自分の会社が好きか嫌いかわからない
今日仕事でとてもいいニュースが入った。
マーケティングの仕事をしているので世の中の人たちに自分の会社のファンになってもらって、自社のサービスや商品を長期的に買ってもらう仕組み作りが僕のチームのミッション。
今日のいいニュースは、簡単に言うと今までアプローチできていなかった層に刺さるコンテンツを作り、世の中に投入し、自社を好きになってもらう施策の提案が通ったこと。
もちろん僕がゼロから作り上げたものではなくて、外部のパートナーさんの提案に僕が共感し、絶対にやる、これは会社にとっても社会にとっても意義のある取り組みだと確信した施策。
費用もそれなりにかかるのでけっこう偉い人の決裁も必要で、炎上リスクもあるのでそこへの理論武装も必要、超絶に時代遅れで、例えるなら石橋を叩いて渡ろうとするが最後まで渡らずに結局引き返すような会社なので承認されるか不安だったが思ったよりすんなり通った。
まだ始まってもないけど、承認されて素直にとても嬉しかった。
承認された旨の書類を受け取って思わずガッツポーズしてしまった。ヨッシャ‼︎
約10年間仕事してきてこんな事今までなかったんじゃないだろうか。
自分はマーケティング職に就く前は営業とシステム業務を担っていた。
営業の時は僕の暗黒時代で、とにかく一緒に働く数名の上司、先輩とウマが合わなかった。
おかげで会社の事も、人も、商品も、9割くらい嫌いになった。
会社を辞めようと思った事が何度もあったし転職活動もした。
大好きなTBSラジオの新卒採用に26歳くらいで受験して二次の論文と面接で落ちたのも今ではいい思い出だ笑
その後配置転換を直訴してシステム部署に異動させてもらい、有難い事にめちゃくちゃいい上司、業務委託のパートナーさんに恵まれて充実した毎日だった。
でも会社の事は好きじゃないままだった。嫌いではなくなったけど好きじゃない。
自社商品に接する機会が減った分、比例して嫌な思いも減った感じだった。
そんな会社嫌いの人間が今では世の中の人たちに自分の会社を好きになってもらう施策実現に躍起になっている。
自分でも会社が好きなのか嫌いなのかよくわからない。少なくとも今は会社が好きと言いたいところだが、そうでもない。
僕の周りを見ていても、心から自分の会社を好きそうに見えるのはバブル世代前後より上の人たちばかりで、30代以下との愛社精神のギャップは激しいと思う。
そのギャップを感じること自体が会社へのエンゲージメントを下げることを加速させていた。
何でオジサンたちはあんなに会社好きなんだよ。気持ち悪い。という感じに。
営業してて常々思っていた事は、お前が提案しているその商品を使った事もなく、好きでもないくせにお客様に対して「これいいですよ」なんて言ってんじゃねえよ!ってこと。
それと同じで、自分が働いている会社を好きという人が少ない会社が、自社のファンを増やすなんていうのは図々しい話で、まずは社員が一番のファンになってその輪が広がっていく方が自然ではないかと思っている。
今の社員の半分弱くらいが、自社のファンじゃないと勝手に僕は思っていて、僕自身もそのうちの一人で、そういう人たちに自分の会社を好きになり、誇りに思えるような取り組みができないかと、模索している。
これから始める施策も、社員にも世の中の人たちにも会社を好きになってもらう大きな効果をもたらす期待ができることの一つで、その取り組みの過程で、僕自身がファンになりたいと願っているのが嘘偽りのない本音だ。
これからがすごく楽しみだ。いいものを創り、届けたい。
限られたリソースだけどその中で最大限の効果を出せるようにしたい。
みんなに届かなくていい。届けたい人の一人でも多くの人に知ってもらって、そこで生まれたいろんな思いをソーシャル上で共有できたらと思う。
ちゃんぽんキヨシ、がんばります。
正式にオープン情報になったらお知らせしたいと思います。
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