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ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』

どうも、こんにちは。ちゃいと言います。普段は人材系の会社で働いたり、大学で社会学を学んでいます。

さて、このNoteでは、主に現在進行形で読みつつある本のメモを残していきます。なので、特に要約としての完成度は担保していません。純粋なアウトプットです。

ここ最近本を読む習慣がなくなっていたのですが、それはメモを取る習慣が自分の中でなくなっていたからだと思うんですよね。また読書の習慣を再開したいので、ログをここに溜めます。

今回はちきりんの『マーケット感覚を身につけよう』を取り上げます。

序章

序章で、ちきりんは「論理的思考力とマーケット感覚はセットにすべきだ」と書いています。いまのところ、マーケット感覚とは「価値に対する想像力」ではないかと思っています。

第1章

どうしてそうした能力(=マーケット感覚)が必要なのかというと、ちきりんによれば、私たちの社会は「市場化」が進展していて、マーケットの原理原則それ自体を理解しなければ、社会事象を理解することは困難になるからだそうです。


市場=マーケットとは、「価値交換の場」です。

旧来の社会では、相対取引が成立していました。相対取引とは、取引相手を自分で探し、個別に条件交渉をして取引することだそうです。

この相対取引がなくなり、みんなが単一のルールに従って取引をするようになった社会が市場社会だそうです。ふむ。

その具体例として、ちきりんは就活と婚活の例を挙げています。昔は縁故で結婚と就活をしていたけれど、今では市場原理に従って結婚や就活が行われるようになった。

その背景には、90年代以降のIT技術の社会浸透があるとちきりんは言います。ITが存在しない社会では、各自やローカルルールに従って生きていたが、IT登場以後、ひとは単一のルールに従うようになった。

だからこそ、プラットフォーマーに対する批判が上がるようになったのだろう、と個人的に僕は思います。これは、たとえば食べログのようなプラットフォームに当てはまる話です。今ではみんな食べログを見て飲食店を探すけれど、飲食事業主側は食べログに対して問題を感じています。

今日はここまで。



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