MBAに通いながらバイトで経験を積むという生き方①

ありなんじゃないか?
そう思った。

俺は京大、一橋、慶應、早稲田あたりのMBA(経営管理大学院)を狙っている。
理由は、まぁ学歴を得るのもあるけど、国際的な基準からみても修士を持っていることは、ホワイトカラーの人間として、当然に求められるためだ。

トロントとかダブリンとかソウル大まで行けばまた別として、そういった上位校でもない中堅以下の海外大学院に行くことはしたくないと考える。
そもそも中堅校に行くだけでもかなり苦労するし、また円安という金銭的な問題もある。くわえてDeepLが既にOpenAIの煽りを受けていることから、将来における言語の壁はあっけなく取っ払われる可能性が高い。したがって、国内の名門校を修了していても特段の差がないと考えたのだ。

ついでに言うと、その国で優秀とされている大学の修士号を取ってさえいれば、外部の人間にとっては、じゅうぶんに評価の対象となるはずだ。
国内の人間にとっても、早慶以上であれば大衆に効くだろう。MBAを実学的な目的で取るという性質上、大学名を優先して考えることはアカデミアの人間には軽蔑の対象に映るかもしれないが……これは法科大学院も似たようなものだし、そういう世界もあるということで、とりあえずは結びたい。

話を戻す。上記の言語の壁どうこうとは別に、今修了している人間を「俺個人は」認める。が、将来の若年層が認めるかどうかはわからない。それこそ俺のいる中大の法学部だってそうだろう。
津田塾大学はほんの少し前まで難関校だったらしいが、今や誰もそのように思わない。せいぜいが日本大学とかと同じ扱い。
ウチの大学学部も、きっと「昔は頭良かったかもしれないけど、今はそんなでもない中堅」になる未来が確実に来る。あるいは現在がその過渡期の気もする。

そして入試形式が、総合型への移行の形をとっていることから、学部の大学を評価する流れが変わるかもしれない。これは各大学間のパワーバランスが変わるやも、という意味合いを含む。

そのゆえに、おそらくこの先重視されていくのは「修士」ひいては「博士」だ。

先述のように、国際的にみると、すでに「修士なんてのは持っていて当然」という考えがある。
日本もこの価値観に飲み込まれていくことは想像に難くない。
じっさい、昔は高卒就職も多かったのに、今日では日本人の多くが大卒就職を行い、高卒就職は少数派となっている。これがスライドするだけ、とみるとより共感しうるだろう。

だから俺は修士までは取りたい、と考えた。国際的にまともなホワイトカラーの人間であるために、マスターを得たいと思った。

今の日本では学部卒就職がほとんどを占める。文系というのは、それをより強制される世界だ。
でも修士号は得たい。でもでもキチンとした就職もしたい。
どうすべきか。

俺が導き出した答えは、「MBAに通いながらバイト・インターンをする」というものだった。

つづく。

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