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小さな森を作る一歩は水脈

水と風が水脈の働き

一つ目の畑に藍を定植して畝を4つ作りました。
もう一つの畑を掘ると笹の根がはびこってとても固い土、隣の畑ですが全然違います。仲間が二人畝づくりを手伝いに来てくれましたが、なかなか掘り進めることができませんでした。こういう時には男手が必要だと実感しました。

なぜ掘るときに三本鍬なのか、地面にヒビを入れるようにと言われるのか、その理由は水脈に到達するようにという考えです。
ただ穴を掘るのではなく、尖った先端が大地を目覚めさせるのです。最初に有機物を入れる部分は高さが必要になるのでV字です。「空気浸透水脈」と呼ばれる水と空気が動くラインをつくるのが水脈という働きを知りました。

保水力の高い腐葉層や団粒土壌層を形成するのに不可欠な土中の菌糸は、落ち葉層を捕捉して、あたかも土中でネットワークを形成するかのように草木の根をつなげていきます。(土中環境 高田宏臣著)

ということは、森の木々がそのようにしていることに習って、小さな森にも菌糸ネットワークを張り巡らせればいいわけです。

地下茎をもっと知る

笹の特徴は地下30㎝くらいのところに横に地下茎がはしっています。その太い地下茎を根そぎ取り除くというやり方を見ました。
これからサツマイモを植えますが、地下茎を食べるということなのでしょうか。

蓄える器官が茎の場合は、肥大化した器官を塊茎と呼び、馬鈴薯の「いも」はこれにあたります。
一方、サツマイモは根に蓄えるので、「いも」は塊根となります。
根では中心にある1つの木部の外側を複数の師部が取り囲み、さらにその周りを多数の柔細胞が埋めているのに対し、茎では木部と師部が対をなしたものが複数個あり、それらは周りを多数の柔細胞によって囲まれています。
ジャガイモとサツマイモは地下にできた貯蔵器官ですが、その形成過程を追うと、前者は茎の肥大により、後者は根の肥大によりできたものであることがわかります。(日本植物生理学会 植物Q&A)

木部とか師部をはじめて知りました。藍から畑、微生物、土中環境へ、手を動かして実践していきましょう!


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