マガジンのカバー画像

【日刊(目標) ドローン情報】

166
運営しているクリエイター

記事一覧

【日刊ドローン情報 No.182】【DRONE FLIGHT SAFETY】Vol.3 航空機パイロットが解説!ドローンの運航に必要なCRMスキルとは何か-ドローンのライセンス制度に取り入れられるCRMスキルを解説-

【日刊ドローン情報 No.182】【DRONE FLIGHT SAFETY】Vol.3 航空機パイロットが解説!ドローンの運航に必要なCRMスキルとは何か-ドローンのライセンス制度に取り入れられるCRMスキルを解説-

 12月より施行される「無人航空機操縦者技能証明」の制度。すでに国土交通省より「無人航空機の飛行の安全に関する教則」が公表されていますが,この中に「安全な運航のための意思決定体制(CRM等の理解)」という項目があります。そこで,CRMとはどういったものなのか,簡単にまとめてみました。

CRMとは? CRM(Crew Resource Management)とは,航空分野で開発された概念で,安全な

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.181】【激動!スクール制度】登録申請で戸惑いの声 背景に情報錯綜や“登録講習機関”と“HP掲載講習団体”の違いも

【日刊ドローン情報 No.181】【激動!スクール制度】登録申請で戸惑いの声 背景に情報錯綜や“登録講習機関”と“HP掲載講習団体”の違いも

 12月からドローンの操縦ライセンス制度がはじまりますが,その国家資格が取得できる講習を提供するスクールの登録受付が9月から開始されています。すでに多くのスクールが登録申請を行っているようですが,スムーズに登録できているスクールはごく一部のようで,多くのスクールが難航しているようです。
 難航している理由はさまざまあるようですが,記事では,そもそも法令が複雑で理解が難しいこと,登録講習機関として求

もっとみる

【日刊ドローン情報 No.180】トルビズオン・福岡県うきは市・西久大運輸倉庫、ドローンを活用した連携協定を締結

 トルビズオンは,ソラシェアという土地所有者とドローン事業者をマッチングするプラットフォームを提供している会社です。このプラットフォームにより,土地の所有者は自分の土地上空を道として,ソラシェアに登録。その土地の上空を利用したいドローン事業者は,利用料を支払って上空を利用します。土地所有者の登録が増えていくことで,空に道ができていく,という仕組みのプラットフォーム。
 トルビズオンの事業には,この

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.179】「人生ゲーム」の最新版、ワーケーションやメタバース、ドローンパイロットが登場

【日刊ドローン情報 No.179】「人生ゲーム」の最新版、ワーケーションやメタバース、ドローンパイロットが登場

 10月15日に人生ゲームの最新版が発売されたようです。知りませんでしたが,人生ゲームは1960年代に発売されたということで,意外に歴史があるゲームです。
 プレイヤーの職業を表す職業カードがあり,職業によって給料が異なったり,役職があがって給料が上がったりと,現実のような細かい設定が,長く楽しまれている一つの要因かもしれませんね。
 さて,そんな人生ゲームの職業にドローンパイロットが登場したそう

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.178】センシンロボティクス、ドローンの業務実装を支援する伴走型サービスを提供開始

【日刊ドローン情報 No.178】センシンロボティクス、ドローンの業務実装を支援する伴走型サービスを提供開始

 No.65でドローンユーザーの動向調査として,ドローンを活用するうえでどのような課題があるのか,また今後どのようなサービスを期待するか,というアンケートの結果についてご紹介しました。
 中小企業のドローン活用における課題としては,スキル不足という回答が,また今後期待するサービスとしては機体のリースという回答が上位となっていました。
 センシンロボティクスが提供を開始した伴走型サービスは,まさしく

もっとみる

【日刊ドローン情報 No.177】Vol.32 ドローンと地図を考える [シュウ・コバヤシのDRONE MANIA]

 知らない情報があったので本記事を紹介したいと思います。記事の内容は,ドローンを飛行させる際に,皆さんが必ず確認するDID地区を閲覧するためのツールについて紹介しています。
 DID地区とは,日本語で言うと人口集中地区で「人口密度が1平方キロメートル当たり4,000人以上の基本単位区等が市区町村の境域内で互いに隣接して,それらの隣接した地域の人口が国勢調査時に5,000人以上を有する地域」のことで

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.176】河野太郎デジタル相も疑問「ドローンは赤信号で停止」の謎 専門家も「普及につれ議論される」と語る曖昧な飛行ルール

【日刊ドローン情報 No.176】河野太郎デジタル相も疑問「ドローンは赤信号で停止」の謎 専門家も「普及につれ議論される」と語る曖昧な飛行ルール

 ドローンの実証実験を視察した河野デジタル担当相のツイートが話題となっているようです。そのツイートの内容は,「茨城県境町で配達に利用されているドローン。道路が赤信号だと空中のドローンも停止しなければならないとか、謎の規制に関する要望もありました」ということ。
 発言の全体を確認したわけでもありませんし,実証実験の中身を正確に把握しているわけでもないので,なんともいえませんが,仮にこのような運用を行

