<九段下から東京駅までまちあるき>②国立公文書館を歩く
九段下駅周辺から、少しずつ東京駅方向を向いて歩いています。前回は、九段会館や日本橋川に架かる俎橋などを巡りました。今回は北の丸公園に入り、国立公文書館を目指します。
(前回の投稿はこちら)
■今回探索範囲の地図から。
まずは、今回歩く北の丸公園周辺の地図を見てみましょう。北の丸公園は、江戸城のお濠の中にありますが、皇居のある「宮城」の北側は、近衛歩兵師団が置かれていました。ある意味天皇を守護する最前線がここにあったのです。今では北の丸公園となり、日本武道館、科学技術館などがあります。なお、左側の戦前の地図の宮城は、真っ白に描かれていますが、これはいわゆる「戦時改描」で、軍事上の理由から皇室関係の施設は描かれないような細工がされていました。
■国立公文書館へ
そうして、北の丸公園内にある、国立公文書館に到着しました。ここは、公文書を展示し、無料公開している施設です。今は「衛生のはじまり 明治政府とこれらのたたかい」というテーマの展示がされています。意外と土木屋っぽいテーマですね。
国立公文書館の展示物をしばし眺めました。どれもとても面白いです。ゆっくり見て回ったら半日は過ごせるような場所かもしれません。
こちらは、庶民に健康な生活を啓蒙する漫画。
法律の原典、初めて見ました。花押って、こうやって署名のように使われているのですね。花押について調べていると、「日本花押協会」があると知りました。なかなか面白いです(笑)。
つづいて、常設展示のコーナーへ。まず目につくのは・・、
こんな感じで、この場所には歴史の生き証人とも言うべき文書が多数保管され、いろんな展覧会でそれを国民に紹介する活動を行っています。日本史を少しでも(小学生レベルでも)勉強している人なら、誰でも興味が持てる場所かと思います。
■竹橋駅に向かう
公文書館を後にして、竹橋駅に向かおうとしたら・・・、
こちらは、東京国立近代美術館で開催されていた、大竹伸朗さんの展覧会の展示物です。東京に宇和島が出現したと話題になっていました(笑)。
今回は、ここまで。次回は神保町から日本橋方面に向けて歩きます。
■終わりに
北の丸公園周辺と、国立公文書館を訪れました。公文書館はとても興味深い書物のオンパレードでした。北の丸公園の中は、とても面白い場所だらけでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?