見出し画像

【考えごと】株式会社ミミクリデザインCEO安斎勇樹さんWEBセミナー「問いを持っているか」

会社のプロジェクトの一環で、「問いを持っているか」というテーマで開催された株式会社ミミクリデザインCEOの安斎勇樹さんのWEBセミナーに参加。

安斎さんは数々の著書も出版されており、ワークショップやファシリテーション方法論についての研究者であり、ウェブメディア「CULTIBASE」の編集長も務める方。

いまいち論議が盛り上がらなかったり、良いアイデアが出なかったりする時ってあるよね。

営業にいた頃は数字詰められるミーティングだったけど、新しい部署に来て明らかにミーティングが増えたし、「論議する」「シナリオを作る」ことが増えた。コロナ禍でほぼZOOMでの論議っていう場面が増えたこともあってか、やっぱり「なんか盛り上がんねーなー」って時や「この時間意味あるのか…?」みたいなこともちらほらあって、恥ずかしながら社会人になって初めてくらいの感覚で「いい論議ってむず…」って感じる機会がよくある。

「問いをデザインする」とは何か

安斎さんによると、いまいちな論議をしてしまう多くの会社やチーム、特に大企業には2つの病があると。それは「認識の固定化の病」そして「関係性の固定化の病」という。

難しい言葉にされてますがつまりは、固定観念を通して問題を見ていませんか?っていうメッセージ。

例えば「新しいスマホとは?」という問いがあった時、「スマホは通信機能があり、一人一台持っていて、持ち運べて、定期的に買い替えるもの」というような要素が、固定観念としてフィルターがかかっている可能性がある。

それを取っ払ったときに、「通信機能がなくて、育てるように長期的に使え、重くて固定されているスマホとは?」という新しい観点が出てくる。これが「問いをデザインする」ことという。

このように「問いをデザインする」ことによって新しい発想が生まれ可能性が広がる。

自らも組織も常に変わり続けていかなければならない時代に、固定観念を壊し新しい発想で考え価値を生み出していくためのヒントが「問いをデザインすること」なのだ。

思ったこと

なんだか言われてみればそうだよなというか、そりゃそうだということなんだよなっていう正直な感想。実際これが自分の組織(チーム・会社)でできているかというとどうだろう。むしろ演劇をしていた時はこんなこと自然としていたのでは…
今所属している会社は特に脈々と続いている伝統・風習があるし、立場や役職もきっとフィルターとして存在しているだろう。多分ほかの業界と比べたら特に。
今自分がやっている仕事も、もっと深く新しい視点で組み立てていきたいと思っているものの、時間ねぇなぁと浅いまま流しているものが正直あるよね…

ただ自分が、組織が何にとらわれているか?どんな固定観念が存在しているのか?を考えるのって難しいなあと思って。
それはおそらく普段から業界の中にいるからであろうし、アンテナが低いからであろうし。もっと外から自分の組織を見る必要がありそうだ。入社して4年で染まってしまったものだなあ。

幸いなことにもうちの会社には雰囲気、意識、希望としてそういうものを壊していこうよという気分が広がってきている感覚もあるし、優秀な方も面白い方もたくさんいる。

そういえば「今日はいい論議だった!」っていうミーティングを振り返ってみると、どこかのタイミングで「問いがデザインされてい」たのかもしれない。

今後は意識的に、積極的に問いデザインすることでもっともっと新しい風を生み出していきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?