考えたら、なんだか勇気が出てきた。




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読みやすくて、スラスラ内容が頭に入ってくるこちらの本。
ぜひぜひ読んでいただきたい!
私も、もっともっと色んな本を読んで勉強するぞ~~!

おすすめの本・動画・サイトなどありましたら、教えてください!

ありがとうございました^^


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北海道で暮らしてます。雑記帳。エシカル・地球に優しい暮らし・SDGsに興味あり。日々勉強中です。
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