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10年後の新入社員のポテンシャルに驚いた授業参観

いかがお過ごしですか、長谷川ちゃみです。

小学校6年生=12歳の多くは、10年後に社会に出るでしょう。その頃、私は50代ですから、一緒に働くことになります。

先日、6年生の娘の授業参観を見に行きました。教科は「総合」。3~5人のグループでSDGsの課題をひとつ取り上げ、調べたり議論した結果を、スライドなどを用いてプレゼンするものでした。

どのグループも大きな声で堂々発表していました。随所に伝え方の工夫が見られました。スライドにアニメーションを加えることで分かりやすくするだけでなく、効果音を加えて興味を惹き付けるものもありました。また、クイズを盛り込んで聴き手を巻き込んだり、劇形式で笑わせながら注目を集める工夫をしているグループもありました。

発表内容も興味深いものがあり、例えば、少子高齢化を取り上げたグループは、子どもを持ちたくないと考える理由の一つとして、「いじめ」があると推察していました。ネット上では言葉で死に追い込まれる人もいるくらい、色んなところに「いじめ」があり、嫌な思いをしている人がたくさんいる。子どもに嫌な思いをさせたくないという想いから、子どもを持たないようになるのではないか、という考えです。子ども目線の鋭い考察だと思います。

いま、特別な特徴を打ち出していない普通の公立小学校でこのような教育が行われています。この子たちは、10年後、履歴書に「プレゼンが得意です」とは書かないでしょう。それは、「九九を覚えています」というようなものだからです。

子どもたちは、40代の私が新卒のときに備えていた基礎力とは全く違うものを持って社会に出てきます。仲間として迎え、その能力を余すところなく発揮してもらうためには、まずは、大人たちが公教育にもっと興味を持ち、理解することが欠かせないのではないでしょうか。

こんな子ども達と将来一緒に働くんだなと想像したら、元気が出てきた授業参観でした。

それでは、また。

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