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【Webラジオ】彫刻するドッターは長湯する変態であれ〜二次創作の奴隷的ドット絵のおいしい食べ方2022〜【文字起こし】|ちゃこラジ

※本記事は「裏ドット絵 Advent Calendar 2022」用に収録したWebラジオの文字起こし記事です。

同時開催の本家も合わせてどうぞ。

あ、すみません、もう一度言います。
本記事は「裏ドット絵 Advent Calendar 2022」用に収録したWebラジオの文字起こし記事です。

何を言ってるかわからねーとおm



◆混乱している画面の前の皆さまへ◆


この記事の楽しみ方は、主に三つです。

①文字起こし単体  
音を流せない環境で楽しみたい人向け。
ただし、単なる文字起こしなので
文章単体として読むには
かなりしんどいです

じゃあなぜ書いた

②ラジオ+文字起こし 
耳で聴きながら文字を読みたい人向け。
そんな奴いるのか?  
ラジオ内で紹介した
作品や記事を見たい方は、
記事内のタイムスタンプ
ご活用ください。

③ラジオ+ドット絵の制作(おすすめ) 
作業のお供がほしい人向け。
よくわかんないアマチュアが
よくわかんないけどひたすら楽しそうに
ドット絵について喋っているので、
よくわかんないけど聴くとハッピーに!
(※個人の感想です)

というわけで始めます。

Spotify(アプリかブラウザ)で聴く方はこちら

ApplePodcastsで聴く方はこちら

YouTubeで聴く方はこちら
(※静止画のみ、字幕なし)

ご注意
ドット絵を描かない人(非ドッター)が聴くことも想定しているので、ドッターには常識の前提知識や、複雑な説明を避けるために正確性を無視した解説などが出てきますが、ご了承ください。

※非ドッター向けの説明箇所には
【説明しようッ!】
【説明おわりッ!】
こんな感じの目障りなマーカーを立てておくので目印としてご活用ください。

※言い淀み、冗長な箇所などは削除・修正し、明らかに間違っている情報や補足情報(*0)は

*0 補足情報
こんな感じで注釈を入れています。
ちなみに、この形式はこぐみさんの記事のまねをしました。ドットレカのインタビュー記事、めっちゃいいぞ。


他に、補足した方がよい部分があれば、校舎裏にでも呼び出してこっそり教えてください。なお、告白も随時受け付けております。

それでは、
以下、75分間の文字起こしです。
約30,000字あります。



賢明な皆さまにおかれましては、
人生を大切にしていただきたいので、
ぜひ目次をご活用ください。



導入

※アドカレ常連客はスキップ推奨

00:00:00
本日、12月23日、クリスマスイブのイブですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。…普段にも増してめちゃくちゃ緊張してるんですけど。

日頃からちゃこラジ(*1)を聞いてくださってる方は、何を今さらって感じだと思うんですが、別にゲストが来ているわけでも何でもないんですが…

*1 ちゃこラジ
この記事の主、ちゃこ先生によるWebラジオ。ドット絵じゃない話もいっぱいしている。

実は今日のラジオ、ちょっと特殊な回で、とある企画用に出しているラジオになります。

っていうのも、この配信をnote記事で文字起こししたものを今公開してるんですけど、その記事をとある企画に寄稿しているんですね。

その企画の名前が「裏ドット絵アドベントカレンダー2022」でして…翻訳いたしますと、私、ドット絵が好きで、最近ハマってるんですが、

【説明しようッ!】
まずね、「アドベントカレンダー」っていう文化があるのをご存知でしょうか。学部のときまで、知ってる友人に教わるまで知らなかったんですけど。私の大好きなWikipediaを引用しますね。

アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの期間に日数を数えるとために使用されるカレンダーのこと

Wikipediaより引用

ということで、待降節の期間に窓を一つずつ開けていくカレンダーになります。その窓には大概、1日から24日までの24個の窓がありまして、

よくあるのが、窓が引き出しになっていて、中にチョコレートとかお菓子とかが入っていて、1日ずつ開けてクリスマスまでの毎日を楽しむ…みたいな文化があるそうなんですよ。たぶん西洋の文化だと思うんですが。
【説明おわりッ!】

00:01:50
そのアドベントカレンダーのシステムをネット上で利用できるサービスがあるんです。「Adventar」ってサービスなんですけど、

そこに本家「ドット絵アドベントカレンダー(以下、アドカレ)」があって、それは(去年と今年は)Muscatさんが主催しているイベントで…本当はそっちに登録したかったんですよ。

「アドカレやります」っていうツイートを見て、「今年はやるのか、チャンスだ」って登録しようと思ったんですけど、私のスマホとiPadからだと登録できなくて、ログインができなかったんです。

で、あれよあれよという間に全部の日付が埋まってしまって、本家に登録し損ねて…もう落胆していたところに、

フクDさんって方が「裏ドット」…本家とは違うよって意味で「本家に漏れた・遅れちゃって登録できなかった人」を対象に、本家と同じ趣旨で、もう1個記事(アドカレ)を立ててくれたんですよ。

要は、24日までしか参加できないので、先着24人(*2)っていう感じですから、登録したくてもできなかった人が、私みたいにたくさんいるんですね。そういう人向けの企画を一個立ててくれたので、私はそっちに登録したいと思って、

