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あなたの働き方は、ビジョン型?価値観型?

今朝、働き方・仕事に関する興味深いツイートを見つけた。

ビジョン型と価値観型、逆算式と積み上げ式。なるほどー。

リプ欄を見ると、この考え方を提唱されている平本相武さんの元記事も紹介されていた。

キャリア(働き方)や人生に対しては、2つの傾向があるとのこと。

将来の夢や目標から発想したほうが動機付けられる人=ビジョン型
自分のこだわりや価値観に沿って、日々それを満たしているうちに充実した人生を送れる人=価値観型

この考え方でいくと、私は完全にビジョン型。

逆算式(ある程度のゴールが見えている状態)じゃないと不安だし、今まで全部それで乗り越えてきた。仕事の進め方もそうだし、大学受験や、小中学校の夏休みの宿題なんかでも。

ずいぶん昔からそうしてきたけれど、これは生まれつきの性格なのだろうか。もしかしたら、母の影響も大きいかもしれない。私の母も超ビジョン型で、常に先々を見据えて行動するタイプだ。


冒頭のツイートに合った「企業ではまだまだビジョン型が多い」というのも分かる。私はこれまで4回転職しているけれど、大きな会社=しくみが整っている会社ほど、ビジョン型のマネジメントだった。

私もビジョン型・逆算式なので、こういった社風はとても肌に合った。自分の目標を設定して取り組むスタイルはしっくりきたし、モチベーションにもつながった。


しかし、子どもを産んでママになったら、ビジョン型・逆算式が一気に通用しなくなった。

いつ保育園に入れるか、職場に復帰できるのか、仕事と子育てを両立できるのか。娘はよく体調を崩して有給を使い果たすし、3歳の壁にもぶち当たった。いろいろ厳しくなって転職をしようとしても、ママの転職は難しい。この上、2人目を考えたらどうなるのか――。

とにかく不確定要素が多くて、今までのスタイルではお手上げになり、私は混乱した。先が、見えない。


そんな中、どこかで見かけた「力を蓄える時期」という考え方が、私の心を少しときほぐしてくれた。先が見えない時は、自分の地固めにあてる時期。

前に進まなくてもいい。進めない時期もある。そんな時はバネのように力を蓄え、その後大きく飛び出せるように、今を生きる。

それは“価値観型”にシフトして働くことなのかもしれないな、と思った。自分のこだわりや価値観を大切に、日々それを満たしていくこと。


ビジョン型でも価値観型でも、どちらが良い悪いというものではない。それぞれの傾向がある、という話。

ただ、どちらの視点も持つことができたり、状況に応じてビジョン型⇔価値観型をシフトできたりすると強いんだろうなぁと思う。

こんな時代だからこそ、数年後の計画は通用しなくなるかもしれないし、こだわりや価値観だけでは人がついてこないかもしれない。


こういった傾向やタイプ分けのいいところは、自分とは違う軸で生きている人がいるのだ、という理解につながるところ。

夫とこういう話をしていてもぽーっとした顔をされるのは、私がビジョン型で、夫が価値観型だから。会社の経営陣によくモヤっとするのは、価値観型で進めようとするから。型の違いなのか、と思うと腑に落ちる。

ビジョン型と価値観型、この考え方は自分の理解だけでなく、他の人との違いやモヤモヤの正体を知るヒントにもなりそうだ。

それでは、また明日。



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