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「個の時代」に必要なのは、アクティブであること

私は今、36歳。いつの間にか厄年を無事に終えようとしている、そんな師走の始まりである。

昭和に生まれ、平成が終わり、令和元年も、もうすぐ終わる。

これからどんな時代になっていくか、という話はよく耳にするが、その中で「個の時代」になっていく、という予測は、比較的多くの人の共感を得ているように思う。

個の時代(あるいは個人の時代)とは、より個人が重視されるようになっていくということ。

組織の中の誰か、ではなく、「あなたに何ができますか」という、個人の力や価値が試される時代。シビアな時代。すでに今も十分な兆しがある。


そんな時代が来るとしたら、何が必要になるだろう。

個人としての力や価値を高めるには。


まず、自分の強み・専門分野のスキルを磨くこと、というのは間違いない。他者にとって見えやすい”価値”となる。

そして私は、「信頼」が何より重要になると思う。

「この人になら任せられる」「この人と一緒に仕事をしたい」、そう思ってもらうには信頼が欠かせない。

信頼が必要なんて、当たり前すぎることだけど、結局そこに行き着くのではと思う。会社の名前や肩書の意味が薄れ、まるはだかの個人として評価されるようになるのなら。

社会人生活ももうすぐ15年を迎える私だけど、仕事をしていると「やっぱり“人”だよねー」と何度耳にし、何度思ったことか。


では、信頼される人になるにはどうしたらいいのか。

それは「常にアクティブであること」が大切ではないかと思う。

つまり、いつでも活動的、積極的、能動的、であるということ。アクティブというのは、ここでは体を動かせ、という話ではない。

受け身・指示待ちではなく、自ら率先して動く姿勢。そういう人が、世の中に対して価値を生み出すから。

「まず動く」人と、そうでない人とでは、圧倒的に行動量の差が生まれ、経験値の差が生まれ、その差はどんどん広がっていく。

アクティブな人にはエネルギーがあるので、周りへの影響力もあるし、何か困難にぶつかったとしても、乗り越える力がある。仮に乗り越える力が乏しくても、「この人なら大丈夫そう」と思わせるエネルギーを持っている。

「人は動くものに惹かれる」という話も聞いたことがある。止まっている対象物よりも、動いている対象物に、人間は魅力を感じるのだと。


そして、パソコンなんかでは「アクティブ状態」という表現も使われる。機械やソフトなどが動作中であることを指し、“いつでも動けますよ”という状態のことである。こういった感覚も重要だと思う。

具体的には、レスポンスの速さ。何か連絡をとった時に、まず反応してくれる信頼感。メールやLINEなんかでも、レスの早い人は圧倒的に信頼できる。

細かい返信は後からでも構わないので、まずは「あなたのメッセージを受け取っていますよ」という反応をするかしないか。意外とできていない人が多いし、私も常にできているかと問われると、反省する部分もあるけれど。


そして、アクティブ状態であることを「発信」することも、とても重要になってくると思う。

TwitterやFacebook、ブログ、そしてnote。いろんな発信の場があるのだから、それこそ個人としての自分を知ってもらうのに、もってこいだと思う。

大切なのは、マメに更新すること。「活動しています」というアクティブ状態を、リアルタイムにアピールすることができる。自分次第で。

個の時代になって、もっと個人と個人が結びつくようになれば、SNSなどで「その人がどんな人か」「どんなことを考え、どう動いているか」といった重要性がさらに増す。

“時が止まった人”よりも、常に動いている(印象の)人の方が「反応してもらえそう」という信頼感があることは、想像に難くない。


信頼感というのは、スキルや立場に関わらず、誰にでも高められるものでもある。たとえ今仕事についていなくとも、みんなに等しく関係のある要素。

個人としての自分を強くするため、常にアクティブでありたいなと、実は私自身がいちばん感じているのかもしれない。

ではまた。


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