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仕事=人生にするか、人生のツールとしての仕事にするか、それが問題だ。

人生に対する価値観について。

イタリアのフィレンツェの老夫婦のお家で
ホームステイをしたり、
日伊翻訳をしている友人と話す中で
いつもハッとさせられることがあります。

それは人生に対する価値観の違いです。

なぜ日本人は
あんなに仕事ばかりするんだ?

日本をよく知らないホストファミリー
日本を熟知している友人
みな、口を揃えて言います。

家族や友人、恋人と過ごす時間こそが
人生の最大の楽しみや喜びと考える彼らは
どんなに日本が好きでも、日本には住めないと言います(笑)

人生を楽しむための
お金を稼ぐ手段である仕事なのに、
それが主役になっている日本の価値観は相容れないようです。

シチリア出身、陽気で明るく
人生を楽しむホストファザーの毎日は
まさにその価値観を表していました。

私の大好きな番組、BS0テレの「小さな村の物語 イタリア」は、彼の生活や価値観が、イタリアでは一般的だということに気付かされます。

この番組では、とある(日本ではさほど知られてないような)田舎村の一般の人にフォーカスし、その人の半生をのどかで美しいイタリアの風景とともに描く番組です。

毎回、一人ずつピックアップし、
その人が大事にしてきた人間関係や価値観などを丁寧に描いています。

日々あくせくする
毎日を過ごす自分の人生と比較して、
いつもハッとさせられるのです。

ちなみに、
フィレンツェで輸入陶器店を営む
ホストファザーの毎日は、こんな感じです。

7時頃
起床。家族で朝食。
クッキーをエスプレッソに浸して食べ、血糖値アップ!新聞を読みながら、情報収集。

11時頃
自宅から10分くらいのお店に行きます。
イギリスがお好きなホストファザーが扱う陶器店は、自分がイギリスに行っていいなと思った食器やカトラリーがずらり。

それほどお客さんも多くないので、
気ままにのんびり開店しています。

14時頃
一度、店を閉めて帰宅。
家族と昼食を食べます。
(イタリアでは昼食を自宅に帰って
家族で食べることは一般的です)

16時頃
のんびりしてから、またお店へ。

18時か19時頃
お店を閉めて帰宅。
家族とのんびり夕食

20時頃
ドラマや映画の鑑賞
もしくは
サッカー観戦(ホストファザーはフィレンツェのサッカーチームのフィオレンティーナのファン)

めちゃくちゃいい!

こんな気ままな余生を過ごせるように
若いうちに頑張っておこうと思うのでした。

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