見出し画像

2歳息子の「ジャンプ」を考えて見た。

息子のジャンプが可愛い。

全身をかがめた後、空中に飛び出そうとして全身を伸ばす。かかとは地面から離れ、つま先も離れようとする。が、これが離れない。全く離れない。

本人は空中に飛び出したつもりだけど背伸びをした状態で止まってしまう。ピタッ。

本気でやっているだけに可愛い。



2歳息子は大真面目だ。

どうやったら宙に浮き、正真正銘のジャンプができるのか?意外と難しい。

そこで考えてみた。息子には全身の運動機能強化が必要だけど、そのなかでどこが最も重要か?

その重要な部分を鍛えるにはどういった遊びを一緒に行えばいいか?

これを僕も大真面目に考えてみた。



ジャンプという運動は両脚を曲げて、曲げた脚を伸ばす時の力で地面を強く蹴り、全身が空中に持ち上がる。

例えるなら両脚がバネのような役割を果たしている。両脚の力が重要なのは明らかだ。脚の力が強ければより高くジャンプてきると容易に想像がつく。

息子も脚の力が強くなれば綺麗にジャンプできるだろう。



しかし脚の力を鍛えることだけが息子にとって大事だろうかとも思う。

実は息子は1歳から1歳10ヶ月頃まで歩かずにハイハイをしていた。歩き始めるのが遅かった。

なぜ長い間ハイハイをしていたかと言うと元々息子は体幹の力が弱く時間をかけて体幹を鍛えていたと考えている。 

ここでジャンプの文献を調べていたら面白い論文二つと出会った。

 一つは『股関節屈曲・伸展筋力とジャンプ能力テストの関係性の検討』。

ジャンプには大腰筋という背骨と 太ももの骨につく筋肉が大切と書かれている。 この筋肉は主に股関節を曲げる働きがあるけれど背骨に付着することからも体幹の動きにとっても重要な役割を果たしている。

画像2

次に『素早い垂直跳びでの体幹及び下肢の筋活動のタイミング』。

これにはジャンプの全身反応時間と内腹斜筋というお腹にある筋肉の関係が強いと書かれている。

画像2

お腹は体幹の一部でこの筋肉も体幹にとって重要である。この二つの論文を読んで「意外とジャンプには体幹が大切かもしれない」と気づいた。



そんな折ふと息子が走る姿を見た。

以前は早歩きのような走り方だったけれど、今は両足が地面から離れきちんと走れている。

以前は腰を反って肘を高く上げて走っていたが、最近は腰の反りが減り、腕が自然と振れている。 これは体幹が強くなっている証だ。

何が言いたいのかと言うと、「走れる」ようになったのは体幹が強くなったことの影響が考えられる。

そう考えると同じ両足を地面から離す運動であるジャンプも、もしかすると体幹が強くなると変化していくかもしれない。 



ここはひとつ体幹を鍛えることでジャンプの成長を目指そうと思う。

ではどうやって遊びの中で体幹を鍛えるのかが難しいわけだが(絶賛イヤイヤ期)、ここ数日息子はしゃちほこのようなポーズをとる。

画像3

これは結構体幹にも有効なトレーニングなので、この「しゃちほこのポーズ」や「手押し車」のような遊びを一緒にやってみようと思う。あくまで一緒に遊ぶスタンスで。

画像4



やることは決まった。ただよくよく考えてみると。シャチホコのポーズを取ったり、13 kg ある息子の足を持ち上げたりするのは僕の体にも多少キツイ。つまり僕も体幹を鍛えろと息子から言われているようだ。父も頑張るよ。


※最近息子は3歳になりました。ハッピーバースデー‼

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?