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漢方に出てくる用語を簡単解説!②陰陽

漢方に出てくる用語の解説シリーズです。

漢方で考える健康とは・・・・
①気血水が満たされて、巡っていること。
②陰陽のバランスがとれていること。
③五臓六腑の働きが順調であること。

今回は①『気血水が満たされて巡っていること』に続いて②の『陰陽のバランスが取れていること』についての解説です。

前回読まれていない方、もう一度おさらいしたい方は
リンクを貼りましたので、①気血水 についての説明を
読んでくださいね。


陰陽論

東洋の伝統的な医学・養生学では、『陰陽論』という哲学的思想を基本概念としています。陰陽論は、宇宙の万物は『陰』と『陽』の2つで成り立つと解釈した論理です。

例えば、空間は、『天』という陽と『地』という陰でできています。
一日は、陽の時間である『昼』と陰の時間である『夜』で成り立っています。
男性が陽で女性が陰。 太陽は陽で月が陰。 日向が陽で日陰が陰。  
陽と陰のイメージがつくでしょうか。

人の体にも陰と陽があり、 そのバランスを保っていると健康状態であり、陰陽バランスが崩れると病気になると考えます。


陰症と陽症の病状

陰症は、手足の冷え、顔色が悪い、無気力、食欲不振、下痢気味、舌が白い、脈が弱い など 病状としては生体反応が弱い状態です。

陽症は、発熱している、呼吸・語盛が荒い、尿が濃い、便秘ぎみ、舌は紅い、脈が強くて早いなど 病状は生体反応が高まり、強くなっている状態です。

人の体格、体質でも、陰のタイプ、陽のタイプと分けることができます。
陰タイプの人はやせ型、虚弱、冷え性タイプ。
陽タイプは、がっしり型、食欲旺盛、熱証タイプ。

このように、体の体質、病理、薬物、すべてにおいて陰陽があり、
病気を診るときに、陰と陽のどちらに傾いているか、その人はどちらのタイプなのかを考慮します。
診断や治療の方針を決めるのにとても大切な要素なのです。


なんとなくわかっていただけましたでしょうか?

次は
③『五臓六腑の働きが順調であること』
のお話をしますので、続けて読んでくださいね。


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