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【リトアニア人最高位】自国の平均身長よりも6cm低くても世界で活躍するリトアニアの雄!?リカルダス・ベラキンスのヒストリー#33

皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。
 この記事ではテニス選手個人にフォーカスを当てて選手のヒストリーやエピソードについてご紹介していきたいと思います。
 「リッカ」の愛称で呼ばれている、リトアニア人のリカルダス・ベラキンス選手についてご紹介です。この記事では、「身長が低いとプロ選手として活躍ができない?」という仮説と疑問に対して、「身長が低くても世界で戦っている選手がいる!?」を皆さんと検証します。
 175cmのリッカ(リトアニア人男性の平均身長は181.3cm)が今までどのようキャリアを歩んできたのか、どのようなサポートを受けて成長をしてきたのか振り返ってご紹介していきたいと思います。(2021.08.06現在、2022.08.16 ランキング・年表等更新)

※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

リカルダス・ベラキンス
オーストラリアのレジェンド、L.ヒューイットのような、粘り強いグランドストロークが持ち味。バックハンドのジャックナイフが特徴。スピアフィッシングが好き。

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「2歳でテニスを始め、9歳でアカデミーへ」

リッカ5

2007年Jr GS・Uで優勝の姿


 1990年6月21日リトアニアのヴィリュニスで産まれました。6歳年上の姉がテニスを行っていたことで、リッカは2歳からテニスを開始しました。9歳の頃からシャウレイテニススクール(ビリニュスから200km程度)でコーチを行う、R.バルジェガスの指導を受けました。

「ジュニア世界1位とツアーデビュー」

リッカ7

ジャックナイフからの猛撃の展開が素晴らしい


 2005年3月14.8歳でリトアニアのジュニアの国際大会で国際大会デビューしました。ジュニアの国際大会は100勝35敗(勝率74%)、ジュニアのGS・Uのタイトルを含む、9タイトルを獲得しました。ジュニア時代と並行しながら15.10歳でスペインのフューチャーズでシニアの大会にデビュー、2007年16.8歳でフューチャーズの優勝、17.7歳チャンレジャー、17.8歳ポーランドのワルシャワ250でツアーデビューと18歳までに、シニアの大会でも着実に大会レベルを上げました。

 
「リトアニア人最高位!」

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デビスカップでのリトアニアチーム
(リッカ右から2番目はチームでも少し身長が低い)


 2010年は飛躍し、5月19.11歳でノッティンガムCでチャレンジャー初優勝、6月20歳で予選を勝ち抜き(予選2回戦はD.エバンス[325])GS初出場をGS・Wで掴み2回戦進出、バンクーバーCで決勝進出、8月GS・Uも予選を勝ち抜き2回戦進出、シーズン最終戦のヘルシンキCでG.ディミトロフ[112]らを破って優勝し、ランキング100を切り87位でシーズンを終えました。

 キャリアハイの50位を達成したのは、2016年でした。2月メンフィス250でSFに入り3月末からの4連続のアジアでのチャレンジャーで好成績を上げました。ラーナナ決勝進出、光洲と南京で優勝、台北SFと4つのチャレンジャーでの活躍により、2016年5月23日にキャリアハイ50位を25.11歳で達成しました。

 2017年は初の怪我で4ヶ月の離脱を経験した影響で、ランキングを下げ再びTOP100に戻ってきたのは、2018年4月で27.9歳でした。2019年3月から31歳の現在まで100位以内をキープし世界で活躍しています。
 


 2歳からテニスに触れ、9歳で世界で活躍するために拠点を変更し、ジュニアで世界1位を獲得しました。その一方で残念ながらリッカの後続は、まだ育っていません。テニスを始めるきっかけとなった姉はITF(国際テニス連盟)公認のテニスコーチとして活動しています。今後も兄弟でリヒトニアのテニスの振興を引っ張る存在として、リヒトニアの雄であるリッカの活躍を期待しています。今後、リトアニア人として初のツアータイトル獲得を楽しみにしています。


記録
✴︎2007年 世界ジュニアランキング1位(2007年8月~12月の5大会でGS・Uタイトルを含む24勝1敗4タイトル)
✴︎チャレンジャー通算194勝100敗を達成(決勝成績は13勝9敗)、チャレンジャーでの対戦相手でTOP10になった選手への勝利は、K.アンダーソン、D.ディミトロフ、D.ゴファン、K.ハチャノフ、L.プイユA.ルブレフ
✴︎2016年光州と南京チャレンジャー優勝後に50位達成
✴︎2度のツアー決勝進出、2012年ロスアンゼルス250(141位で予選からの進出)、2017年モスクワ250(169位の出場からの進出)


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 今後もこのような記事をあげていきますので、もしよかったよ〜という方は是非note内の「スキ」や「記事の保存」をお願いします。
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PS.9歳までのテニスの活動内容と9歳から国際大会までのリヒトニアでのテニスの活動内容を伺いたいです。


〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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