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観測史上初の約70億トンの雨が降った日

まだまだ暑い日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今年の夏も例年同様にゲリラ豪雨が発生して、外出時に大雨に襲われた方もたくさんいるかと思います。

数年前はゲリラ豪雨は地球温暖化の影響だと騒がれたりしていましたが、何年も続くとあまり騒がれなくもなり、その状況に慣れてしまうなとも感じています。

先日8月14日、グリーンランドの山頂部で、観測史上初となる降雨が記録されたニュースが流れました。

ここは本来、雨が液体のまま降るには寒すぎる場所ですが、アメリカ国立雪氷データセンター(NSIDC)によると、数時間にわたり約70億トンの雨が降り続いたとのことです。

■ 1日の氷の融解量が例年の7倍に

地元から近く、よく遊びに出かけていた”熱海”に起きた土砂災害から、雨の恐ろしさを感じていたばかりでした。

日本からは遠い国ではありますが、氷が溶けて海に流れ出すことで日本にも多大な影響が生まれてしまいます。

グリーンランドでは、7月下旬にも氷床の約3分の2が融解したと報告されていましたが、8月中旬という遅い時期に、この規模の融解が起きたのは史上初とのことです。

NSIDC(アメリカ国立雪氷データセンター)の研究者は声明で、「標高3216メートルに達するこの場所で降雨があったという報告は過去にない。1日で失われた氷の量は、例年の7倍に相当する」と指摘。

今起こっていることは、ここ10年や20年の温暖化のパターンではなく、明らかに前例のない事態とのことで、僕たち地球大気に対してなにか行動を改めないとこの状況はさらに悪化してしまうと感じます。

■ 2100年までに日本の人口の約30%が住む場所を失うリスク

地球温暖化により海面が上昇したら、日本の人口の約30%が住む場所を失う可能性があるとも言われています。

NASAが観測しているデータには、降雨・降雪、大気中の二酸化炭素濃度、気温、海水温、土壌の水分量、海面水位などがあります。NASAが過去25年間に取得した人工衛星データを分析した結果、地球の海面は年々上昇しており、海面上昇速度も速くなってきていることが判明したそうです。

NASAの観測からは、1990年代には海面は毎年2.5mmほど上昇していたが、今では毎年3.4mm上昇しており、上昇スピードが加速していることがわかっているそうです

そして、その上昇速度は、世界の気温が上がれば上がるほどますます加速していると予測されています。海面上昇により、東京の東側や湾岸地域は冠水してしまうという論文もあるとのことです。

■ 僕たちにできることはなにがあるのか

年々加速していると言われる地球温暖化を個人レベルでできることはなにか気になってきます。

東京都環境局のHPには以下のことが記載されています。

・エアコンの設定温度は、夏は28℃、冬は20℃に。
・使わない電化製品は、主電源を切り、コンセントからプラグを抜いておく。
・誰もいない部屋の電気は消しましょう。
・テレビのつけっぱなしはやめましょう。

まだまだできることはありますね。世界的にSDGsが謳われていますが、その各項目について勉強してみてNoteにまとめるのも面白そうです。

企業レベルの取り組み、個人の取り組み、全てが力を合わせて、住みやすい地球で持続可能な生活を送れることを僕は望みます。

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