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Lv.2 まずは求職者の気持ちを考えてみる

考える

採用業務を始めるにあたって、事業部からのニーズがあれば採用スタート!というより、一度求職者の気持ちを考えてみたいです。恐らく転職を経験したことある方は必ずうなずくと思いますが、初めての転職は非常に疲れます。そもそもなぜ転職するか考え、行きたい会社を探して履歴書・職務経歴書を書いたり、面接の準備をしたり、内定を貰って全てが終わると思ったら、一番大変な退職交渉が待っていたり…非常に長い戦いだと思います。求職者がこれだけ大変な時にこそ、私たち人事は”丁寧”にその人とやりとりをする必要があると思っています。

丁寧に接することの重要性

採用担当として一番重要なことが何かと言うと僕は「丁寧さ」だと思います。この丁寧さと言うのは、数多くの会社の中、弊社に興味を持ってくれた求職者に対する感謝の気持ちです。求職者がどんな経験でどんな知識を持っているかを確認する前に持つべき気持ちだと思います。最近CX(Customer Experience)という言葉をよく聞きますが、採用においてもCX(Candidate Experience)が重要だと思います。求職者は現段階では職を探していますが、求職者はユーザーであり、お客様でもあります。せっかく興味をもってエントリーしたり面接に来てくださったりした時に、テキトーな対応をしてしまうと、その会社やサービスなどへの信頼がなくなってしまいます。でも、採用担当としてなにより丁寧に接することで、その時に縁がなくても友人に紹介してくれたり、サービスのファンになってくれたりする可能性もあります。

一緒に働く先輩たちを見ると何よりこの丁寧さがすごいです。僕より何倍も忙しいのに、紹介会社から紹介があり、面接を行った後は丁寧にフィードバックを書いて送ったり紹介会社に直接電話で説明したりしています。何か特別なことをやっているわけではないですが、この「丁寧さ」こそ採用担当として一番重要なことだと日々感じています。

一つ面白いエピソードがあります。
新卒採用担当をした時に入社した方々へ質問をしました。

ちゃんちゃん:何故うちの会社に入ってくれました?
(答えはものすごくシンプルでした。)
新入社員:人事がよかったです。
ちゃんちゃん:え?どの点が良かったんですか?
新入社員:人事の対応です。はじめに関わった時から入社まで、丁寧に対応してくれて、この会社は人に対してしっかり対応しているので、お客様にもしっかり対応すると感じました。
ちゃんちゃん:……。分かりました。ありがとうございます!(自分の行動に気をつけます!)

当然、理由が人事の対応が良ければいいことではありません。その事業やサービス、会社の理念に共感することも大事です。しかし、入社前に触れあう機会が多い人事の影響範囲は思ったより大きいと感じました。日々求職者の皆さんとお会いすることを多いので、改めてこの丁寧さに気を付けながら対応したいと思います!

次回は実際の採用実務についてお話したいと思います。どんなポジションを探しているかも共有します!お楽しみに!


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