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夜、灯す プレイ、クリア後感想

以下、『夜、灯す』の感想です。

少女同士の友情以上の感情、所謂百合、ホラー要素を含みますので、苦手な方はご注意下さい。


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書くか悩んだのですが、折角なので。

初めに言いますと、私は百合とオカルトとホラーが物凄く好きです。

そんな私がTwitterで見つけたのがこのゲームの宣伝でした。

好きなものが2つ融合している…こんな素晴らしい事はない!

私は仕事帰り、電気屋に駆け込んで購入しました。

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絵柄も好みでした。

ストーリーの導入はこちら

女子校、良いですね。

もっと突っ込んだ内容は以下になります。

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その昔、姉妹制度、と言う所謂シス的な絆を結んだ少女2人が心中、その片割れの亡霊が旧校舎を彷徨う…と言う、結構よくある怪談。

その話を聞いてから、主人公のの周りで異変が起き始めます。

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ピンクのパーカーを着た子が、主人公の鈴ちゃんです。可愛い。

こちらの画像の子達は、鈴ちゃんを含め皆『箏曲部』、つまり琴を弾く部活に所属しています。

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その中でも、鈴ちゃんの才能は抜きん出ており、次期部長として、また秋のコンクールへ向けて、日々頑張っています。

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しかし怪談を聞いた後から、鈴ちゃんは不思議な夢を見るようになります。

誰かの記憶を辿るような夢。長い黒髪が美しい「お姉様」と言う人物が、その誰かと擬似姉妹である事を物語り、2人が互いに特別な関係である事が示唆されます。

勿論、鈴ちゃんは「お姉様」にも、誰かにも心当たりがないため、変な夢…として処理していたのですが…

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ある日、その「お姉様」そっくりな少女、有華と出会います。

そして有華ちゃんが、鈴ちゃんをはじめとする、部員メンバーと関わり、そこに怪奇現象も発生し、全てが動き始める…みたいな流れです。


プレイした後の、率直な感想としては

これはホラー百合と言うより部活青春物


です。

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私はてっきり『姉妹制度を巡った百合が展開されるんだろうなぁ』と思っていたのですが、違いました。百合ゲーと謳うからには、凄く百合と言う唯一無二の関係性が描写されるんだろうなぁ…と思っていたのですが…。

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彼女達は、時にはぶつかり、時には内面を曝け出し、時には理解し合い、寄り添う。主に部活動と怪奇現象を通して、皆成長していきます。

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それが百合か、と聞かれると、滅茶苦茶難しい問題になってしまうんですよね。百合と言うのは(ここでは詳しい言及は控えますが)定義がかなり難しいものなので…。

ただ、百合好きの自分が感じたのは、そこまで百合じゃないなぁ、と言うことです。

また、ホラーとしても手温い感じが否めません。怪異への対処法が早期に分かってしまっているので、恐怖や緊迫感が無いんですよね…。

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雰囲気は抜群に良かったです。絵もとても綺麗で、一枚絵はどれも素晴らしいものでした。

ボリュームは少なく感じます。キチンと部員それぞれの悩みや関係性等は解決されるのですが、ちょっと駆け足気味。怪異への最終的な解決方法もイマイチだなぁと思います。


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過去に起こった心中事件に関しては、文句無しに百合なんですけどね…こっちを求めていたんですよね私は…。

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ですが、鈴ちゃん達の話を『青春部活物』と割り切ってしまえば、とても面白いシナリオでした。

それ故に、ボリューム不足が惜しいところです。もっと彼女達の見せる関係性と、あの世界観を味わいたかった、と言うのが本音です。

DLCで良いので、追加シナリオが欲しい所ですね…。


以上、『夜、灯す』の感想でした。

最後に私の一番の推しキャラを紹介して終わりとします。

素晴らしいキャラクターでした。彼女と鈴ちゃんの話では、思わずホロリと来ました。


ではまた!



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