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#1 浜松でパーマカルチャーを体験する

いよいよ待ちに待った「軽トラモバイルハウスで行く農をめぐる旅」の始まりです。早朝に出発し目指すは静岡県浜松市の「パーマカルチャーデザインラボ(以降PCDL)」さん。友人の紹介でこちらを知り、ガーデンツアーに参加させていただいたのが2021年の3月。この日はガーデンツアーの後管理作業にも参加させていただきましたが、その後のガーデンが知りたくて再度訪問させていただくことにしました。

道すがらの出会い

セッカンスギの畑

浜松までの移動の途中で不思議な光景に出会いました。これなんだかわかりますか?

これはセッカンスギ(雪冠杉)と言って生花に使われる植物だそうです。車から見たら栗の花のように見えましたが時期でもないし、背も低く「なんだこれ?」と気になってしまいました。
車を停めてまじまじと見ていると近くで作業されているおじさんが目に止まり、声をかけてみたら色々教えてくれて正体がわかりました。樹皮や葉の形を見ると確かに杉。この時点(6月上旬)では黄色でしたが、秋に向けて段々緑色に変化していくんだそうです。

最初はいきなり話しかけられて訝しげだったおじさんも(そりゃそうだ)、こちらが農家だとわかったら気さくに色々教えてくれました。知らないことを知るのは本当に楽しい!幸先の良い農旅のスタートが切れました。

パーマカルチャーデザインラボさんのガーデンを再訪問

道中で昼食をとった後、初日の目的地であるPCDLさんのフォレストガーデンにお邪魔しました。こちらは…と説明すると間違ったりしそうなので割愛しますが、とにかく気持ちのいい場所です。

3月にこちらで行われたガーデンツアーに初めて参加してから3ヶ月、2回目の訪問。この日の気温は高め、日差しも強く、干からびている道中の畑の様子を見ながら「今日は暑そうだな〜」と覚悟を決めて訪問しましたが、これが何とも爽やかでびっくり。
木があること、それと地表を緑が覆っていることで暑さを和らげてくれてる様でした。春も良かったけど、初夏も良い!
フォレストガーデンの管理作業をお手伝いさせていただきましたが、気持ち良く仕事が出来ました。

この日の管理作業は全て手仕事。何種類もの植物が群生する中から、影響力の強い草だけを抜いていきます。機械でまとめて管理するわけでなくとても手間のかかる作業ですが、この手間が有機的で美しい環境を作っているんだなあと実感しました。

あとはプラムの木に防鳥ネットをかけたり、鈴なりのグミやブラックベリーを収穫したり。おやつにいただいたベリーがまた旨かった!

収穫したばかりのブラックベリー

フォレストガーデンは木がありハーブがあり、地表を見ると菌糸がびっしり張っていたりと実に多様性に富んだ場所でした。様々な種類の植物が層を重ね、それぞれの役割を担いあって懐の広い場所をつくっているような気がします。だから人がそこに来ても気持ちが良いのかなと。こんな場所をつくることが今後の目標のひとつです。

とても気持ちの良い空間でお話も楽しく、豊かな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました!

晩ごはんは教えてもらったくるみたれで食べるお蕎麦で舌鼓

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