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ひっそりとしないわけ

誰が歌っているかよりも、誰が作ったかに興味があります。
これは、10代の頃に音楽に興味を持ち始めた頃からそうで、歌番組のテロップで作曲者の名前が出てくるのが楽しみでした。

好きなアーティストよりも、むしろ好きな作詞家、作曲家、編曲家がいる感じ。
当時は、どの曲を誰が作曲したかの情報なんて、今みたいにネットで調べれば出てくる訳ではなかったので、芸能雑誌の付録の歌本などが大切な情報源でした。

そんな風に音楽を聞いてきたので、依頼されて楽曲を制作するようになったとき、自分の名前を積極的に出していきました。
当時のライブアイドルの世界では、作詞家や作曲家の名前が出てこないということも多かったのです。
僕らは裏方なので、表に出るのを良しとしない風潮もあるとは知っていました。
でも、誰が作ったかをたよりに音楽を聞いていくのは楽しいことなんです。
自分が曲を作る側になった時も、その思いは変わらず。
よほどのことがない限り、名前を出してもらうようにしています。

現在、僕は60組以上のアイドルさんに楽曲提供させていただいています。これも、基本的に名前を出してもらっているので、CHEEBOWという作曲者がどんな風にアイドルごとにアプローチを変えているのかを楽しんでもらうのも面白いと思います。。逆に、この部分は変わらないってところを探すのも面白いと思います。

最近は、プロデューサにも注目が集まっていますし、作詞家、作曲家、編曲家にも興味を持ってもらえることが増えています。
Spotifyでは楽曲ごとにクレジットが見られたりしますしね。
この作曲家の曲だけ、この編曲家の曲だけを一気に聞いてみると、いろいろな発見がありますし、曲作りに興味がある人にはとても良い勉強になると思います。

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