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【たわごと#266】デジタル庁にとっても期待したい

ついに昨日、菅総理大臣が誕生して新しい内閣が発足した。色々と方針を打ち出しているけども、デジタル庁の新設っていうのがちょっと楽しみだ。一応システム開発の仕事をしている身として、日本のテクノロジーの活用はちょっとヤバいなと思っているので、国にも本腰を入れて対応して欲しいという思いだ。

つい最近、国民全員に10万円を配るという時に、申請書を手作業で確認するという謎の運用が行われていた。これは誰が悪いというわけでは無く、そもそも日本のルールがシステムを意識していないところから来ていると思う。そもそもシステム化に対して日本人は厳しい。自分たちが楽するために金を使ってシステムを導入するなど怠慢だ、なんて意識の人はまだまだたくさんいる。だから民間でもシステム部は権力が弱かったり、予算を貰えなかったりする会社があったりする。国だって予算をつけるのが大変だろう。

そういう意味では、まずはIT教育を充実させる方が重要かもしれない。最近はプログラム教育に力を入れてるみたいだけど、リテラシーやセキュリティーの方が急務だと思う。テレビを見ていて伝えるべきテレビのアナウンサーやIT専門家まで、あまりに的外れなコメントを言っていて頭がクラクラする事がある。世の中にもスマホが使えるからと言って、デジタルに強いと勘違いしている人も沢山いる。とりあえずITの現場で長年務めてきた人を集めて、IT教育のあり方をちゃんと考えて欲しい。

そしてそんな状況の日本で、例え真っ当な計画が立てられてもちゃんと遂行できるか心配になる。IT基盤の構築は、とにかく人と金と時間がかかる一方で、日々刻々と目に見えてサービスが変わるようなものでは無いし、継続的に維持保守費用がすごくかかる。もちろん国民の為になるものなのだけれども、果たして理解して貰えるか。そもそも国会議員自体が世間よりも知識が少なく感じるのに、そんな決断を下せるのか。

個人的には台湾のIT担当大臣であるオードリー・タン氏のような、若くて最前線で活躍している人を大金を叩いてでも入閣させて欲しい。でも今それをやったら、ホリエモンとか孫正義なんかに声を掛けそうで怖い。彼らはエンジニアと言うよりビジネスマンだ。今、中枢に足りないのは技術知識なので、とにかく技術にとことん詳しい人を抜擢して頂けるのを期待したい。

#たわごと #日記 #デジタル庁 #システム改革 #菅内閣

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