見出し画像

ゾエゾンのレビュー『アグルーカの行方』

画像1

画像2

アグルーカとは,北極に住むイヌイットのことばで「大股で歩く男」を意味する。背が高く,決断力のある性格の人物につけれた。かつて北極に挑んだ探検家の何人かが,この名で呼ばれた。
 1845年,イギリスの探検家フランクリンは,129人の隊員と2隻の軍艦で,北極に挑んだ。しかし,その探検の詳しい内容はよく分かっていない。なぜなら,フランクリン隊129人は,極北カナダの凍てつく荒野で全滅したからである。
 なぜ,彼らは全滅しなければならなかったのだろうか。彼らはどこを目指し,何を思って死んだのか。そこには,どのような風景が広がっていたのだろうか。フランクリン隊の痕跡をたどる1600キロの探検がスタートする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?