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.175】ドローンの安全性証明「機体認証制度」へ 手法を確認する試験

【日刊ドローン情報 No.175】ドローンの安全性証明「機体認証制度」へ 手法を確認する試験

 今年の12月から,ドローンのレベル4飛行が解禁される予定です。レベル4飛行とは,「有人地帯目視外飛行」のことで,人が居る地帯の上空を遠隔操縦や自律飛行などの目視外で飛行させることができます。
 このレベル4飛行は,機体,操縦者,運航ルールの3つが担保されることで認められます。つまり,安全な機体を使用し,技量のある人が操縦し,レベル4飛行を実施するうえでのルールをしっかり守れるか,といったことが確

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.174】ドローン作業支援も追加された気象情報の集約アプリ「ウェザーニュース for Business」の提供開始

【日刊ドローン情報 No.174】ドローン作業支援も追加された気象情報の集約アプリ「ウェザーニュース for Business」の提供開始

 天気の確認にウェザーニュースを使っている方も多いのではないかと思いますが,ウェザーニュースの法人サービスである「ウェザーニュース for Business」の提供が開始されるようです。このサービスでは,法人専用ページでユーザー独自のカスタマイズが可能なようで,気温などの数値のしきい値を設定しPUSH通知するなどの機能があるようです。小売り店舗では,天気や気温などで各商品の売れ方が変わるので,気象

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.173】KDDIテクノロジー、AIでサビを自動検出・分析する技術を開発

【日刊ドローン情報 No.173】KDDIテクノロジー、AIでサビを自動検出・分析する技術を開発

 KDDIテクノロジーが,設備・施設点検を自動化する取り組みとして、AI画像認識技術を活用したサビの自動検出技術、濃さ(濃度)と腐食面積率を分析する技術を開発したそうです。
 設備のさびについては,現状,巡視点検する人の主観でさび具合の優劣が付けられています。この人の主観によって,さびがひどいか否かを判断し,補修塗装の計画が計上されており,補修時期の最適化が設備修繕計画上の課題となっています。人間

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.172】EARTHBRAIN、「Smart Construction Edge 2」提供開始

【日刊ドローン情報 No.172】EARTHBRAIN、「Smart Construction Edge 2」提供開始

 EarthBrain社は,日本の建設機械大手のコマツが出資している会社で,スマートコンストラクション関連のソリューションを提供しています。コマツと言えば,DXが叫ばれるはるか以前からデジタル化を推進しており,無人のダンプトラックが鉱山を運行している動画を見たことがあるかたも多いと思います。そんなコマツが,ICTやデジタル化が弱いと気づき,創業された会社がEarthBrain社だということを,展示

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.171】自動飛行のドローンで津波避難呼びかけ システム運用開始 仙台

【日刊ドローン情報 No.171】自動飛行のドローンで津波避難呼びかけ システム運用開始 仙台

 仙台市で津波警報の発令により,自動で飛行し海岸沿いに避難を呼びかけるドローンのシステムが運用を開始したそうです。これまで,非難を呼びかけるには,海岸沿いにスピーカーを一定の間隔で設置しなければなりませんでしたが,ドローンにスピーカーを搭載すれば多くのスピーカーを設置する必要はありませんし,スピーカーのメンテナンスも不要です。
 また,このシステムが優れているのは,津波警報の発表と連動して全自動で

もっとみる
【日刊ドローン情報 No.170】JR西日本、JAXA、故障予測AI技術を活用した宇宙機のヘルスマネジメント事業に関する共創活動開始

【日刊ドローン情報 No.170】JR西日本、JAXA、故障予測AI技術を活用した宇宙機のヘルスマネジメント事業に関する共創活動開始

 JR西日本とJAXAがタッグを組んで,人工衛星の異常兆候検知AI開発に取り組むようです。
 記事によると,人工衛星は健全性確認に必要なテレメトリデータ(稼働状況データ)を取得し,地上に送信しているようですので,異常診断に必要なデータはそろっているようです。ですので,どういった過程で故障するのか,といった故障進展フローが定まっていれば,異常兆候検知のアルゴリズムを組むのは,さほどハードルが高くない

もっとみる

【日刊ドローン情報 No.169】ファーウェイとドローンテック、5Gドローンソリューションによる持続可能な農業を推進

 ファーウェイとドローンテック(オーストリアのドローンサービス事業者)が,5G技術を用いたスマート農業の協業に関する活用事例を発表したそうです。
 5G技術は,記事にあるように高帯域幅、低遅延、数百万の端末の接続を可能にする同時多接続を特長としています。つまり4K・8Kなどの高精細な動画を,低遅延で伝送することができ,AIの画像解析を用いて今よりも高精度に,高速で農作物の生育状況などが把握できます

もっとみる