*2 先着24人
Adventarは25日まで登録できるが、カレンダーを立てた人を除くと参加可能人数は24人。という説明をすべきだった。

00:03:19
バイト先のパソコンからやってみたらログインできたんですよ。

うちにパソコンがないので登録できなくて、もう後はバイト先のパソコンしかねえと思って、休憩時間にいじったら何とかできたので。

つまりですね…今日、この記事を公開している時は、私は家にパソコンがないので、わざわざ、ちょっと…諸事情(*3)で行くのが大変なんですけど、

漫画喫茶に行って、そこのパソコンからこのアドベントカレンダーのnote記事を公開(※Advernterにログインしないと記事のURLを公開できない)ってボタンをさっき押して、やっと公開されているっていう、めちゃくちゃ個人的には大変な手順を踏んで(*4)、ようやくこの記事およびラジオを公開できているんです。

*3 諸事情
特殊な居住環境のため、たかが漫画喫茶に行くのに片道2時間かかります。かかります。

*4 大変な手順を踏んで
ちなみに、Adventarは 予 約 投 稿 が で き る のだが、それを知ったのはこの記事を公開する直前の話。

00:04:10
で、基本的にそれ用のnote記事なのでドット絵のことをひたすら喋っていくんですけど、

もちろん主なターゲットはドット絵師、ドッターさんなんですが、隠れターゲットは「ドット絵にあんまり興味ない人・知らない人」も個人的には入ってまして、

そういう人たちにちょっとでも「ドット絵、おもしろそうだなって思ってもらう」のがこのラジオのゴールです。

なので、できるだけ専門用語は使わないで、個人的なエピソードとかドット絵をつくる・見るおもしろさを、ポップに、ざっくり喋っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

※リスナー向けの説明箇所が続くので割愛



なんでラジオやねん

00:06:05
このドット絵アドカレ系の記事は、本家も含めて過去の回を全部見てるんですけど、ラジオをやってる方はいなかった(*5)と存じておりますので、

たぶんこの記事にたどり着いた方…この12月23日の裏ドットアドカレにたどり着いた方は、「なんでラジオなんだ」って大混乱されてると思うんですけど、一応、ラジオにした理由があるので、それもお伝えしておきたいんですが、

*5 ラジオをやってる方はいなかった
この嘘つき!! Lily☺︎KGさんが音声メディアで既に参加してるよ!
落ち着いたBGM付きで丁寧な語りのラジオ。いや〜ラジオって人柄が出るよね、人柄が…(鏡から目を背ける)

Lily☺︎KGさんの記事(2021年)

Lily☺︎KGさんの記事(2022年)

00:06:34
本家のアドカレに登録しようと思ったときは、特に何も決めてなかったんですよ、テーマを。

とにかく「自分の中で楽しいな」ってところを適当に書こうと思ってたんですけど、本家に登録し損ねて1回激萎えして、フクDさんの裏ドットの企画が公開されたときに、真剣に考えてみたんです。

もう1回登録できるチャンスだから…「本当に何をやろうか」って考えたときに、最初は、皆さんと同じように、note記事とかで文章としてドット絵について書こうと思っていたんですけど、

正直ね、もうほとんどの方……
技術があるんですよ。

っていうのも、

もちろんこの企画自体は、プロアマ問わず初心者とか経験者問わず、「ドット絵が好きな方ならどんな方でも登録していいですよ、好きに書いてくださいね」っていう間口の広い素晴らしい企画なんですけど、

とはいえ、もうめちゃくちゃうまいんですよ、みんな。


推し記事:カレーの作り方

もう本当に最高。だいすき。


どんな記事が多いかというと、大抵がご自身の作品紹介。今年つくったドット絵の紹介とか、そのメイキングですね。


推し記事:今日からはじめる毎日ドット絵

ドッター歴1日目からの貴重な成長記録。
飾らない内省が秀逸。


ドッターさんは、自分以外の方がどんな過程を踏んでモチーフを決めたり実際に作業をされているかが気になるので、そのメイキングを紹介している方が多いですね。


推し記事:風景ドットのメイキング

風景の制作過程は少ないので貴重。


推し記事:8x8ドット絵・制作ノート

制作の過程や学びが構造的にまとまった記事。


あるいは、もっと細かいピンポイントの技術的なハウトゥ。「なめらかにドットの処理をするにはこうした方がいい」とか「カラーパレットはこういうふうです」とか、

「金属っぽいものを描くときは、こういう色の配置で◯◯した方がいい」とか、ニッチなニーズに対してお助けトピックスを出してる方も多いんですね。


推し記事:ドット絵で学ぶ色と光

「色」についてだいぶ学べる
正統派ハウトゥ記事。


で、最初はそういう風にやろうと思ったけど、私には到底無理で、そういう技術はないし。できたとしてもやり尽くされているので、こんな初心者がやったところで何のメリットもないというか…あんまり旨味がないなって思ったんですよ。



