見出し画像

雨庭(レインガーデン)

 日経記事で初めて知りましたが、あふれる雨水を直接放流することなく、一時的に溜めることで地中にゆっくり浸透させる構造を持った植栽空間をそう呼ぶとのこと。

 アスファルトにおおわれた空間では水はほとんど地面にしみこむことなく排水されるが、「州浜」と呼ばれる砂利などを敷き詰めた領域を設けて、一時的に水を貯留出来るようにし、そこに植栽等して四季を感じられるようにする。国土交通省のHPで推奨しているし、京都市等でも整備が進んでいるという。

 水の貯留以外にも地下水の涵養・ヒートアイランドの緩和・水質浄化等の効果があり、1990年にアメリカのメリーランド州で生み出されたもので、徐々に広がっているとのこと。

 昨今の大雨による都市部での想定外の水害が増えているが、一見自然に戻すような対策が効果があるとは。考えた方の発想力に驚きです。

 だがせっかく舗装にしたのに砂利や土に戻して緑化するとはちょっと皮肉ですが。



いいなと思ったら応援しよう!