見出し画像

NO.13刑務所の懲罰

刑務所の中で生活をしているとよく問題が発生します。
よくある問題とはストレスが溜まる、不安なことがある、イライラするなど人間関係で発生した原因が多いと思います。
雑居で生活をしていれば朝、目が覚めたら隣に他人がいて、何をするにしても人の目に晒されていて、仲が良い人が居れば少しは軽減されるけど、仲の悪い人がいれば気を張った状態なので精神的に休まる事はありません。 
普段から揉め事で連行(違反行為を職員に見つかり話を聞くため処遇棟につれて行かれる事)される事はよくあるが、平日よりは休みが続く連休は特に多いと思いました。
よくあった不正行為は
·物の貸し借り(私本、私物)
·物のやり取り(私物、食べ物)
·不正使用(私物の使用目的外の使用)
·不正所持(薬、官物支給品)
·口論(言い合い)
·喧嘩(殴り合い、暴行)などがありました。
本の貸し借りは普段から多く、職員も目を付けていたのか、急に舎房に来て今読んでる本、全員こっちに持って来いと本の許可書検査が始まって自分の本でなければその場で連行されます。
食べ物のやり取りも多く、食べ物を賭けて負けてあげている人もいれば、嫌いな物だからあげている人もいます。
その中で1番恥ずかしいと思った人は、将棋で賭けていたAで、自分が余り好きではないおかずを賭けている時はわざと負けて、自分が好きな物の時は必ず勝っという人もいました。
私物の目的外使用例は歯磨き粉でシンクを磨いたり湯呑みを磨く。
シャンプーを石けん代わりに使い掃除したり、タオルを洗うなど他の物品でも指定された使い方以外では不正使用になります。
不正所持は指定された量以上の薬を溜め込んでいたり、官物の日用品がまだあるのに貰って隠しておくのが見つかれば調査になります。
薬や官物品を隠していてなぜ見つかるのかというと、定期的に職員が舎房を検査する総検がありそこで見付けられたり、ピンポイントで狙われて検査される時もあります。
口論や喧嘩もよくあるのが、口論は長く続く事が少ないため職員に見つかる事も少なかったと思います。
喧嘩は殴り合いより一方的な暴行の方が多かったと思います。
今回の受刑中に2回も事件送致となった暴行現場に居合わせましたが以外に事件送致も多かった印象です。事件送致の話は次の機会にしたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?