ドッターの孤独とその解決に向けて

00:09:12
で、ふと思ったことがありまして、あの…作業中の話、誰も書いてないなあ、って。

「作業中」っていうのは「作業工程」の話じゃなくて、作業中に何をしているか。ドット絵を打っているときの…どういう環境に身を置いて作業しているかっていうのを書いてる人が少ないなって感じたんですよ。

つまりね、何が言いたいかというと…

ドット絵を打っているときに、
ドッターさんって孤独じゃないのかなって思ったんですね。

私も…ほんと私は、クソどアマチュアですからね。趣味でやってるだけなんですけど、その私でさえね…打ってるときってめっちゃ楽しいんですよ、集中してるから楽しいんだけど…

「今めっちゃいいドット打てた」「今めっちゃいい線引けた」みたいなのを、内的に楽しんでるだけであって、その喜びを…共有できない、今この瞬間に共有できない苦しみ・寂しさみたいなのは若干あって。

 

このとき生まれた感情も、地球上で自分しか知らぬまま土に還ってしまった…


作業配信とかすればいいのかもしれないですけど、それとはちょっと違って、この…内側の感情みたいなものを共感してもらえない…

その中で、一人で、完成に向けてひたすらポチポチドットを打つ作業っていうのは、音楽聴くとかそういう気の紛らわせ方もあると思うんですけど、

にしても、ちょっと寂しいなっていうのがあって、孤独の戦いみたいなところがあるんですね。それってプロの方だとなおさらそういう感覚強いんじゃないかなって思ったので、

00:11:11
今回たどり着いたテーマは、そういう諸問題を解決する目的も含めて…題しまして、

ドット絵に関するアドレナリントークというものをやってみようと思います。「アドレナリントーク」ってのは私が、今勝手に作った言葉なんですけど、

特にドッターさんがこのラジオを作業中に聞いたときに、「ちょっとそれわかる」みたいなあるあるも含めて「アドレナリン出てモチベーション増加するよね」みたいな、そういう喜びが感じていただけるのではないか…って希望的観測なんですけど、

そういうアガる話をしてみたいと思うんです。で、願わくば、ドッターさんの作業中の孤独みたいなものを、少し緩和できたらなって。

で、さっきも言った通り、ドット絵を全く知らない非ドッターの方にも、「ドット絵ってそういうところを見るおもしろさがあるの?」とか「そんなところで悩んでるの?!」とか…動物園的喜びを感じていただけたらと思うので、

ドッターさんにも非ドッターさんにも楽しんでいただけるような内容でお届けしてみたいと思います。

00:12:41
というわけで、やっと本論に入るということで、ちょっと長めの導入になっていますが、これも若干、意図してまして

たぶんね、(一般的な制作の)作業……1時間くらいかかるんじゃない?って思っちゃうんですよね、メイキング(とか見てると)…もっとかかる人もいるのかな、手間のかかってるドット絵を描く方は。

なので、その一作業を終えるのに…1時間ちょっとぐらいかな。それぐらいで聞き終わるラジオを目指していますので、若干導入長めでお送りしました。

本論も内容盛りだくさんでお送りしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ということで、早速アドレナリントーク入っていきます。



アドレナリントーク;鑑賞サイド

00:13:31
この話できる場があんまりないので、私自身が今アドレナリン高まってて、ちょっと気持ち悪い状態になってるんですけどご容赦くださいね。

大きく分けて2種類のアドレナリンが出る話をしたいと思っていて、

①ドット絵のどこを見ているのか問題
…問題っていうか「楽しみ方の視点」、鑑賞サイドの話です。

②ドッターの命が輝くとき
…っていうことで、制作サイドのお話をします。



ドット絵のキャンバスサイズ

00:14:08
まず最初ね、ドット絵のどこを見ているか。鑑賞するときのお話なんですけど、

私が「このドット絵やべえな!」ってテンション上がるところが三つあるんですね、見てるときの視点として…っていうか、刺さってると思うときの「これがたまんねえなっていうポイント」が三つあって。

とにもかくにも私が一番アガるのが、「サイズが小さい」ということですね。もうこれだけで価値があると思ってます、ドット絵は。

「サイズ(が小さい)」っていうのは、モチーフが小さいとかも入ってくるんですけど 「キャンバスサイズが小さい」ということです。

【説明しようッ!】
ドット絵のキャンバスサイズは、何ピクセル×何ピクセル(以下、px)で決まるんですけど、本当に小さいと…16×16pxとかがわりと小さいかな。

デカくなってくると144×144pxとか、もっとあるんですけど、そういうサイズよりは、すごく小さい中で緻密につくり上げてる方がかなり好みなんですね。
【説明おわりッ!】


推し記事;ドット絵のキャンバスサイズを考える

刺さるサイズは千差万別


00:15:19
それ何でかなって思ったときに、1pxに込められている情報量 …そこから読み取れる情報量が多いドット絵が好きなんだなって常々思っていて。どういうことかというと、

例えば、細かい話なんですが…じゃあ、架空の作品を頭に想像していただきたいのが…何か、小物。カバンにしましょう。

布か皮かわかんないけど柔らかい素材でできたリュックみたいなカバンをドット絵で打ったとして(*6) 、

ポケットとか細々したボタンとか装飾とか、そういうドットの中で、ほんの数px。場合によっては1、2pxなんですけど、そのフタのごく一部の面に、周りの色よりも少しだけ明度の高い…明るい色のドットが置かれていたと。

