ママの働き方は、バリキャリvsゆるキャリの二択じゃない
昨日、このnoteを書いた。キャリアの方向性を太陽と月に見立て、自分に合う働き方は太陽(外向型)なのか、月(内向型)なのか、という話だ。
このnoteをシェアツイートしたところ、こんな反応をいただいた。(感謝)
そう、お二人のツイートに共通するのは「バリキャリ」というキーワード。
「バリキャリ」とは、バリバリ働くキャリアウーマンの略。猛烈に(!)働き、仕事やキャリアを最重視する女性を指す言葉である。
バリキャリに違和感を感じる人、バリキャリだけが正解じゃないよね、という人って、実はきっとたくさんいるのだろうなーと、あらためて思った。
ちなみにバリキャリの対義語は、「ゆるキャリ」。仕事第一ではなく、家庭生活を大切にし、自分の趣味や交友も楽しみながらマイペースで働く、ゆるやかなキャリア、という意味である。
ママになると、より一層、バリキャリの働き方は難しくなる。
それまでバリキャリで活躍していた人も、今までの感覚では働けなくなるし、子どもが生まれる前の働き方を維持するためには、並々ならぬ努力と工夫が必要になる。
必死に頑張っても、自分の意思とは関係なく、マミートラックに乗せられてしまうことも多い。(マミートラックとは、仕事復帰したママが単調な業務しか与えられなかったり、出世コースから外されること)
じゃあ、みんなゆるキャリにシフトするのがいいのだろうか。
そんな訳はない。働く以上、やっぱりやりがいを感じたい。子どもが生まれて子ども中心の生活になっても、簡単に仕事のやりがいを諦めたくない・手放したくない人は多いはずである。
そうなると、最適解はなんだろう。
…難しい。難しいから、たくさんのママが悩んでいる。いろんな事情や思いの狭間で、苦しんでいる。
そこで私は、バリキャリでもなく、ゆるキャリでもない、第三の道として「フレキシブルなキャリア」を提案している。
バリキャリvsゆるキャリという二択ではなく、子どもの成長・年齢や兄弟構成、その他さまざまな家庭の事情に、柔軟に合わせられるような働き方。
具体的な結論を言ってしまうと、メインの仕事を週3日ぐらいに抑え、できる範囲で+αの仕事をする、という働き方をオススメしている。
これが私の言う『ゆる複業』である。ゆとりを持たせた複業という働き方。
そうすれば、家庭とのバランスもぐんと取りやすくなるし、子どもの病気や幼稚園・小学校などの平日の用事にも対応しやすくなる。
何より、心の余裕がまったく違う。それは実践している私が言うのだから間違いない。
幸か不幸か、今の日本は「一億総活躍社会」「女性活躍推進」の流れ。働き方改革もあって、以前よりもぐっと、働き方が多様化・柔軟化している。
副業が少しずつ解禁されたり、リモートワークやテレワークが広がったり。そして、週5日じゃない求人も確実に増えてきている。そんな案件に特化したサイトや紹介サービスも、続々と登場している。
例えば、以前から親しくさせていただいているmeetcareer(ミートキャリア)さんは、今年の11月から本格始動。
1.今の悩みや「もやもや」を整理し、理想の働き方やキャリアの方向性を明確にするためのキャリアカウンセリング [オンライン/平日夜や土日に随時開催/1回90分5,500円(指名+500円)※税別]
2.キャリアの棚卸などを通じて自身の強みを認識したり、多様な働き方を知るワークショップやイベント [オンライン/平日夜や土日に月3-4回開催/1回500円~※税別]
3.週5日フルタイム以外の柔軟な条件(週3-4日勤務、リモート勤務等)でコア人材を求める企業によるスカウトサービス [オンライン/無料]
.週5日フルタイム以外の案件紹介だけでなく、キャリアカウンセリングやワークショップ、イベントなど、あらゆる方向から新しい働き方を一緒に考えてくれるのがよいところ。
何より、代表のきたむらさんの思いにいつも共感している。
こんな風に、今までの「ふつうの働き方」=週5フルタイムで働く、にとらわれず、新しい働き方を一度考えてみるのもアリだと思う。大アリ。
バリキャリvsゆるキャリの二項対立ではない働き方もあるのだ。やりがいも諦めないし、ワークライフバランスも諦めない、という。
ちなみに、働き方を変えるにあたっては「転職」がベストとは限らない。私のように、すでに勤めている会社に交渉して働き方を相談するという方法もある。そういう可能性を探るのも、アリ。
私は複業で働き始めて、会社の編集の仕事も、在宅のライターの仕事も、どちらもやりがいをもって働けている。それでいて、子どもの都合や幼稚園の用事にも合わせられたり、合間に家事を済ませたり、自分の時間ができて日中ホットヨガに行けたり。かつ、週5時短で働いていた頃の収入を超えた。
働き方を変えて、本当に正解だったなぁと思う。
働くママは大変だ。
でも、ママだからって色々妥協したり、諦めなくちゃいけないのは悲しい。何よりたぶん、時代が許さない。
なので、私は今日も、柔軟な働き方の可能性をせっせと発信している。誰に言われるでもなく。実践者の一人として、勝手な使命感を背負ってしまったのかもしれない。
今の働き方に悩むママや、これからの職場復帰に不安を感じているママが、少しでも楽になったらいいなぁと、心から思う。仲間だからね。
では、また。
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