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私が0からNFTを売り出すとしたら?【 #応援NFTアーティスト 】

こんにちは。カロンです。NFTアーティストの皆さんを応援しています。

私自身は2021年5月からOpenseaを含めたNFTの動きを見ていますが、参入される方も増えてこられて何よりだなぁと思っています。とにかくいろんな人と楽しめるといいなと思っています。

その一方で、「なかなか売れない…」というお悩みをツイッターでつぶやかれている方もお見受けします。基本的には私は「まぁNFTってまだまだ新しい市場なのでこれからですよ」と思っています。あなたのやり方云々、ましてやあなたの作品に魅力がないというわけではありません。もっとNFTの市場が拡大すれば、先駆者であるあなたの作品が必ず評価されるときが来ますよ、大丈夫です。

ただその一方で、やっぱり抑えるべき「基本」はあるだろうと思っています。そのあたりをあくまでクリエイターではない、単なるNFT愛好家の私が記載します。もし私が0からNFTを始めるとしたらこういう順番でやるかな、という想像です。あくまで私の意見なので、どうか単なる参考程度にお聞きください。

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私のウォレット→charoncrypto.eth

※文中、イーサのドル換算、円換算価格が出てくる場合、すべて記事執筆時(22/1/23)の概算です。

1,Ethereum/Polygonの違いを理解する。

ここは第一歩として、大事です。OpenseaにはEthereumというネットワークとPolygonというネットワークがあります。(Klaytnというのもあるのですが日本ではあまりに一般的ではないので割愛) その違いはなんとなくでもご理解いただいたほうが良いと思います。

詳細はネットで調べていただくなりしていただきたいのですが、よろしければ私のこちらの記事でも。

【#応援NFTアーティスト】ETHかPolygonか、それが問題だ。

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※前提としてネットには適当な、いい加減な記事も多いです。特にNFTについては「これ嘘だな」と思うものもあります。もちろん、私の記事がすべて正しいとも申し上げません、極力正しいことを書きたいと思っていますが、私も人間ですから勘違いもあります。とにかくいくつかのひとつのネット記事だけを信じるのではなく、いくつかの記事を見てみて比較し、正しい情報とそうでない情報をきちんと見抜くことも重要です。
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私は「全員最初はPolygonで始めるべき!」とは思ってません。最初からEthereumで作品を展開していくのも全然ありだと思います。更に「Ethereumはガス代かかるから駄目だ」とも思ってません、Ethereumとはそういうものです。

とにかく、言っておきたいことは、とにかく、Ethereum作品だと購入するのに手数料がかかります、それはまず理解したほうがいいですよ、いうことです。

例えばこちら。こちらは、Ethereum作品を買おうとしたときの手数料(ガス代と言われます)です。

$170.34と書いてありますよね?約19,366円、これが手数料(ガス代)です。つまりEthereum作品を買うにはこれだけの手数料がかかるんです。これはあなたが受け取ることができる作品の販売代金(つまり売上)とは別です。このガス代は日々、時間によって変動します。買うのに約2万というこの画像のときはちょっと高めですが、それでも安くても5,000円くらいはかかるかな、というのが印象です。

繰り返しになりますが、ガス代がかかるからEthereumではないほうがよい、とは言っておりません。私だって本当に欲しい作品があれば、ガス代が高くても買います、そういう人はたくさんいます。ただこのガス代については理解をしたほうがよいでしょう、と申し上げております。

よく言うのですが、楽しむだけならルールを知らなくても楽しめます。でも、ゲームに勝ちたければルールを知らないと勝てないですよね。

2,価格設定について考える。

これは難しいところですよね。私も正解は持ち合わせていません。「1作目は0.05ETH(約13,000円)以下じゃないと売れるのは難しい」と言う人も居ます。一方で、フォロワー3桁程度の方の第一作が0.3ETH(約83,000円)で売れた、というときもあります。そんなふうに言われると「じゃあいくらならいいのさ!?」と思っちゃいますよね。

あくまで「私だったら」という考えですが、最低と最高くらいで考えてみてはいいのでは?と思ってます。(以降面倒くさいのですべて日本円で話します)

まず、最低というのは「自分の作品が最低でもこれくらいで売れて欲しい」というラインです。あなたが1日かけて描きあげた作品があったとします。それを仮に誰かが「200円で売ってくれ」と言ってきたらいかがでしょうか?「私の1日は200円…??」と思っちゃいませんか?もちろんまだまだ第一作目なのでそんなに高い評価を受けることはないかもしれないとしても、200円じゃあちょっと悲しいですよね。ではいくらだったら「最低」と思えますか?2,000円?5,000円?1万円?そこでまずは最低価格を決めてみてはいかがでしょうか?

