ますますバブル崩壊とデフレ時代の日本に似てきた中国の経済
中国がデフレ状態になりつつある経済のテコ入れを始めたね。中央銀行が利下げをするのと、株式市場に介入して株価を上げるのと、財政出動するらしいよ。
だけどもうまくいかないだろうね。
やり方が90年代のデフレ崩壊の時の日本政府とそっくり同じなんだよ。いや、不良債権の買取をしないからもっと悪いかもね。
不動産投資をした人たちが軒並み借金まみれになっているから、みんな借金を返すので精一杯なんだよ。
これはリチャードクーさんがよく言っていたことだことだけれども、唯一の救済策は徹底的な財政出動しかないんだよね。
結局それをやって日本は今1200兆円の財政赤字を抱え込んでいるわけだからね。
今中国は財政出動したくてもできないんだそうだよ。トランプ政権時代から貿易黒字を削りとられて、外貨準備高が少ないんだね。
中国の財政出動は、外貨準備高に比例して大きくできるんだけれども、今はそれができないんだよ。
これが2009年のリーマンショックの時との違いだよ。
あの時はたくさん外貨準備高をドル建てで持っていたから、世界が同時不況になっても、中国だけバンバン財政出動ができて、世界の救世主みたいに崇められたんだね。
今は同じことができないんだよ。
それから個人消費を増やそうとして、ばらまきもやるみたいだけれども、みんな貯蓄に回るだろうね。
みんな不動産投資で借金を抱えていて、その借金を返すのに全部回ってしまうよ。
いよいよ中国もかつての日本と同じでデフレの苦しみを味わうことになるね。
習近平の頭の中には、ダンピングで周辺の国に安くものを輸出して外貨を稼ごうとすることだろうね。
日本もそれに巻き込まれないために、関税をあげなきゃいけないけれども、新しく首相になった石破茂さんにそれだけの度胸は多分ないだろうね。
この石破さんと言う人はすごく頭の細かい人だから、大きな事件が起きたら悩乱状態になって、中国の原子力潜水艦みたいに沈んでしまうかもしれないよ。
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