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秋の吉野散歩①|建物と自然美に魅了される

11月5、6日で行った吉野旅
この旅のメインは先日記事にした
MIND TRAIL という芸術祭でした
(会期は11/13で終了) 

奈良県内の吉野・天川・曽爾が舞台で
歩いて巡るというのが主目的だったそうで
3ヶ所それぞれに距離10km、5時間以上の
コースが設定されていました

普通の人からしたら5時間以上は
長く感じるかもしれないが
日常的にハイキングしてるためか
それくらいならのんびりできそう♪
という認識で吉野を訪れました🤗

当初は日帰り予定やったんですが・・
吉野は大阪から近いとはいえ
頻繁に訪れる場所でもないし
宿探してたら気になる宿も見つけ
1泊することになりました🌱

てことで一層のんびりできることに😙

吉野までのアクセス

大阪から吉野までは近鉄を利用
天王寺駅に隣接する阿部野橋駅から
急行1本で1時間半ほど🚃

同じ区間を特急も走ってるが
15分ほどしか変わらないため
今回は急行を利用しました🤗

と言っても途中の橿原神宮前で下車し
モーニングをしたので時間は参考です

大阪阿部野橋から吉野まで
橿原神宮前を経由して1本で行ける
ってのが下記の赤線です

完全に余談ですが😂
ちなみに京都から橿原神宮前までも
特急や急行1本で行くことができますが
吉野までは直通してません

その理由は線路幅が違うから
大阪〜吉野は狭軌(JR在来線と同じ)
他多数の近鉄戦は標準軌(新幹線と同じ)
なので現在の技術だと直通ができないらしい

吉野を歩く

前置きが長くなりましたが
モーニングした橿原神宮前から
およそ1時間で終点の吉野到着

吉野駅ホーム

終着駅で降雪もあることからか
アーチ状の屋根をもつ駅でした

吉野駅前

外観は社殿風の切妻屋根
1928年開業当時の木造駅舎らしい
そんなに古く見えないのは
整備が行き届いてるからかな♪

吉野という場所

訪問は2回目ですが
前回は雨やったからか記憶なく😓
初めての気持ちで散策しました

散策途中で知ったことですが
記事では先に書いておきます

Google map地形図に書き込み

吉野川の南岸(上地図では下側)から青根ヶ峰まで、直線距離にして8km連なる馬の背状の尾根が吉野山の中心といえる。吉野山は奈良盆地に都が営まれていた古代から、大峯の山々を背景として吉野川の向こうに望まれる聖なる山として信仰を集め、都人にも広く知れ渡る霊山であった。

吉野山から山上ヶ岳(俗にいう大峯山)までを金峯山きんぷせんと総称する。金峯山の山上あたりにあるために名付けられた山上ヶ岳には山上蔵王堂(大峯山寺)が、山下にあたる吉野山には山下蔵王堂(金峯山寺蔵王堂)が建立されて、それらを中心とした寺内町が形成されてきた。

現地の看板一部抜粋

吉野の知識がない状態やったので
この看板で勉強できました😙

想像をはるかに超える奥深さ
内容もそうですが地理的にも・・
こうなると今回巡った吉野は
本当に手前の手前だけ・・
表面上の吉野を巡った程度か😓

さらに、吉野を起点に
大峯山を越えて本宮にまで続く道は
大峯奥駈道おくがけみちといい
およそ80kmあるそうです😂
1回では難しいと思うけど
いつか歩けたらいいな〜🌱

金峯山寺蔵王堂

近鉄吉野駅から徒歩数分で
ロープウェイの駅が見えてくるが
今回は歩くの目的のためスルー

ロープウェイを過ぎると
登りが急になり振り返ると
吉野駅と山々が見えた

ロープウェイのさくら・かえで

吉野杉?の林を抜けて
尾根上の集落を目指す

細い階段を登っていくと建物が・・
谷ではなく尾根に建物が建つのは
吉野らしさなのかもな〜

水分補給

駅から大して歩いてないのに
見つけてしまったら欲が出る
栗ミルク味をいただきました😋

金峯山寺仁王門は保存修理工事中で
残念ながら見ることができんかったけど
綺麗になったら見に行くという
楽しみができたってことで🙌

ちなみに写真右のカフェも気になったが
さっき休憩したばかりなので
泣く泣くスルーしました😂
こちらも次回の楽しみに・・

山下さんげ蔵王堂こと金峯山寺へ
仁王門は工事中やったけど
蔵王堂(本堂)は見ることができました

現存する蔵王堂は1590年に
豊臣秀吉の寄進で再建されたもの

屋根は入母屋いりもや檜皮葺ひわだぶきで、高さ34m、奥行、幅ともに36m。木造の仏堂としては全国屈指の規模(特に高さ)である。

Wikipedia
遠景の金峯山寺蔵王堂(中央)

