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【映画の感想#45】青くて痛くて脆い

原作も知らないぐらいだったので、あまり見に行くつもりは無かったんだけど、杉咲花と吉沢亮の主演というのを知って興味を持った。原作が「君の膵臓をたべたい」を書いた人なので、恋愛青春ものとかなら辞めようと思ったけど、宣伝を見てサスペンスやミステリーっぽい感じだったので見てみた。(ちなみにキミスイはどうにも苦手な感じがしてて、まだ見れていない。)

大学生になって仲間が出来ずに一人ぼっちで過ごしていた田端楓(吉沢亮)と秋好寿乃(杉咲花)。2人はとあるきっかけで知り合い、秘密結社モアイというサークルを立ち上げる。世界を変えるなんていう理想論を語りつつ、ボランティアや慈善事業を行い、仲間も増え、楽しく過ごしていた。しかし数年経ち、サークルは意識高い系の人が集う就職活動のためのものと化し、楓はサークルで居場所をなくしてしまう。楓は居心地の良かったかつてのサークルを取り戻すために復習を企てる。

良くも悪くも意外性のある映画で面白かったけど、評価が結構割れそうな感じの内容だった。私もサプライズ的な流れに面白さは感じたものの、本当に面白いストーリーなのか悩むところもある。見方によっては厨二病をこじらせただけの話にも見えるし、このサプライズ感がなかったらどうなんだろうという気分もする。まあそれはともかく、この不思議な世界観は吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香といった最近の実力派俳優の演技力あってこそだなと思う。

とりあえずサプライズ的な展開になるので、原作を読まずに見に行ったのは大正解だったと思う。まだ原作を読んでない人は、ぜひ読まないままで映画館に足を運んでいただきたいし、読んだ人はどんな感想を持ったのか知りたい。本当に不思議な感覚になる不思議な作品だった。

#映画 #感想 #青くて痛くて脆い #住野よる #吉沢亮 #杉咲花 #岡山天音 #松本穂香

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