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【体験談】出産は○○より痛いって本当?陣痛の痛みを乗り切るコツ

「鼻からスイカが出るぐらい」「ダンプカーにひかれるぐらい」…そんな例えが飛び出すほど、出産時の痛みは強烈だと言われます。これから出産を控えている人にとっては、本当に耐えられる?と不安になるかもしれません。

陣痛の痛みは本当に人それぞれ。ということで今回は、6年前に娘を出産した私が当時を振り返り、経験をもとに痛みを乗り切るコツをお伝えしたいと思います。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

陣痛ってどんな痛み?私の出産経験談

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私は6年前、4000g超えの大きな女の子を出産しました。…というと多くの相手は驚いて「わぁ、それは大変だったねー!」と言います。

確かにすごく大変な思いはしたのですが、初産&ビッグベビーにもかかわらず、出産に要した時間は3時間半ほど。分娩台に上がってからはいきみ数回で産まれ、一般的に見ればかなり安産だったのだと思います。

とはいえ、41週0日のタイミングで陣痛促進剤を使っての出産だったので、痛みが短時間にギュッと濃縮されたような感じでした。痛みを例えるなら「腰が破壊されるほどひどい生理痛」といったところでしょうか……

何より想定外だったのが「痛みの波」がなかったこと。陣痛には痛い時・痛くない時の波があると学んだはずなのに、ずっと痛い!?促進剤の影響なのか分かりませんが「休みがない、話が違う!」と何度も口にした記憶があります(笑)

ちなみに会陰切開もしましたが、痛みや怖さは全く気になりませんでした。お産の最中は「とにかく早く産まれるなら何でもしてくれ~」という感じで、気にする余裕がないというのが実態でしたね。

痛みを乗り切るには「呼吸」が大事

千差万別な出産において、共通して大切なのは「呼吸」です。赤ちゃんにしっかり酸素を送り続けるには、母体もしっかりと呼吸を続けなければいけません。

それに息を吐くことでリラックスでき、体の力を抜く効果があります。緊張でガチガチに体が硬くなるとお産が進みにくくなるので、意識的にゆるめる必要があるのです。

出産時の呼吸といえば“ヒッヒッフー”で有名な「ラマーズ法」があります。あるいは、近年普及してきているのが「ソフロロジー法」。こちらはできるだけ長く息を吐き、心身をリラックスさせるものです。

自分に合った呼吸法を知っておくのもいいですし、助産師さんがその場でアドバイスしてくれることも多いでしょう。意識を呼吸に集中すれば痛みから気をそらすことができるので、とにかく呼吸!と覚えておいてください。

実際に役立ったアイテム3選+α

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では、私が出産時に持ち込んだアイテムで実際に役立ったものを紹介したいと思います。

第1位:テニスボール
第2位:うちわ
第3位:アロマオイル
番外編:ペットボトルストロー
番外編:靴下(レッグウォーマー)

第1位はテニスボール!出産時のお助けアイテムとして有名ですよね。私も100均で買って持っていきました。陣痛の時には赤ちゃんが下りてきて腰が砕けそうな痛みがあるので、お尻のあたりを夫にぐーっと強く圧迫してもらうことで、ギリギリ耐えられたのです。

そして第2位はうちわ。冬の出産だったので「暑い」わけではありませんでしたが、涼しい風が顔に当たって気分転換になりました。陣痛の痛みには、気分を少しでも紛らわせるグッズが重要です。

第3位はアロマオイル。趣味でアロマテラピー検定1級を持っていたこともあり、出産時にも活用しました。具体的には、陣痛の痛みを和らげ(鎮静作用)リラックス効果もあるラベンダー、子宮収縮・分娩促進作用があるゼラニウムなど4種類ほどをブレンド。アーモンドオイルに混ぜてお腹や腰回りに塗って臨みました。好きな香りで気分もよく、個人的にはかなり効果があったと思います。
(※アロマテラピーは100%天然由来の精油で、正しい知識のもと活用しましょう)

そのほか番外編として、横になったままでも飲めるペットボトルストロー。水分を取ると気分転換になるので、こまめに夫に飲ませてもらいました。そして冬だったので靴下も。体が冷えるとお産の進みが悪くなるため、少しでも血行を促進するため履きました。足元の安心感もあって良かったです。

無痛(和痛)分娩という選択肢も

それでもやっぱり陣痛の痛みが怖い!絶対に耐えられる自信がない!という人には、無痛(和痛)分娩という選択肢もあります。欧米では一般的な、麻酔を用いて痛みを緩和しながら出産する方法です。

出産に対する恐怖やストレスを取り除けることが大きなメリットで、体力消耗が少なく、産後の回復も早い傾向があります。実際に私の知り合いにも無痛分娩を選んだ人がいて「楽だった」と言っていました。

ただし無痛とはいっても100%痛みを取り除けるわけではありません。また麻酔を使用するリスクや、効果が不十分なケース、計画通りに行かない可能性もあり、費用面の負担も大きくなります。このあたりも考慮しつつ検討してみてください。

さいごに

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初産の場合は特に、未知なる出産の痛みに不安を抱く人も多いはずです。私も産院に向かう日は、まるで戦場に向かうかのような怖さと緊張感がありました。

しかし世の中のママはみんな経験する道。その先には可愛い赤ちゃんとの対面が待っています!事前準備をした後はできるだけリラックスして出産に臨みましょう。


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