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乗鞍高原 滞在2日目


昨日の滞在記録はこちらです。
いいねあると書くもチベが上がります。なんせ毎日書くのが業務なので 涙

心からのお願い


雪国の宿で目を醒ますということ

さっむい

朝起きる。窓を開けて外を確認しようとしたら、結露?凍結?で窓が開かなかった。雪国に来たのだ、と実感した。ルームキーを持って朝食へ向かう。昔はよく、登山好きの父に連れられて山小屋でご飯を食べた。卵をベースに、ご飯、汁物、野菜。当時の記憶がおぼろげながら、蘇る。乗鞍の近くには、上高地もあるから、行ってみたい。

このアクリル棒を見て、ラブホみたいだ、などと言っている客がいた。

今日は宿を10時ごろチェックアウトして、観光センターに併設されているカフェに入った。GiFT NORiKURA Gelato & Cafe。いいところだった。こういった場所に、環境意識の高く、かつ、美味しいfood and drinkを提供しているカフェがあるのは貴重である。私は10-14時で滞在していたが、私以外にきていた4名のお客さんは皆、作業をしていた。worationとか、近くの宿のスタッフさんだろうか。


https://goo.gl/maps/iuWZJSQYzLHTdHAc6


日本一星空に近い古本屋「六月堂」


店員さんと話をしたら、色々と教えてくれた。近所のゲストハウスの雷鳥のスタッフもやっている方だったので、近々また会うのでしょう。楽しかったけど、話した内容はあまり覚えていない。笑 あ、えごまとカルダモンのパウンドケーキがとても美味しかった。また食べたい。かなり好き。カルダモンは持ち歩いているくらい好きなので、これは本当に美味しい。そして、えごまをこうやって料理に使うのは聞いたことがない、ので、自分でも試してみたい。

印象に残っているのは六月堂とその発起人。カフェでは古本を売っていたので、それについて尋ねると、N高に通う高校生が去年の四月から1年住んでいて、その人が「六月堂」という古本屋をやっているらしい。今年の3月までそれをやっているらしい。インスタグラムやnoteを見つけたので、記事を読んで、フォローした。

寄付でもらった本を300~500円くらいで販売している。元手が〇円でできるいい方法だ。仕組みとしては面白いけど、無料でもらっていることを、公表することと、隠すこと、どっちがいいんだろう。古本をめぐらせて、読みたい人に本が安価で行く。しかし、著者や出版社にはお金が入らない。メルカリはいまや中古市場の一台プラットフォーマーだけど、製作者たちに還元されない仕組みは、めぐりめぐって、どうなんだろう。

「古本とブロックチェーン、利益の里帰り」

皆が、新書が高いからといって、一つの中古品をめちゃくちゃな回数を回した時に、本の読み手は増え、思想は伝搬するかもしれないが、著者にはお金が入らない。お金は、ようは、時間になり、やる気にもなり、販売実績は次の本を出すための資金、出版社を説得するための材料になる(と思う)。となった時に、中古のものに、ブロックチェーンを組み込んで、販売利益の数%が自動で著者や出版社に行く仕組みになった方がいいのではないか?とか。アートではスタートバーンとかがそういうことやっているし、セカンダリー市場の問題の一つでもある。そういいった願い、社会実験を込めて、私も水色だけの古本屋をやろうかしら。その販売利益によって、その出版社の水色の新書を買うみたいな。

まじで良書

手触りのある写真と、責任のある言葉

他には、雷鳥の人がつくった地域の写真集&スノーシューツアーのことがわかる小冊子をみて、スノーシューツアーに行きたいと思った。写真が盛りだくさんで(写真集なので)ツアーに参加した時の風景が具体的に見えてきたからだ。アナログで手に取った写真と、websiteでみる写真は、手触り感がある。


JAのATMに生息していた「©️ちょリス」

手触り感がある方が、actualなので、体験としても、より原初的になり、そのactivityに関心を持てるんだろうか?なにはともあれ、その体験をした時の自分の感情を想起できるような冊子だった。文章の書き方が、1人称的だったのが、じゃらんのネット記事の「〜〜らしいですよ」みたいな無責任ではなく、個人の言葉で書かれていた。そもそも自費出版らしきもの(宿やactivityの集客に役立っているので、ものであれば、広告宣伝費でもあるけど)なので、自分ごと感があって、読んでいて楽しかった。

環境保全とか外来種


観光案内所の道路挟んで向かい側に三角形の屋根のオープンの構造体があった。そこには、登山する人が、登山いきまーす!と安全のための紙(登山計画書?登山申請書?)を投函するポスト的なものがあった。他にも、地域の自然資源について言及し、外来種がなんちゃらと書かれているものがあった。勉強になって面白い。

