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元メンヘラの考える理解のある彼くんとエヴァの話。

こんにちは。

なんか急にジャンルが変わったようなタイトルですが、CHARAです。
つい先日「心のサポーター」を受講したのにこんなタイトルを考えたのは
何を隠そう私は元々精神疾患を抱えていた人間だからです。

メンタルヘルスについてのことも色々書いていきたいと考えてはいるのですが、
実用的なことというよりはちょっと脱線したメンタルヘルスの覚え書きというか自分語り。

一応初めに注意書き。
※私の解釈がかなり含まれているため、エヴァに関して解釈違いの可能性があります。
※ネタバレ的な要素もあるかもしれません。いや早く映画見て。笑
※理解のある彼くんの話題が苦手な方は読んでも面白くないかもです。
※わりと自分語りが多いです。たぶん旦那との惚気が含まれます。


私とエヴァについて&ふと思ったこと

2021年に旦那にシンエヴァンゲリオンの映画を見に行こうと誘われ
1ミリも知らない状態からシンエヴァの序破Qを一気に一日で視聴し、
(しかも何故か私が謎の高熱(NOTコロナNOTインフルだった)が出ている中でDVD借りてきて家で視聴)
その後映画館に視聴しに行ったのですが、
エヴァにおけるシンジくんは精神疾患を抱える人に見えて
その周りのヒロインたちが「理解のあるヒロイン選手権」をしているようにも見えた(いやもっと深い意味もあるだろうけど)ので
映画視聴から数年経ってからではあるが書き留めてみる。
検索してみたら同じようなこと考えてる人も結構いるようなのだが、
自分なりの考えをまとめてみる。

やれメンヘラ女子の手記となると「理解のある彼くん」が多く出てくるので、
CHARA、お前もかっていう話にはなるのだが。
自分は家族が見放さないでいてくれたのも大きいけど、
今の旦那と出会ってわりとプラスに思考が振れているので、
例外ではないと思うわけです。

そんな自分は映画を見たあとに
シンジくんにとって、「理解のあるヒロインちゃん」は誰だったのかとふと考えてしまうわけです。
まぁ実際にはそんな可愛い子たちに好かれることないのでは…となるのですが、
あくまでアニメの話なので。

私の思う各ヒロインとの関係

アスカ

アスカは多分一番好きだけど病んでいる状態の人にとっては
反発したりしてしまって一緒にいられないタイプだと思う。
いうなれば自分にとっては元旦那。その人なりの正義があるし魅力的だが、
一度病んでしまった自分の心ではどうしても同じ気持ちにはなれない。

まぁ~でもかつての自分は元旦那が先に病んで(双極性障害)、自分が理解のある彼女(嫁)ちゃんになろうとしたのだが、
躁状態の元旦那が高い車買うわ夜中出かけるやなんや&発症してからモラハラが強くなってきて結局自分の精神が追い付かなくなって自分が病む(統合失調症)ことになるので、そこまでではないな。

元気な時に一緒にいるのは一番楽しいんだろうなと思う。
現旦那はアスカ推しだし。笑

レイ

レイが一番「理解のある彼くん」ポジションではあると思うんだよね。
よくある理解のある彼くんとして出てくるのはこのタイプだと思う。
でもなんか結局こっちが振り回してしまう。

自分の人生で考えると元彼ですね。めちゃくちゃ優しいしわりと全肯定してくれるんだけど、共依存に近い関係。
相手の自己犠牲が強め。
結局は共依存なので、病んでいる方が主導になり、
支えようとしている人間はどこかで爆発してしまう。

肯定してくれるので一緒にいて心地は良いし、
ある程度までメンタルを回復させてくれる(自己肯定感的な意味で)のだが、
あくまでマイナスが0に近くなるだけで、
この人がいなくなるとすぐにマイナスに戻ってしまうので、
根本的に一緒にいてもメンタルヘルスのリカバリーはできない(対処療法的)気がする。

マリ

シンから出てきた謎の女マリ。
庵野監督にとっての奥様だという声もそういえばあったような。

自分に置き換えてみるとこれが今の旦那のポジションかなと思う。
自分からみると良くも悪くも距離感がある。

あなたの問題はあなたの問題であり、
私の問題ではないが、あなたが良い方向にいけるように
見守るしたまに手を引くよっていう関係。

これもある意味「理解のある彼くん」ではあるのだけど、
結局一度病んだ人間が通常に近い状態に立ち返るには、
0からプラスに持っていかないといけないので、
それができるのは適度に距離感が保てる人間であるのかなということを思った。

結局何が言いたいのかというと

今までの恋愛遍歴の話がしたいわけじゃないです!
(むしろ初彼氏と上に出てきた3人で私の恋愛遍歴おわる)

まぁシンジくんのようにそんな周りに恵まれるかっていうと
実際はそうでもないのがほとんどだと思うのです。(性別関係なく)
じゃあどうしたらええねんって話になるんだけど
「恋愛」的な人とのかかわりというよりは
適度に距離感を保てる人との「場所」としての人とのかかわりが必要で、
それは例えば「支援センター」や「居場所」に行くとか、
ピアサポート(同様の疾患を抱える人同士で相談に乗る)とか、
とりあえず同じ曜日に顔を出す場所を作ったりだとか、
自分がいてもいいよ、という空間と関係性が必要なのだろうなと思います。

なので、社労士としてかかわれることがあればメンタルヘルスに不調を抱える人の居場所づくりに協力できるような仕事もしていけたらいいなと思ったりするわけです。


そういえばスピッツの曲で「僕の天使マリ」って歌があったような。
軽快なのに歌詞は絶妙に重たい気がする不思議な曲。
スピッツのファンの旦那に最近、
「こんなたまにメンヘラになる人間が嫁でいいのか」って聞いたら
「この歳で選り好みできへんのよ」って言ってた。正直だな。

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