和歌山出張1日目
世の中は三連休、そんな中まさかの仕事、出張。これとて予定はなかったのでまあ良しとしながら、やっぱり休みの日に働くのは少しだけ腰が重い。でも仕方ないこれが仕事なのだ。その分平日に休めるのもプラスに捉えよう。
朝イチで都内の本社に出社。あえて行く必要はないのだけれど、平日にできない備品の入ったキャビネットの整理整頓を行う。流石に休みの日ということもあって街のご飯屋さんが見事にやっていないからランチに困る。という訳で特に拘らずデイリーヤマザキでハンバーガーを。
新橋から羽田空港までは普段乗らない浅草線に乗る予定だったのが車両故障で大門でしか乗れず。結局乗り慣れたモノレールで羽田まで行くことに。でもモノレールからの景色好きだから結果オーライ。
今回の出張は新幹線ではなく飛行機で関空まで飛び、在来線で和歌山に入る。いつも通り新大阪まで新幹線という選択肢ももちろん考えたのだけれど、コスト的にそんなに変わらなかったのと何より移動時間がほぼ半分で済む飛行機を選ぶことに。基本乗り物はなんでも好きだけど飛行機は格別に好きだ。楽しみである。
関空着。関空の良いところは出発ロビーと到着ロビーが同じだから羽田みたいに到着したらすぐ出口へ、みたいなことがなく出発前の飲食店が楽しめる。ただ今回は足早に和歌山へ行かなければならないのでスルー。
日根野駅で乗り換え。しかし時間が近づいても電車が来ない…これは嫌な予感…と思ってホームぎりぎりまででて遥か遠くを見つめたら和歌山行きが来ているではないか。これあるあるパターン。ホームが長くて電車が短い時、極端に端っこで待つと見過ごすやつ。都内で普段10両以上の電車に乗っていると地方でやられるパターン。ダッシュしてなんとか間に合った。
和歌山着。雨が相当降ってきた。ネットニュースで能登の方で被害が出ていると知る。実感はないけど今回の雨は結構凄いみたい。駅から歩いても良かったけど、バスでホテルまで。
ホテルにチェックインし、メール確認などなど仕事を片付けて退勤。これから街へと出るが、出張のお決まりの風呂→飯、ではなく今回はあまりにお腹が空いたので先にご飯を。
本当に申し訳ないのだけれど和歌山ってみかんと梅くらいしか出てこない。と思って和歌山市のホームページをみたらラーメン推し。調べたお店で割と新目の豚骨ラーメンのお店へ。沁みる、沁みるんだよ君…柔らかくクセのない優しい豚骨が沁みる。この後飲む予定だから1.5玉にしたけどペロリと食べてしまった。というわけで〆のご飯を足して雑炊チックに。トータルで¥1,040円。悪くはない。
そして人生初の和歌山、せっかくなので地酒を楽しみたいと思い調べたら面白そうな店が出てきた。
サケリゾートセントラル。曰く、時間制でリーズナブルに良質の日本酒を自由に飲めるという。行かない訳がない。そしてその末路が以下の通り。
日本酒好きの皆さん発狂してください。これだけ飲んで¥2,500です。もう一度言います、¥2,500です。2時間で。ありえなくない?もし和歌山に来る予定かある人がいたらおすすめしたいと言うか、酒が飲みたいなら和歌山に来てこの店に行って欲しい。その価値がありすぎて困る。本当に幸せでした。ありがとうございました。
そして銭湯へ。
お酒の自販機はさておき、今回は「幸福湯」へ。しこたま飲んだけれど酒量1に対して2の水を飲んでいたこと、またお店から銭湯まで少し散歩したことで酔いはほとんどない。泥酔状態の入浴は危険、故に飲んだ後の銭湯は必ず気を使うし無理はしない。それが一番。
銭湯自体は、県庁所在地の市内とはいえやはりローカル感があって良い。入湯料¥490。普通の湯、ぬるま湯、水風呂、ジェットバス、高温サウナもあり満足度高。
そして浴槽内のまあ刺青勢の多いこと。素晴らしい、風情がある。身体のありとあらゆる箇所に様々な紋章を打ち込まれている兄ちゃん達。それでも皆裸になれば皆同じ人間なのだ。
ある1人のアニメちゃんは子供3人を連れて風呂に入っていた。すると突然、最年長と思しき長男が父に問い出した
「パパ何歳でタトゥーいれたの?」
「16歳」
「それからどんなバイトしてたの?」
「××××××××とか、$$$$$$$$$$とか」
いやいやいやいやいやいやいやちょっと待て待て待て。放送禁止用語連発。まだティーンにもなっていない若者達にそんな単語聞かせたらあかんだろという見事な経歴。それでも家庭を持って、守るべき家族がいるというのは何かしれ人間性に型を与えるものだと思う。そう思うと刺青なんて大した事ではないように感じた。
そして風呂上がりは、前述のお酒の自販機とは別の場所で見つけたので迷わず購入。当たり前のように買えた。もはや安定。やっぱり風呂上がりのビールはいいね。
そんな気持ち良い感じになりながらホテルに戻ったよだけれどなんだか食欲が満たされない気分になってきた。バカな。ラーメン食べて〆の飯を食べて酒まで飲んだのにまだ足らんとは…人間の三代欲求のうち自分の場合は食欲が8割を占めていると言っても過言ではない。
負けた。食欲に負けた。google mapを片手に足早に街中を歩く自分。ネットの情報を信じ、明日を顧みずただ食欲に従う自分を信じ、営業中のラーメン屋に向かう。
1軒目、閉まっている
2軒目、日曜のため早めのクローズ
3軒目、目の前でライトが消えた
あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!…………
ラーメンの夢はここにて途絶えた
という訳でホテルの下のコンビニでインスタントのしじみの味噌汁を買って帰りましたとさ。
明日も明日とて仕事である。太田胃酸の力を借りながら寝るのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?