そういうのを見たときに私は 「あ〜…!ドット絵って素晴らしいな!」って思うんですけど。

その1、2pxは何なのかというと、いわゆるハイライトですね。そこだけ少し光…光源に近くてちょっと明るくなっているドットがあったとして…

そのハイライト以外に読み取れる情報として、その色がどれぐらい明るいかによって、カバンの材質や手触り、柔らかさみたいなニュアンスまで伝わってくる場合があるんですね。

それはもう、そのドッターさんの技量によるし、そのカバンの他の描きこみとかディティールにもよるんですけど…

*6 このたとえ話にぴったりなカバンのドット絵を描いてくれるドッターを募集しています。投稿していただいた画像付きツイートをそのままこの記事に埋め込ませていただきます。1、2pxのハイライトの効いたカバンならどんなデザインでもOKです。いい感じのドット絵、お待ちしています。

描いていただいた方、全員載せます

スゴイ!ちゃんとフタのあるリュックみたいなカバンだ!!


そういう、ほんの数pxにどういう意味をもたせているかを感じ取れる瞬間が、小さいドット絵ほど顕著というか。

やっぱり気を払ってるので…小さいドット絵ほど、1pxずれただけで印象が大きく変わるから、どういう色でどこに配置するか、すごく気を遣ってつくっていると思うので、そういうのを見たときに「あぁやっぱり、極小ドットってかわいいな〜たまらんな〜」って。

そういう細かな気の払い方は、ペンタブとか液タブで描いたデジタルイラスト、デジ絵とはまたちょっと違った味わい…ドット絵ならではの味わいじゃないかなって、個人的にはすごく思いますね。



ドット絵 の「見立て」

00:18:11
今は「点」の話をしたんですけど…

ドット絵っておもしろいのが、基本的には「点」だけど、その点の集合あるいは配置パターンによって「線」になったり「面」になったりもする(*7)んですね。

*7 「線」になったり「面」になったりもする
絵全般にいえる話だが、ドット絵もそのように「見立てる」ことができる、というニュアンスで言っている。

だから、同じ色でわーっと塗られているところは、「ここはカバンの側面なんだな」と感じますし、カバンの輪郭がラインとしてつながっているように配置されていたら「これは輪郭線なんだな」ってわかるんですけど、

それが同じ色でも、配置される場所によってはハイライトになるし、ボタンとか細々したパーツに「見えてくる」おもしろさがあるんですね。


急に1pxポエムするな。


推し記事;キャンバスサイズについて考えてみました

「1pxの情報量」を完全に言語化したすごい記事。


00:18:55
ドット絵って色が少ない方が偉いみたいな風潮がたぶんある(*8)と思うんですよ。

それはね、昔…もう本当にど初期のゲームにドット絵が使われていた時代の、要はハードの容量の問題で色の数をものすごく制限して2色とか3色(*9)とか8色でつくっていた時代の名残もあると思うんですけど、

*8 色が少ない方が偉いみたいな風潮がたぶんある
厳密には「ドッターには色を少なくしたがる傾向がある」ってニュアンス。
…あくまで個人的な意見ですからね〜!!!
絶対そうだなんて言ってないですからね〜!!!

*9 3色とか
なんでや。
4色(2BITカラー)って言いたかった。なぜここだけ背景色を引いたのか不明。

いかに少ない色数で表情豊かに見せるかを考えている方が多いんじゃないかと思うんですね。

大きいキャンバスだと、たくさんの色でドット絵をつくる方は大勢いるんですが、小さい(キャンバスサイズの)ドット絵ほど数色のバリエーションで一つの絵をつくっちゃう人が多いと思うんです。

00:19:45
その色づかい…例えば人物画にしても、ここでは皮膚の色として使っていたのに、キャラクターが持っているカバンのハイライトにも同じ色が使われていることはよくあるんですね。

っていう意味で、「この色数でキャラクターの全身像が描けちゃうんだ!」みたいな感動はあって。それをしっかり計算して描いているドッターさんは結構いると思うので。


8色縛りの例。まるでパズル。


あるいは、もっと元々は色数が多かった絵なのに、あえてどんどん削って削って…「この服のこの色は髪の毛の色で代用できるな」とか、どんどん組み替えているんだと思うんですけど、

そういう、ドッターさんの色を減らす工夫とかドットのサイズを削る工夫が垣間見えるところ…その削られたもの…なんか、彫刻に近いと思うんですけど、

ドット絵って、わーって適当に引いた点とか線とか面を、最終的には削り出してるイメージが強い気がしていて。

削って削って、すごく引き算した末に気持ちのいいラインとか配列パターンを見つけたものが最終的に作品になると思うので、

いかにうまく削るっているかという「省略」…「最小公倍数を探すゲーム」 がドット絵の醍醐味だと思っているので、その配置以外あり得ないっていうドット絵を見つける喜びが、小さいサイズほどあると感じます。



どハマり中の極小ドットゲー

00:21:28
具体的な作品を一つ紹介したいのが、スマホのゲームアプリで「ひまつぶナイツ(*10)」っていうのが今年リリースされたんですけど、めっちゃドット絵が可愛くてハマってやってるんですよ。

*10 ひまつぶナイツ
ひまつぶシリーズの第9弾。iOS・Androidともに配信中。
無料!