以前、京丹後にいって地域観光資源の撮影をしたときに、たまたま当日は地域の方々の外来種駆除の大きなイベント?の日で、それを少しながら手伝わせてもらった。普段いる関東にも、セイタカアワダチソウがあって、とても綺麗だけど、外来種と知って、引っこ抜いている。が、僕は詳しくないけど、その処理をどうしたらいいんだろう?ただ引っこ抜くだけじゃタネがあるから、適切な除去の仕方があると思うから、それも簡単に書いてあれば、いいのにな〜。

足跡〜

水蒸気蒸留という土地のアブストラクト(抽出)

外来種が面白いのは、その生命力の強さ。なにもしなくても勝手に育つ。食用作物は、人が手間暇かけて、肥料やら、ハウスやら、受粉やらで管理するのに、彼らは勝手に育ち、土地のものを駆逐する。つよい。なので、ある種、その土地にめちゃくちゃ馴染んでいる。そういった外来種を駆除して、その茎、花弁とかを蒸留して、精油や芳香蒸留水を抽出したい。同じセイタカアワダチソウでも、産地によって、つまりは土や在来菌などの環境が違うから、別のものになるんじゃないかな。また、水蒸気蒸留でやれば、地域の水を使うことになるから、産地差がよりでるのかな?

食材ゲットだぜ〜@筒木商店

乗鞍で長期滞在なので、自分の飯は、自分で作ろうと思った。作物の生育は難しいが、食料の調達くらいの安全保障は自分でやりたい。宿のものが安全ではないとかではなく、自分の生活のリズムを作るための、食材調達。

安心する、この横に広いでかい橙の屋根を見ると

それで教えてもらったのが「筒木商店」。面白かった。普段いる、東京や小田原とは、ラインナップが違う。まず、一人鍋用とかに使う固形燃料が販売されている。

お土産はこれにします

1.8Lのワインが販売されていたが、これは業務用だおるか。近くに宿がたくさんあるからか。他の滞在者や乗鞍の人と仲良くなってワイン会でもしたい(買いたいけど、一人で1.8lはさすがにでかい笑)

右下の醤油瓶みたいなのが、ワイン

一方で、ひき肉とか、鶏胸肉とかは売ってない。生の刺身も。普段は小田原にいるので、そこの商店では刺身とか、お惣菜とかいっぱいある。地域によって、それぞれの合理性があるので、人々が何を買うから、そこに売っている、みたいなのがあって、面白い。ちょっとした豚肉のスライスを買いに行くためには、もっと別の場所に行かなきゃいけないのか。それは不便に思うけど、慣れるとそうでもなかったり、別の入手ルートがあるんだろう。昨晩のご飯には、焼き魚と馬刺しが出た。業者用の問屋があるのだと思う。

スパイスたくさんあるので、料理会がしたい

つつき商店では、かなりゆっくり食材を見た。なぜなら、滞在中に、料理会をしたいと思っているので、どんな食材があるのか気になった。料理が好きなので(趣味が高じて料理やドリンクの仕事も時々する)、今回は、滞在用にとスパイスを20種類ほど持ってきた。


水をゲットだぜ〜、は安全保障

観光センターには無料の給水所があった。が、水は出なかった。寒くて凍結するから?

雪山の中で生活するような人たちは飲み水をどのように確保するのだろう?夏は湧き水とかありそうだけど、冬は、雪?衛生面とか諸々がわからない。狐がいたらエキノコックスの心配もあるし。水の確保は生存権の保障でもあるから、水道は民営化しないほうがいい。営利企業になってしまったら、水が高くなる。普段暮らしている、東京をはじめて、関東の水は、どこから来ているのだろう?都会で暮らしていると、なんでも便利になっているけど、食料、エネルギー、サービス、それらの生産・供給過程が隠蔽されている。見えない。

生産手段を奪われた、都心の雑魚性

スマホでポチりすれば、本も、暖房器具も、食材も届く。なんでも届く代わりに、生産手段を知らない。安全保障が危機的状況になると、簡単に崩れる。食料も、物流が止まれば、なくなる。暖房は電気が止まればなくなる。そういう時に、薪ストーブとか、焚き火は非常に有効。都市へのエネルギー(電気水道ガスwifi食料)の供給が止まったら、一瞬で雑魚になる。六本木や丸の内で働いているような人たちは、その時にクレーマーにしかなれないのではないか?キャンプというのレジャーでもありつつ、生きるすべを学ぶことである。スイミングだって、娯楽感があるが、必要な技術である。そういった技術は自分の中にどれほど、蓄えられているだろうか?


いただいたサポートは、これまでためらっていた写真のプリントなど、制作の補助に使わせていただきます。本当に感謝しています。