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死ぬまでに観たい2010年代映画100 5章: 2014年

《死ぬまでに観たい2010年代映画》第五章です。

2014年総括(筆者:大学2年生) エンタメ、漫画原作ものの大躍進

この年は、日本にとって転機と言える年だ。その後の大衆映画にいい意味でも悪い意味でも影響を与えたマスターピースが沢山登場した。

山崎貴率いる白組は『STAND BY ME ドラえもん』で広告会社の「いっしょに、ドラ泣きしません?」という暑苦しい謳い文句のお陰もあり83億8000万円もの興収を叩き出した。『永遠の0』と併せてこの年の日本映画興収ランキング1位、2位を独占し、山崎ブランドが大衆を席巻するようになった。それと同時にライムスター宇多丸を中心にアンチ山崎派の声も大きくなり、それ以降サンドバッグ監督として映画ファンから叩かれるようになった。この時、誰も知らなかった。2019年あの夏『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』で壮絶な復讐をされるということに。

一方で『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』、『テルマエロマエⅡ』と漫画映画が追随するようにヒットを飛ばした。『るろうに剣心』は前作を凌駕する本格的なアクションで私を始め、映画ファンの間でも支持される成功を収めました。

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