ラジオとか動画のデータを書き出している途中って…今、iPadで収録してるんですけど、(書き出し中は)触れなくなっちゃうんで、その時にスマホで時間つぶしでやってるゲームの一つなんですけど、それはね、すごい極小ドットなんです。

基本的にモンスターを退治する放置型のRPGで、放置するステージとキャラクターのジョブ(職業)を設定して、あとは放っとけば勝手にレベルがどんどん上がって敵を倒してくれるんですけど、

そのキャラクターがみんなものすごく小さいドットでできていて、「四角い一つ一つのドットです!!」ってのが明確にわかるぐらい小さいドット絵なんですね。

こんな感じ(アイコン画像)


なんだけど、そのドット絵すごいのが、プレイヤーキャラクターのジョブが100種類あるんです。で、その100種類分の職業に見合った衣装が用意されていて、それも全てドット絵なんですけど、

あのね…ちょっとあえて悪い言い方をすると、もう粗雑(*11)なわけですよ。ほぼ陰影もほぼない。あるんだけどほぼないし、黒い輪郭でガサッと縁取っただけっていうすごくシンプルな見た目なのに、

*11 粗雑
「ドット絵に関心のない人がパッと見た時に受けそうな印象」の意。実際は粗くもないし雑でもない。なのに、あえてそう思わせるようなデザイン。つまり褒め言葉。

どのドット絵を見ても「あ、これは海賊のジョブだ」「ヴァンパイアだ」「魔法使いだ」とか、もう見ただけでわかるんですよ。それを100種類分つくっているっていうすごさもあるし、

かいぞく
ヴァンパイア
ウィザード

あと、武器と盾のドット絵もあるんですけど、一番小さいやつなんか4pxぐらいしかないんですけど、それも絶妙なハイライトをポンって打って、影をチョンチョンって打つだけで盾に見えてきたりするんですよね。そのおもしろさがあって。


4pxの盾!ちっちゃい!!
「さや」も4px。他のもちっちゃい。

敵キャラのモンスターも、もちろん細かくて。ちっちゃいキャラクターは本当にちっちゃいんですけど、あんなに明らかに「あ、ドット絵だな」ってわかる絵柄なのに古臭くなく、しかもポップで、かわいらしくて、それでいて洗練されているデザインなんですね。もう感動しちゃって。

この3体共通点は
おでこらへんにある
1pxのハイライト(刺さる)

そのドット絵を眺めるためにプレイしてるところがあるんですよ。「ひまつぶナイツ」ぜひ知らない方は見てみてください。

Twitterで作者さん…みっふぃさんですね。アイコンも、ゲームに登場するキャラクターのちっちゃい立ち絵が使われているので、ぜひ見てみてください。

ひまつぶナイツ
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00:24:41
あと、別ゲームだと「ローグウィズデッド」かな。これは輪郭線がないドット絵なんですけど、こちらはさっきの暇つぶナイツよりも少しだけpx数多いんですが、まあすごいですよ。これもね、もう無駄がない。素晴らしい。素晴らしいドット絵だと思います。

ローグウィズデッド
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で、今紹介したような最近のドット絵は、たぶんですけどそのほとんどが、わざと小さいドットで打ってると思うんですよ。

一方、大昔の、ど初期のファミコンのマリオとかドンキーコングとか…もっと辿るとインベーダーゲームとか、8色ぐらいでつくられていたときのドット絵は、

小さくせざるを得なくて…ゲームハードの容量の関係で、仕方なくああいう制限の中で、いかに独創的に打つかという技術が問われていたと思うんですけど、


初代ドンキーコングかわいいよね


今のドット絵って、制限のない中であえて自分たちで制限をかけにいってるんですね。その中で生まれているドット絵だから新しさがある…レトロとはまた違う、極小ドットの味わいがあると思うので…

ドット絵って「昔っぽい」とか「古い」っていうイメージが、ドット絵に触れてない人ほど、印象としてあるんじゃないかなと思うんですけど、今のドット絵…わざと小さく打ってるものは「新しさ」もあるので、そういう先入観抜きで見てみてほしいなっていうのは個人的に思いますね。



ドット絵の再現度

00:26:34
すみません、ちょっと長くなっちゃった。

見るときに私が好きなポイント二つ目が、「再現率が高い」っていうのがあります。これは…個人的な性癖みたいなもんなんですけど、「再現厨」なんですよ私。


好きな解像度を探る意味も兼ねて模写


ありとあらゆるものを再現するのがわりと好き。で、再現できたときの喜びがそのまんまエクスタシーみたいな人(*12)なんですね。それはドットに限らず、思い起こすと、小学校のときの書写の授業とかもそういうノリで取り組んでたんですよ。

*12 再現できたときの喜びがそのまんまエクスタシーみたいな人
きもちわるい。

子どものときは(書写の授業を)模写をするゲームだと思ってたんですね。「本物そっくりにお手本を写し取るゲームで、上手にできたら先生からはなまるがもらえる、ヤッター」だと思ってたので、ちっちゃいときから何かを再現する遊びが好きだった覚えはあるんですけど、

