四畳半神話体系が帰ってきた。「四畳半タイムマシンブルース」

〇四畳半神話体系

京都大学3回生の「私」が1回生時に選んだサークル等により、様々な運命をたどるパラレルワールドの物語。

小説家・森見登美彦先生の2005年の作品「四畳半神話体系」

「私」の選択が4個。4つの平行世界が繰り広げられる。4章形式の小説。

2010年には、アニメ化もされ、人気作となりました。

※キャラ設定画は、アジカン等のジャケットを書いている中村佑介氏。

元々アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のファンで、

ジャケットから中村佑介氏、

このアニメから森見先生を知りました。

アニメ化発表を知った日に原作を買いに本屋へ走っていました。

森見先生独特の言い回し、雰囲気を表現している。原作+αでストーリーを展開するのにも関わらず、原作を壊さず、より深く入り込めるという名作アニメです。

原作を読んでた方がより面白くなるという作品。


また、京都の鴨川(鴨川デルタ)が出てくるのですが、福井に引っ越してきた際、初めて見たときには感動してしまいました。

下鴨神社など、実際にあるスポットが出てくるのも良い。



森見先生の有名作「夜は短し、歩けよ乙女」も映画化され、こちらも素晴らしかったです。

以前、ノイタミナを語る記事でも触れていました。

「四畳半」も「夜は短し~」も舞台は京都であり、世界が繋がってたりしています。

原作本もアニメ両方おすすめです。

自分もうろ覚えなので、もう一度見直す予定です。

(と思ったけどアマプラ特典対象外になっている...。どうにかして観る。)


〇四畳半タイムマシンブルース

原作発売から15年、アニメ化から10年が経過し、先の中村佑介氏のあるツイートが投下される。


・・・

・・・

「四畳半タイムマシンブルース・・・?」

「四畳半神話体系の続編!??」

ということで、昨日からゾクゾク感が止まりませんでした。

小説を買ったと書きましたが、読んだ小説は数少なく、その中でもすさまじいインパクトを残した作品で、その続編がでるとなり、ゾクゾクが止まりませんでした。

読者の皆様へ、新作小説『四畳半タイムマシンブルース』をお届けいたします。

森見登美彦の小説『四畳半神話大系』、劇団ヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシン・ブルース」。この二者を合体させればどうなるか、という単純素朴な発想であります。

真夏の四畳半アパート「下鴨幽水荘」を舞台に、『四畳半神話大系』の登場人物たちが、突然あらわれたタイムマシンをなんとか有効活用しようとするのですが……。

『四畳半神話大系』、じつに十六年ぶりの続篇(?)となります。
コロナの魔風が巷に吹きすさぶ今日この頃、この古風かつ明朗愉快な小説が、息苦しい自粛生活における一服の清涼剤となれば幸いであります。

森見登美彦『四畳半タイムマシンブルース』刊行 今夏、一気読みしたい物語(KAI-YOU.net) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/5f7c605362397eee5f0ba7647d9582b0f7657975(最終閲覧日20/6/19)

森見先生のコメントもあり、平行世界の前作に、タイムマシンとSFチックな作品なのでは、という期待を持ってしまいます。

劇団ヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシン・ブルース」とは一体何なのか?

京都を拠点にする劇団「ヨーロッパ企画」の作品でした。

原作の拠点、京都繋がり。

映画化もされていました。

※告知だけだと、森見先生の解説に近い内容!

こちらはアマゾンプライムで見放題!

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00O1A82F0/ref=atv_dp_share_cu_r

この週末にチェックしておきます。


〇試し読み

ということで、1章44ページが試し読みできるので読んでみました。

舞台は夏。

「私」の住むオンボロアパート下鴨幽水荘209号室に男が2人。

幽水荘では唯一伝説クーラーが設置している209室へ引っ越しをした「私」。

1階から2階へ引っ越しをしたが、念願のサークル仲間?の同級生「小津」により、たったの数日でクーラーのリモコンが故障してしまう。

暑い部屋の中を軽快に受け答えする2人の様子が描かれています。

変わらない小津のひねくれ天邪鬼加減、

最後の明石さんの暑さを振り切る一言、

「私」の独特の言い回し。

やっぱり、森見作品が良いなぁ。と改めて感じる内容でした。

7月の発売がめちゃくちゃ楽しみになってきました。

最近、小説読んでなかったけど、小説熱が再燃しそうです。





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