一方で「この価格で売れたら最高に嬉しいな」という価格を考えてみたらいかがでしょうか?もちろん高ければ高いほうが嬉しいでしょう。そこで、まずはぐるっと他のNFTアーティストさんを見回してみましょう。

例えば、大変有名なNFTクリエイターである「おにぎりまん」さんという方のコレクションを見てみましょう。この方のツイッターフォロワーは2.5万人です。雑誌などにも取り上げられてます。現時点でのこの方の最新作は0.6ETH(約167,117円)で売れました。

もしあなたがこれから、初めてNFT作品をリリースするとして、仮に16万で売れたらいかがでしょうか?かなり最高ハッピーではありませんか?しかし、「いきなりそこまでは…」と思われるかもしれません。もしそうだとしたらぜひ他の方の作品を見てみて「この方くらいまではなりたいな」とお手本にするといいのではないかなと思います。

この「最低この価格で売れないと嫌だ」という価格と「この価格で売れたら嬉しいなぁ」の間で考えてみたらいかがでしょうか。

一作目はデビュー作なのでまずは買ってもらうこと大事、だから最低価格ラインでいいから出品してみよう。慣れてきたら、「最低価格よりは少し上げてみよう」、「この作品はすっごい力入れたので自分の中での最高価格で勝負してみよう!」と考えてみると考えがまとまりやすいのではないかと思います。

※ここで大事なコト!!

ここ、あくまで私の考えですが、「え、この方のこれだけの作品でも◯ETHでしか売れてないの…じゃあ私の作品なんて◯ETH以下でしか売れないかも…」と思う必要はありません。人によっては「全然高値で売れなくても趣味でやってるからいいやー」という方も「値決め面倒だから毎回◯ETHで出してます。二次流通でロイヤリティ(どこかで調べてください)入ってくればいいや」というお考えの人もいます。どうか、それぞれの方のお考えがたくさんあるということはご理解ください。

更に、最高価格を考えるために他の方の作品を参考にする際も「え?こんな子どもが書いた作品が◯ETH??じゃあ私の作品は◯ETH以上で売れるだろ」という考えもあまり当たらない場合が多いです。そういうのっても「絵」としてどうかではなく、その作品の背景や文脈に寄っていることも多いからです。

3,コミュニケーションを積極的にとる。

よく「NFTはマーケティングが大事」とか「フォロワーが少ないと売れない」とか言う人がいます。もちろんマーケティングができるのであればよいと思いますし、そりゃフォロワーは少ないよりは多いほうがいいにこしたことはありません。

しかし、マーケティングやフォロワー集めに時間を使って結局、作品が作れない、となると意味が無いですよね。そのあたりって、できる範囲で構わないと思います。どうか「私、マーケティングやフォロワー獲得なんて出来ない」と落ち込まないでください。無理ない範囲でやればいいんですから。更に、フォロワー◯人以上だったら確実に売れる、とも断言出来ないので。

ただ、やっぱりいろいろな人のコミュニケーションはとても大事です。それは「自分のファン」とのコミュニケーションだけではありません。最初まだまだファンがいない場合もあるでしょうしね。まずは、とにかくNFTを作っている人、NFTを買っている人とのコミュニケーションということです。できる限りで構いませんので、NFTを販売している人のツイッターや作品をみて、フォローしたりRTしたり、いいねしたりしてみたらいいですよ。出来ればスペースにも上がってお話されてみることを心からオススメします。

