コロナと没頭
自粛期間はネガティブな面がクローズアップされがちだが、ある人にとってはラッキーな面もあるはずだ。
まとまった時間を思う存分好きなことに費やしている人もいるだろう。
好きなことに没頭することで花開く才能も多い。
没頭できる何かがある人は、それだけで人生の成功者だと私は思う。
子供の頃、楽しくて夢中で何かをやり続けたという経験は多くの人が持っているだろう。
いまこの時間、好きなことに没頭している人は、本当に幸せだと思う。
吉川英治の「宮本武蔵」の序盤でこんなシーンがある。
暴れ者の武蔵少年は3年間小屋に閉じ込められる。その小屋には本しかない。やることがない武蔵少年は仕方なく本を読み漁る。3年後、小屋から出された武蔵少年は、立派な青年に変貌を遂げていた。読書に没頭してるうちに人が変わったのだ。
コロナ自粛が終わったら、この時間の過ごし方の差が、ジワジワと、そしてやがて大きく出てくると思う。
あの曲は、あの物語は、あの絵は、
コロナの時にアイディアが浮かんだんです。
数年後、そんな話がいろんなところで聞けそうな気がする。