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一難去ってまた三難くらい。

あそこに見える岩が夫婦岩だヨ。
(いや、違う。)

今日はフラのレッスンだった。
9月にあるフェスティボーに向けて必死なワタシ。
今回、そのために新しく教わっているのが
メタメタのラブソングで、
とにかく自分の恋人が好きで好きで、
好きでたまらないんだヨ、
といった感じの歌詞である。

その、肝心なコイビトやら、まぁ夫やらが
いないワタシは、すばらしく発達した妄想の力を
借りるしかないので、とにかくその力を駆使して
今まで踊っていたんだが。

今日のレッスンで先生がおっしゃるには
「ずー----っとおんなじ笑顔ではなくて」
「雰囲気変えてください」
「目線もちゃんとつけてください」
「一回目は好き全力でもいいですけれど
 二回目はもっとラブリーな感じにして欲しいです」
・・・・・らぶりぃ・・・
らぶ・・リィ??
んんっんぅ。
ドウシヨウ、ラブリィ、ワカラナイ。

っというわけで、その発達した妄想力を駆使して
甘酸っぱくラブリーになれる相手を
モワモワと考えてみたけれど
肝心の「顔」が浮かばない。
それを正直に、みんなに言ってみた。

「ねぇ、妄想はできるけどさ、顔がさ、真っ白なんやけど」
一同、
「あ~・・・・・」

え?「あ~・・・・」て。
え?それは遠回しの「残念!」ってこと??

みんな優しいから
「推しとかは?アイドルとか」って言ってくれたけども。

だったらワタシは「佐藤浩市」しか思い浮かばないし、
なんなら「三國連太郎」まで飛び越してもいい。
そして、そんなお色気ムンムンのオジサマだったら
踊る曲が変わってくる。
なんか違う方面に向かっていると気づいたワタシ。

・・・!
あ、いた。イマドキのアイドルで
「私の幸せな結婚」って映画で「旦那さま」を
やっていた男の子!!ほら、目黒・・・

「あ~、めめね!」ってみんなが言った。
めめ??め・・・め??
再度ポカンとしたワタシ。

若い子ぶって、目黒なんちゃら氏のことを
持ち出してみたが、結果また
「あ~・・・」となってしまった。

「残念」二回目。

そうだ、高校生の時に(すげー昔だなぁ、オイ)
まるで漫画の世界から抜け出てきたような
あの子のことを思い出すとしよう。
あの、甘酸っぱい片思いの・・・
あ、片思いじゃダメよ。しかもこっぴどくフラれてるから
思い出したら号泣するしか選択肢がなくなってしまう。

え~、どうしよう。

とりあえず、運動後のジョア(ストロベリー味)でも飲んで
女子力とラブリーさを手に入れてみようかしら。
ストロベリーって響きだけでラブリーよね。うふ。
(多分ここで「残念」三回目ですわ)


ふぅ。ラブリーはどこで売ってますか?


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