私は断言しますが、NFTクリエイターの人たち「良い方」がめちゃくちゃ多いです。これは私が保証します。そういう方たち(NFT作品を発表している方!)と絡んでいって「始めたばかりなんです」と言って「知らねーよ」と冷たくあしらう人は皆無です。みなさん「そうなんですね!私もです!一緒に楽しみましょう!」とおっしゃってくれる方々ばかりです。そのうちにその方々があなたの作品を買ってくれることだってあるかもしれません。そもそも作品がなかなか売れなくてもそういう人たちとツイッターで絡んで遊ぶ、だけでも絶対に楽しいですよ!それだけでもNFTを始めてみた価値はあると私は思います。

コミュニケーションの一環1:「二次創作」

コミュニケーションの例として、「他の方の作品を二次創作してみる」ということも良いと思います。NFTでは「どうぞ私のキャラクターを二次創作してください」とおっしゃってる方がたくさんいらっしゃいます。自分の作品を二次創作されることは皆さん大変喜ばれます。おそらくあなたが二次創作したらその作者さんはあなたのツイッターをフォローするでしょう。場合によってはRTやいいねもしてくれるはずです。そうしていけば、あなたのアカウントが多くの方に届きます。私はこの流れ、とても素晴らしいことだと思っています。

コミュニケーションの一環2:「祭り」

NFTのコミュニティでは不定期に突発的に、俗に「祭り」と言われるものが開催されます。別に参加資格は特になく今日始めたばかりの方でも「どんどん参加して!みんなで楽しもう!」みたいな単なる「遊び」です。たとえばこちらはTOKYOMEGANEGIRLさん(以下、メガネさん)という方が開催されている「メガネ投げ祭り」です。

メガネさんの描いたメガネを自分のキャラクターにつけさせてツイッターに上げる、NFTにする、【だけ】です。意味?あんまりないです笑。単にメガネさんがメガネ好きなだけ、そしてメガネ好きな人がたくさんいるし、メガネさんが何かやるなら一緒に楽しみたい、という人がいるだけです。そうやって、たくさんの人が参加されてます。ぜひツイッターでハッシュタグ「 #お前のめがねは受け取った 」で検索してみてください、皆さんのメガネイラストが見られて楽しいですよ。そして、こういう祭りに参加していっていると結果としていろんな人があなたの作品を見てくれて、結果としてRTいいねされ、フォロワーが増えていくということになります

4,NFT買いますは話半分で聞いておく。

ツイッターでは「#NFT買います」みたいなタグを付けて発信されている方ももいます。こういう方のTweetにリプライして、まったく売れなくて「やっぱり私だめなのかも…」と思われる方もいらっしゃいます。「買います」と言って買う人もいますが、よーく見てると「あれ?この人買ってないよな…」という人も見受けられます。まぁ「いつまでに何作品買う」と宣言していなければ別に嘘じゃないですからね。まぁそういう方のTweetにリプライすることがムダとは言いません。そのリプライを他の方が見られてあなたの作品を好きになるという場合だって無いわけではないですから。とはいえまぁ話半分でいいと思います。

有効な「NFT買います」について1

ただし!!!有効な「NFT買います」タグもあると思っています。そのひとつは、アーティストさん自身が「NFT買います」と言っているパターンです。ご自身もNFTを制作し販売されているアーティストさんが「NFT買います」企画をやっている場合があります。個人的意見ですがこれには全力で乗っかる価値はあると思っています。そもそもアーティストさん自身は、アーティストである皆さんのことを心から応援したいと思っているはずです。ですからフォロー集めだけが目的でこういうことを言っている人はいないはずです。更にウォレットアドレスを公開しているわけですから「買ったか買わないか」が明確ですから。アーティストさんご自身が行う「NFT買います」にはどんどん乗っていってもいいと思います。

有効な「NFT買います」について2

もうひとつ、とても「有効なNFT買います」があります。それは「あなた自身が買ってみる」ということです。もちろん高いものを無理して買う必要はありません。少しの期間でいいですから、安いものを1品でいいですから「買います」と言ってみてはいかがでしょうか。

仮に「今日1日、このTweetにリプライで作品紹介してくださった方の作品を最低一つ購入します。ただしPolygon作品で価格は0.03以下でお願いします」とかでもいいと思います。

「一個だけ?Polygon?0.03(10,000円程度)以下?せこいなぁ」なんて思う人はいないと思いますよ。あなたが勇気出して、しかも買うと言ってくれたのであれば皆さん喜んでリプライすると思います。

