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ものさしを30mに

自分の物差しの中だけでいきてると、30cmより先には進めなくなるんだなっていうことに気づいた話です。


てめぇの物差しで測るんじゃねぇ。
包帯ぐるぐる巻きの剣士が言っていました。(るろうに剣心)


1つの出来事があった時、それをどう捉えるかは、
その人の経験に基づくのだと思います。

例えば、「早起きする」ことが、
一度も早起きしたことのない人からすると、とても大変なことに思えてしまう。一方で、毎日早起きしている人には、造作もないこと。
自分のいる場所が変われば、見え方も変わるよなって思うわけです。

他にもいろんな例があります。
僕は普段から絵を描いているのですが、周りの人からは、
「絵がうまいね」「自分も絵が描けるようになりたい」
そう褒めていただくことがあるんです。

一方で僕は、
「デッサンの形も取れないし、僕の引く線は綺麗じゃない。なんて絵が下手なんだ」といった具合に悩んでいたりするわけです。

これは、
30cm分しか測れない物差しを持っている人に、「28cmは長いですか?」
1m分測れる物差しを持っている人に「28cmは長いですか?」
それぞれ回答が変わることと同じです。

難しいなと思うのは、
30cmの物差ししか持っていない人は、1mや10mの物差しを持っている人の世界が本当にわからない。
それと同時に、1mの物差しを持っている人は、30cmの物差しを持っていた頃の気持ちを忘れている。ということです。

お互い、同じ立場に立って話をするのはとても難しいわけです。

世の中の攻撃的な発言は、こういうものさしの違いで起こっているんじゃないかなと思うんです。いい例が思い浮かびませんが。

では、僕ができることはなんなのか。
それは、今の気持ちを忘れないまま、自分の物差しを伸ばしていくこと。
それと同時に広げていくことだと思います。

何も知らない。全然わからない。を減らす。
わかってほしい、わからなそうなことは、伝える努力をする。

そうやって少しずつ物差しが伸びていけば、少しだけいい方向に日本が進みそうな気がしないでもないです。


ちなみに僕がこのものさしの差を一番感じるのは、自己評価と他人の評価をすり合わせる時です。
いけた!と思ったら全然ダメだった。
うわぁ全然ダメだと思ったら逆に評価された。
とかたくさんあってその都度ものさしの長さや数が違うことを感じています。

他にも、
努力量、アウトプットの質の高さ、行動力、読書量、長所、短所、強み、弱み、優しさ、強さ、弱さ、喜怒哀楽
この辺は割と自分の物差しで測ってしまいがちなので、気をつけなければな。と思うものです。


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