それがドット絵でも同じ発想で見ているので、現実にあるものをドット絵に起こしたものが結構アツいなっていう。

それこそ、一人ドッターさん紹介すると、lowさん。



その方が打っている初代ポケモンの16×16pxのドット絵があるんですよ、私ポケモン世代なんですけど。で、しかも黒フチの輪郭ありで16px以内で収めている作品があるんですね。そのシリーズが結構好きなんですけど、



例えば…もう明らかに小さいポケモンっているじゃないですか。プリンとか真ん丸のポケモン。別に丸いから簡単って言いたいわけじゃないですけど、でも丸いほうが形としては取りやすいじゃないですか。とりあえず丸く見えるように打てばいいんだから。なんだけど、例えばミュウツーとかもう…ごちゃごちゃでしょ。とか、

あと、感動したのがゴルダック。



ゴルダックもすごかったね…爪とかが一個一個わかるように打ってあって、でも黒い輪郭があって、こんなに込み入ったポケモンをよくこの中に収められるなって、すごく感動した覚えがあるんですけど。

そういう、知ってるものをさらに細かいドットに落とし込む…さっき言ったように、小さいのが私は好きなので、小さければ小さいほどすごいなって思うんです。

00:29:14
でもね、そういう「再現度が高いな、似てるな、本家そっくりだな」って思うドット絵ほど、本物と実際に比べると結構違うんですよ。



それは、ポケモンだったらポージングも全然違うし。例えば16×16pxだったらその正方形の中に収まるようにポージングを考えてドット絵を打つので、無理やりその正方形の中に押し込めて打つんですね。

だから、見た目としては「あれ?こんなに足ちっちゃくないよ」とか「尻尾がこんなところにあるのはおかしいよね」とか、比べるとたぶん感じるんだけど、ドット絵単体を見ると、もうそのように見えるんですよ。

「このゴルダックはこのポージングでゴルダックだよね」とか「こんなに身長が小さいのにミュウツーに見えるのすごいよね」っていう話なんです。



ミュウツーってちょっと背が高いポケモンなんですけど、でも16×16pxに収まってるっていう。でも、人間の脳みそ的に「高さが違うからおかしい」ではなくて「あ、これミュウツーだよね」って思えてしまう…

要は、脳をダマすデフォルメができるんですね、ドット絵って。それがおもしろいところだと個人的には感じているので、既にあるものをさらに荒くて小さいサイズのドット絵に落とし込んだ作品…そういう作品がないかなって見てみるのも楽しむポイントの一つかなと思います。


推し記事:ドット絵での『光』の表現の試行錯誤

「夜のビル群」の考察はまさにデフォルメ論。


推し記事:ドット絵なんて嘘つきだ。

嘘をついた方がより本物らしく「見える」現象についての実証的な記事。


00:30:56
あと、もっとドット絵の解像度が高くなってくると、くつわさんって方がいますね。



Twitterでも FFのプレステのパッケージ版…ゲームソフトの外装そのものをドット絵で再現してるのがあって、解像度が高くなってきても…もう、原作愛とかもあるのかな…



こんなに原作に忠実につくってて、作品愛が感じるからいいなっていう(見る側の)補正もあると思うけど、何かしらの原作があるものをドット絵に写し取っている作品を探すのはおもしろいですね。これおすすめです。



ドット絵のシルエット

00:31:48
ドット絵見るときにアガるポイント三つ目、「シルエットが美しい」です。

さっきまでの、小さいサイズがいいとか再現率が高いってのは…200px以下ぐらいのサイズの…もっとちっちゃいかな、100px以内とかそういうレベル感で喋ったんだけど、

三つ目の「シルエットが美しい」は、どっちかというとデカめのキャンバスサイズを使っているドッターさんの作品を見るときに素晴らしいなって、よく感じるんですけど。

まず、私の好きなドット絵の前提として、「ドット絵の四角いドットがジャギジャギしてる感じ」が好きなんですよ。

目で見て「これはドットで描かれてるな」ってわからないぐらい細かいドット絵は、ペンで描いたデジタルイラストと変わらなくなってしまって(*13)、よさが薄れてしまうので、あまりにも写真に近いぐらい細かいドット絵はあんまり私は魅力的に感じないんですね。

*13 デジタルイラストと変わらなくなってしまって
もちろんデジタルイラストをアンチしたいわけでも、デジタルイラストに近いドット絵を批判したいわけでもない。あくまで好みの問題。
予防線、張るよ〜〜〜!!!!!