下から見上げると高さは
それほど感じなかったけど
山から見下ろした時に
その高さを感じれました

近づいて見上げると
軒下の造形がすごい‼️
現代やとシンプルが美しいと
されることが多いけど
複雑なのに美しいってのは
最上級の造形なんやと感じました

本当は内部にも国宝があるが
建物に感動し満足したので
内部には入らずに先を目指しました😂

花矢倉展望台

金峯山寺からしばらくは
平坦な道が続くため
山上にいることを忘れてしまう

土産物店や食堂が立ち並ぶ

各スポットへ続く道で
観光客も多く歩くが
車も通るため少々危ない💦
生活エリアでもあるため
完全規制は難しいんやろな・・

観光地から再び山林へ入る
急に静かになり香りも変わる

歩くごとに変化する景色
山の紅葉が目に飛び込む

手間の木々は枝だけになってて
奥の山は今まさに見頃くらいか・・
場所によっても木によっても
見頃って違うから時期狙うん難しいな😓

分岐を右、上千本へ

当たり前やけど
看板ある山道はありがたい😂
マイナー山ばかり行き過ぎて
感覚がバカになってるようです💦

左側は櫻本坊付近

景色が開けたので展望台やと思い
昼食にしたんですが・・
まだ展望台ではなかった場所😙

花矢倉展望台から

いっこ前の場所でも十分良いやん
って思ってたけど展望台は桁違い👍
見渡せる範囲が良過ぎました🤗

この辺りを上千本といい
桜の時期は混雑するそうですが
この時期はそれほど混まず♪
色付く山もまた綺麗やけどな🍁

上から見たら尾根上に建物がある
というのが一目瞭然で
蔵王堂は遠景でも認識できる大きさ

ちなみに左奥に連なるのは
奈良と大阪を隔てる金剛山地⛰

高城山の紅葉

ここまでは山道を歩いてきたけど
ここからは再び舗装された道になり
MIND TRAILルートの最終地点
高城山を目指していきました

吉野水分神社

展望台から少し歩くと
吉野水分みくまり神社の鳥居が・・
時間もあるし入ってみることに

本殿

鳥居と楼門をくぐり中に入ると
空気が変わる感じがしました
境内を取り囲むように建物が並び
そんな中でも異彩を放つのが本殿

本殿を正面から

前面に石垣が積まれた基壇上に建ち、3殿を1棟続きにした形状をしている。
正面に3箇所の千鳥破風があり、中央に春日造、左右に流造の3殿を相の間で横に繋げ1棟としている。

Wikipedia

とのことだが写真では分かりにくいですね😓

本殿の向かい側には拝殿(写真左)
写真奥の建物は幣殿(楼門の向側)
境内はそれほど広くないけど
建物と森に囲まれてる感じが
別世界に入った感覚になりました

神社から林道と山道を登った先が
今回の最終地点でもある高城山

山頂展望台から

山頂からは良い景色が望めました
ただ吉野の街は見えないので
街を望むなら手前の展望台が良いな
こちらは自然の景観という感じ👍

高城山への道は林道から2本あり
登りは手前の道を通ったので
下りは別の道を歩いてみよう♪
と下り始めると・・

全く予想してなかった紅葉のトンネル
そして完全に貸切状態🤗
これが京都なら大混雑やろな〜

貸切だったのでじっくりと
写真を撮ってみました😙

真っ赤に染まってたり
染まりかけやまだ緑なのや
様々な葉と青空が綺麗過ぎた

芸術鑑賞しにきたけど
自然の芸術にも魅了されて
想定よりも時間がかかってた😙

高城山から下ってきて中千本辺り
日も傾きだしたけど泊まりやしなと
ペースを上げることなく散策

自然の絵画の様

あずまやに入ると
外部の景色が絵画の様で
また自然の美しさに魅了される

その後、宿までは徒歩数分でした
続きはこちら🍁

この記事で巡った場所

吉野駅から高城山までと
高城山から宿までで
距離7.5km、高低差490mほど
休憩や観光をしつつ山に登り
さらには芸術鑑賞までするという
贅沢すぎる散策ができました🙌

今回歩いたエリアはほとんどが
紀伊山地の霊場と参詣道として
世界遺産登録された場所でした
だから美しいのか
美しいから世界遺産になったのか
どっちにしても将来に残したい
そんな景観でした🤗

吉野の世界遺産
・吉野山(吉野川南岸から青根ヶ峰までの稜線)
・吉野水分神社
・金峯神社
・金峯山寺
・吉水神社
・大峯奥駈道(吉野が起点)


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