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島原にしかないものを食す 軽バン車中泊日記_九州一周の旅11日目


旅の醍醐味は、その土地にしかないものを食べること。

食べ物を知ったら、その場所の歴史を知ることができる。


島原では
その土地ならではの2つの食べ物を食べた。


観光ガイドには載ってない
その土地の魅力を見つけられた気がする。


六兵衛は芋を使った麺

最初に食べたのは、六兵衛。


見た目は、うどんやそば。

だけど、これ、小麦粉を使ってない麺なのだ。



昔、飢饉があって食べ物がほとんどなくなった時
六兵衛さんが作った食べ物なのだそう。

作り方は、ちょっと複雑。


芋をふやかして
発酵させて
乾燥させて
粉にして
丸めて
麺にする

※たぶん。

だからこの麺からはふんわり芋の味がする。

麺なんだけど、縮れる感じ。


めちゃくちゃ美味しい!ってよりは

やっぱ飢饉の時は大変だったんだなぁっていうのが伝わる優しい味。


食べ物がない時代って
今の日本ではあまり身近じゃないけど


いろんな知恵や工夫を尽くして
生きるための食べ物を作っていたんだなぁと実感した。


湧き水を使ったかんざらし

次に食べたのはこれ。

美味しそうなデザートだ。


これは「かんざらし」という島原の名物なんだって。


「かんざらし」は漢字で書くと「寒晒し」

寒いところに晒すって書く。


島原は水が豊富で
昔は一家にひとつ湧き水があったのだそう。

だから、お団子を作ったあとに
湧き水の中に入れておけば

ひんやり冷たいデザートになったんだって。


甘ーいシロップとお団子を食べるのが
かんざらしの魅力。

私たちが行った喫茶店では
冷たさをキープするために
砕いた氷が入ってた。

この甘いシロップが絶妙なの。

旅の疲れを癒す、甘い味でした。


島原には今でもいくつか湧き水がある。


普通にお水汲めるし、普段の生活で使う人もいるらしい。

私たちも早速湧き水を汲んでみる。

冷たくて美味しい湧き水。

私たちの旅のお水に活用します!


島原に行ったら
六兵衛とかんざらし、ぜひ食べてみてね。


島原を満喫した私たちは、九州をもう少し北上する。



今日はここまで。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

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