なんですけど、写真に見えるようなイラスト…「写真」ってあえて言いますけど、写真とドット絵の「ギリギリドット絵」のラインを攻めてるように見えるドッターさんの作品も結構、趣深いので紹介したいんですけど、

00:33:30
まず、「ドット絵でそんなこともできるの?そんなものも描けるの?!」ってところで伝えたいのが、

日常風景…日本の、夏だなーって感じる風景あるじゃないですか。例えば、風鈴があって、スイカがあって、下町っぽい感じ…庶民的な風景を切り取ったのが得意な方がいて、豊井さんというんですけど、



結構デカめのキャンバスに風景とかを切り取って描いている方なんですけど…ドット絵ばっかりを集めた本の表紙も描いていますね。

夏の入道雲が遠くに広がっていてその手前に紫陽花とセーラー服を着た女の子と柴犬が手前にいて、虹が遠くにかかっているイラスト。



00:34:55
私が特に好きなやつね、豊井さん自身もこの絵が好きすぎて次の絵が描けないって…

ピーッ ピーッ

あ、遠くの方で炊飯器が鳴りました(*14)。すいません。

*14 炊飯器が鳴りました
この日はハンバーグをつくりました。

あのね、鹿の絵なんですよ。「夜道で鹿の群れに遭遇しちゃって、その写真をパシャって撮ったようなドット絵」があるんですけど…あれめっちゃ好きなんすけどね…
(※収録時は焦って見つけられませんでした)

今見つけられないので、ちょっとごめん、印象でしゃべりますけど見つけられたらリンク貼っときます。



夜道に遭遇した鹿をパシャッとポラロイドカメラで撮ったようなドット絵で、その鹿の黒目がカメラのフラッシュを反射してちょっと光ってるんですけど、

そのハイライトがほんの数px(※実際は1px。以降は正しく1pxと表記)で表現されていて、それが引きで見るとちゃんと鹿の目に映ったフラッシュの反射光だなってのがよくわかるんですよ。

その目の光が、ものすごく細かいドット絵で例えば、数十pxで描かれていたとしたら、たぶん私は魅力的に感じないと思うんですけど、それがほんの1pxで描かれていたから「あ、これドット絵じゃん」って気づいたときに、その1pxに込められた味わいを感じ取れる。それが、豊井さんの…ドット絵としての線引きが素晴らしいわけですよ。



00:36:48
他にも街並みで、例えば電線が揺れている描写とかをGIFアニメで上げているんですけど、その電線も太いわけじゃなくて1pxのラインで引かれていて、「あぁ、これがドット絵の醍醐味だよね〜わかる〜」っていうのがあるので、ぜひ見ていただきたいです。



同じく、背景描写が素晴らしくて、プラス人物描写もすごい方で、APOさん。



この方も、わりかし黒フチの輪郭なしで背景描写を入れつつ人物も入れて打つのがすげーお得意な方なんですよ。

構図がすごいんだよな。ものすごい煽りとかものすごい俯瞰から打ってて、これどうやって…参考写真とかあったりすんのかな、とか…すごくパース効いてるんですど。

00:38:11
例えば、今見てるのが2022年6月30日にTwitterで投稿されている作品で、英語でMOON PALACE(※placeと読み間違えてましたすみません)って書いてあるんですけど、

これなんていうの、二点透視図法ですか。二つの線の先に消失点がある描き方で、中央に黄色っぽい服を着た女の子がスマホをいじってるアニメGIFなんですけど、



遠くの方で…流れ星が流れていったり、旗がひらひら〜と、ゆっくりなアニメーションで動いていたりとか、

マンションとかビルの反射光みたいなのが1pxで描かれているラインかな。とか…「あ、ここに1px(の情報量)をもってくるんだ、1pxの価値をここにもってくるんだ」みたいなのがあって、

すげー細かいんですけど、ちゃんとドット絵ってわかるギリギリのライン攻めてるので、見応えがありますね。世界観もすごいし、作品ごとに全然違うんですよね。塗り方も若干違うしさ、すごいよなあ、この手数の多さ。

あと、2022年10月8日のWINDってタイトルがついてるドット絵もすごいですね。このビルの上からまたパースが効いた描写で…見てみてください、もうたまらんっすから。



00:39:54
今のが、主に風景とか景色がすげーっていう方で、で、ちょっと方向が変わるんですけどキャラがめっちゃすげーっていう方で1人紹介したいのが、

まず、キュアもとさん。



この方はすごいよ。キャラクターの絵がさ…ちょっと俗っぽい言い方なんですけど、(作品から受ける)印象で喋りますよ、実際にそうかと言ったらあれなんですけど、

ボーカロイドのMVのビジュアルキャラクターでいそうな、動画映え・サムネ映えする感じのキャラを描くのがすげー得意な方なんすよ。どれが好きかな…

00:40:52
これ…これかな、やっぱ特に好きなのは、目を引くな。

2022年11月23日に投稿されている、羊の角が両サイドについた白い髪のパーマかかった女の子の、顔が大きめにどーんと描かれているドット絵があるんですけど、



これはね、1pxの主線で主に描かれてるかな。いやもう美しい…フリルがある衣装をキャラが着てるんですけど、もう…この、この細かさといったら半端ないですね。


推し記事:ドット絵の制作過程とこだわり

この絵のメイキング記事!贅沢!