これにはたくさんのメリットがあります。ひとつはシンプルに「NFTアーティストへの応援」になります。あなたも含めたみんなのNFT市場なのでそれを応援することは巡り巡ってあなたのためにもなるはずです。もうひとつ、自分が買う立場にたって見てみることで「ああ、こういうふうに言ってくれると欲しくなっちゃうなぁ」とか「ちょっとこういう言い方だとあまり興味を惹かれないなぁ」とかいろいろなことに気づくはずです。それは確実にあなたのこれからのマーケティングに役立つでしょう。

もちろんあなたが本気で買う気があるのであれば「本気で買うからフォローしてください」と言っても問題ないはずです。つまり、フォロワーも増える、ということなりますね。

※「リプ欄開放」「宣伝枠」なんかも話半分で。

私の記憶が確かならば(だいたい間違っている)、始まりはとある有名NFTアーティストさんだったのですが「このツイートにはドンドンご自身の宣伝をリプライしてくれていいです、あとでいいねRTします」みたいなことを始めまれました。この方自体はとても誠実に、後ほどいいねRTをされていて、それは確かに宣伝になりました。数万フォロワーいらっしゃる方だった理数と、その方にRTしてくれただけで数万の目に触れる可能性があるということですから。しかしこれを真似する人の中には「宣伝枠です、リプ欄開放します」だけ言っておいて別にそのリプライにいいねRTをしない(たぶん見ても居ない…)という方もいます。確かに「いいねRTします」とは言ってませんから何も間違ってないでしょう。こういうのもありますので「せっかく宣伝枠で宣伝したのにいいねつかないな…(T_T)」と思う必要はまったくないです。無料で宣伝出来るなんてまぁそんなものですよ。話半分で、手が空いたときにやればいいと思います。

5,NFT投資家、NFTコレクター、NFTインフルエンサーなんかの話も話半分で聞いておく。

そういう方々の話がまったく参考にならないとは言いません。中にはなるほどと思うこともたくさんあります。しかし「その人たちの意見が常に正解」というわけでもありません。例えばツイッターのプロフに「NFT投資家」と書いてあったって、その人達が全員「成功している投資家」とは限りません。仮に「成功している投資家」だったとしてもその人の言っていることが「絶対に正解」とは限りません。

聞いて納得出来たら参考にすればいいでしょう、しかし「ちょっと違うんじゃないかな…」と思ったら他の人の意見を聞いてみるといいと思います。何よりよいのはあなたと同じ立場、つまりアーティスト、クリエイターの方々としっかりとコミュニケーションをとっておき「◯◯さんという投資家の人がこう言っていたんだけどどう思う?」と相談しあえるのがいいんじゃないかなと思います。そういう相談相手が身の回りにいらっしゃらなければ私でよければいつでもご相談ください。

NFTって、新しい市場で、誰も正解がわからないのでついつい人の意見に左右されることも多いと思います。その中で「こうしなきゃいけない」「こうしちゃだめだ」という声って結構強く聞こえてきがちです。あまりそういう強い言葉に左右されないようにされるといいんじゃないかなと思います。

6,とにかく楽しむ!

いろんなところで何度も私が申し上げています。NFTはまだまだ新しい市場です。半年や1年で結果が出る市場ではありません。まぁ早くて2,3年後じゃないかなと思っています。そこまでいろいろなことを試してみればいいと思います。長期に続けるためにはまずは楽しむことが大事だと思います。仲間を作り、時には休み、と。

以上です!NFTという最先端市場に飛び込んでみたあなたはそれだけで偉大です!まずは楽しんで行きましょう~。

【追記】アイコンはやっぱり自分の作品で。

1月25日追記:
先日、新しく参入されたアーティストさんが、自分の作品ではなく、ご自身が買われた、他の方のNFTをアイコンにされてました。もちろんそれはステキなことですし、アイコンにしてくれたアーティストさんは大変喜ばれると思います。

わかります、わかります、、わかるんですが!^^;

やっぱり「アイコン」って一番見られる、良い宣伝の場だと思うんですね。やっぱりご自身の作品をアイコンにして「ああ、このアイコン素敵だな」と思ってもらったほうが、特に初めたばかりの頃は良いと思います。




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