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なぜニューボーンフォト、なのか


記事を読んでいただき、ありがとうございます。


前回の記事で私がニューボーンフォトグラファーとして

活動している、という話をしましたが、

今回は【なぜ、ニューボーンフォトなのか?】

について、書きたいと思います。


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大抵のニューボーンフォトグラファーが

子育て経験のあるママであったり、

保育士経験や看護師経験のある方が多い中、

育児経験もない、元銀行員の私が、

ニューボーンフォトを専門にしようと思ったのは、

私自身が産まれたとき、

【仮死産】

だったから、です。



小学校2年生のとき、

産まれた時のことを親に聞く、

という宿題が出され、

初めて私の母子手帳を見せてもらいました。


そこには、【仮死産】に丸が付いていました。

「あんたはね、産まれたとき、首に臍の緒を巻いてたから、酸欠で紫色で出てきたから息もしてなくて、泣きもしなかったんだよ」

と、ゆっくり話す母。

小学2年生の私には、難しくてわからなかったけど、

今の私には当時の母がどれだけ苦しい思いをしたか、

少しはわかる気がします。

この世に我が子が出てきた瞬間に、

産声がない、ということを想像して欲しいと思います。


その後、脳に溜まった水を取り除くため

手術をする、という話になったが、

「手術をすれば、障害は残り、命も長くないでしょう……」

そう告げられた両親は、

手術はしない、という選択をしてくれました。

そのおかげで、今の私には命があるのです。



そんな出生の背景がある私が、

ニューボーンフォトに出会ったとき、

これを撮影するのが【私の使命】だと、感じたのです。

カメラマン経験もない、

育児経験もない、

そんな私が、

銀行を辞めて、

産後のママを癒すために、

赤ちゃんの美しい姿を残すために、

生きていこう、と心に決めたのでした。



【仮死産】だった、という大きくマイナスな出来事が、

私の人生をプラスに変えてくれました。

ただただ、産んでくれた母親に、感謝しています。


世の中の出産・育児を頑張るママのために

尽力していきたいです。

そうすることで、社会のためにもなると考えています。


それについてはまた改めて書いていきます。


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ニューボーンフォトは

まだまだ知られていないジャンルの撮影です。

生後14日前後の赤ちゃんを撮影する仕事で、

とても特殊な仕事です。

私がこうして発信することで、

少しでも世の中に広まっていったらいいなと思い、

少しずつ文章を書いていくことにしました。

今後とも宜しくお願い致します。

Newbornphotographer

Mariko



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