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「私もちゃんとママになれる?」妊娠中の不安と向き合う方法

女性にとって妊娠・出産とは、人生において命がけの大仕事。何らかの不安を抱えるのは当然かもしれません。ユニ・チャームが実施したアンケートによると、妊娠中「不安はなかった」と答えたママは0%だったそうです。

妊娠中はホルモンバランスや体調の変化もあり、気分の落ち込みや不安を感じやすい状態です。今回はそんな気持ちに対する向き合い方のヒントを5つ紹介します。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

妊娠中に感じる不安とは

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妊娠中に感じる不安といえば、以下のようなものが挙げられます。

・赤ちゃんがちゃんと育ってくれるか
・出産(陣痛)に耐えられるか
・ちゃんとママになれるのか
・産後の生活について

もちろんどれか一つだけではなく、さまざまな不安が重なったり、ただ漠然とした不安を感じたりする人も多いでしょう。初めての妊娠であれば体の変化に心が追いつかず、大きな戸惑いを感じるのも無理はありません。

では、どうやってそんな不安を解消すればよいのでしょうか?次からは具体的な方法を紹介します。

1. 誰かに気持ちを吐き出す

まずは何より一人で抱え込まないということです。今感じている不安や戸惑いを、誰でも構わないので自分の話しやすい人に打ち明けてみてください。

一番身近なパートナーには、ぜひ素直に自分の気持ちを共有しましょう。女性は体の変化で親になることを実感しやすいですが、男性はそういうわけにはいきません。プロセスも含めて共有しておくことで、産後の生活に向けて「当事者意識」を持ってもらうことにもなります。

周りの先輩ママや母親に相談すれば、経験をもとに具体的なアドバイスをもらえることもあります。自分のことを分かってくれる相手なら、親身になって気持ちに寄り添ってくれるはずです。

あるいは各自治体での相談も可能です。例えば東京都なら、電話やメールで相談に応じてくれる「東京都 妊娠相談ほっとライン」という窓口があります。こうした取り組みは全国で整備が進んでいるので、周りに相談しにくい場合は遠慮せずに頼ってみてください。相手が第三者・専門家だからこそ素直に話せるかもしれません。

◇参考:厚生労働省「女性健康支援センター事業の概要」

2. 家の外で軽く運動する

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家の中に引きこもっているとどうしても気持ちの切り替えができず、ネガティブな方向へと気持ちが沈んでしまいます。そんな時には意識的に外の空気を吸って、気分転換することが大切です。

妊娠中はハードな運動はできないため、散歩を兼ねたウォーキングがおすすめです。ゆったりと呼吸を整えるマタニティヨガもよいでしょう。体を動かすことはストレス解消にもなりますし、妊婦の体調・体重管理にも効果的なので一石二鳥です。

3. 情報収集はほどほどに

妊娠中の不安を解消するために、ネットで色々な情報を検索する人はとても多いです。しかし情報収集はほどほどにしておきましょう。今やありとあらゆる情報があふれ、しかも全てが正しい情報とも限りません。

気持ちが落ち込んでいると、判断力が鈍って間違った情報を鵜呑みにしてしまったり、かえって自分を追い詰めたりすることもあります。色々と調べて不安が増すようであれば、情報を追いかけるのはいったんストップ。自分がポジティブになれる時間の使い方をしてください

「意識高い系」「キラキラ系」の雑誌やメディア、SNSに触れるのも要注意。気持ちがデリケートな時はあまり前向きに受け止められないものです。少し意識して距離を置いてはいかがでしょうか。

4. 仕事量を減らす

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妊娠中は誰でも不安を抱えるものですが、そこに仕事のストレスが加わると心も体もキャパオーバーになってしまいます。そんな状態はやはりお腹の赤ちゃんにとっても好ましくありません。

今働いている人は、可能なら職場に相談して仕事のペースを落とすのも一つの方法です。時短勤務や週に1日お休みをもらうなど、上司や周りの同僚と相談しながら調整してみてください。出産に向かってお腹が大きくなり、大変になっていくことは間違いありません。少しでもゆとりができれば気持ちが和らぐはずです。

もちろん働くことが大好きな人にとっては、仕事中は余計な不安を忘れられることもあるでしょう。体調に注意しながらであれば、仕事に打ち込むのも悪くありません。

5. できることを無理なく頑張る

自分のできる範囲で無理なく頑張ってみる、という向き合い方もあります。例えば赤ちゃんが元気に育ってくれるかどうかが不安なら、食事での栄養管理や運動(もしくは安静)を心がけるなど、今の自分にできることが必ずあるはずです

ストレスケアの方法を色々試してみたり、母親学級でママ仲間を作ってみたり、出産に備えて陣痛を和らげるアイテムを揃えるのもおすすめです。一つひとつできることから自分なりに行動すれば、少しずつ不安が和らぎ「これだけやったんだから」という自信がつきます。

赤ちゃんや自分自身を信じることも大切です。きっと大丈夫。無理せず焦らず悲観せず、かといって今の気持ちも置き去りにせず、みんなそんなものだと思いながら過ごしましょう。

まとめ

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妊娠中の不安な気持ちに対する向き合い方を、今回は5つ紹介しました。

1. 誰かに気持ちを吐き出す
2. 家の外で軽く運動する
3. 情報収集はほどほどに
4. 仕事量を減らす
5. できることを無理なく頑張る

さまざまな不安は誰もが感じるものです。一人で抱え込まず適度にリフレッシュしながら、おおらかに出産の日を迎えましょう。後から振り返れば、今の気持ちもきっと微笑ましい思い出に変わるはずです。私も先輩ママの一人として心から応援しています。


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