私、この方の何が好きってね、アンチエイリアスを使ってないところなんですよ。輪郭線にアンチエイリアスを使う方って多いと思うんですけど、この方は徹底して輪郭の黒い1pxのラインには使ってないですね。こういうとこ、結構好きだな。パキッとしてて、「ドット絵だ!」ってはっきり、一瞬でわかる絵柄がすごいですね。

00:42:01
【説明しようッ!】
ごめん、「アンチエイリアス」初めて出てきた単語ですね、ちょっと説明しておきますが、簡単にいうと、2色以上の色がある時にその色の境目をなめらかに見せる技法のことです。

例えば、黒と白があったらその中間色のグレーぐらいを、色と色の境目に置くんです。で、引きで見た時にそこがグラデーションに見えるので、なめらかに見える、あんまりギザギザして見えなくなるっていう意味でよく使われる技法なんですけど、
【説明おわりッ!】

それあんまり使いすぎると、写真と何が違うのって話になってきちゃうので、私はあんまり使わない絵が好きだっていう、これは好みの話…めっちゃ予防線張ってますけど、

これは本当に絵柄の問題で、アンチエイリアスをめちゃくちゃ使ってもちゃんとドット絵に見える方はいるんだけど、私の好みとして、特にシルエット…輪郭辺りに多用しない方が好きなのでただ紹介してるだけなんですが、これは好みの問題ね。

みたいな感じで、キャンバスサイズがデカくなってくるとキャラクターの描き込みがはっきりできるので、これは小さいドット絵にはできないから、デカいサイズ描いている方の絵を見るときの醍醐味だと感じますね。

00:43:28
さらにいきますと、この方がね、もう…ドット絵の可能性を広げている方だなって個人的に思ってる方で、なるめさん。



もう最近のドッターさん、ほんとTwitterをめちゃくちゃ上手に使ってるので、私みたいに眺めるのが好きな人にとってたまらんのですけど。

なるめさんはね、個人的には、さっき言ったような写真とドット絵の境界線のギリッギリドット絵側にいる方だと思ってます。

パッと見たら、ほぼほぼ「これは…ペンタブとかで描いたデジタルイラストかな?」って思っちゃいそうになるんだけど、「おや?…これは…ドット絵じゃないか…!?」っていう、もうギリギリ気づくラインで細かいんですよ。すごいよこの人の絵、ヤバいですよ。マジで見てほしい。



00:44:39
でね、この方、今まで紹介した方と全然違う点があって、この人…ドット絵で、漫画描くんすよ。漫画。すごくない?


これが…ドット絵…?え?


背景もドット絵だし、人物もドット絵だし。すごいなっていう。(ツイートで)制作過程を見る限り、たぶん最初はデジタルイラストで線を描くんだけど、それを後にドット絵に落とし込んでるっぽいんですね。

この辺は手作業じゃないかなと思うんですけど、編み込みしてる髪型のキャラクターとかもいて、そんな…めちゃくちゃ大変じゃん毎回、作画。って思うんだけど、徹底的にドット絵ですね。



00:45:31
だから、その線の密度…っていうか「どのくらいの解像度でドット絵にするか」がなるめさんの中で決まってるっぽいので、いつ見てもこれはなるめさんの絵柄だってわかるんですけど。

この方のラインの取り方、シルエットの美しさはもう一級品ですね。この線以外ありえないっていう線をバシッと引いてくるし、気持ちいいですね、見てて。



ちょっと線が混み合うと、「ここなんかちょっと滞ってるな」みたいな線があるんですよドット絵って。あるいは、(ドットが)あまり規則的に揃ってない並び方をすると、パッと目で見て「なんかちょっとガタついてんな」ってわかっちゃうもんなんですけど、寸分違わぬラインを完璧に取りにきてるのがすごいですよね。

00:46:29
で、もうちょっと細かいことをいうと、なるめさんの絵は線もそうなんですけど、グラデーション…網掛けの技術も素晴らしいなって、

【説明しようッ!】
ドット絵って、グラデーションをつくるときに、色と色の自然な馴染ませ方が、混色するのではなくて、白から黒にグラデーションにする場合は、白と黒の中間のところでその濃淡を、密度を変えて表現するんですよね。黒い方に近いところはちょっと白のドットの数を少なくして徐々に増やしていくやり方で、引きで見た時に馴染んで見えるんですけど。
【説明おわりッ!】

そのグラデーションも、なるめさんのは綺麗なのでぜひ見ていただきたいなと思います。



今紹介した方々。これ以上細かいと、ドット絵の旨味が失われると思うので、私としてはこれくらいまでの解像度の絵師さんがおすすめです。見てて楽しいと思います。



まだまだある鑑賞の切り口

00:47:41
【説明しようッ!】
他にも、もうちょっとね細かい部門があって、ドットフォントとか…ビットマップフォントっていうんですかね。「ドラクエフォント」って言ったらピンときますかね。

あと、アニメーション部門も結構アツいですね。GIFアニメや動画をYouTubeで上げてる方がいるんですけど、ループアニメーションだったり、ゲームの武器をビュンって振り回したりするときのエフェクト(のアニメーション)も得意な方いるので、この辺とか。


推し記事:小さいドット絵で描くアニメーション

小さい!キャラが!!よく動く!!!記事。


あとね、もう一個アツいのが…「視点」ですね。どういう視点で主にマップを描いているか、「◯◯ビュー」ってのがあるんですけど、

例えば、一番最初の方の「スーパーマリオブラザーズ」は横から見てるので「サイドビュー」というんですけど、横スクロール系の昔のゲームに多かったやつで、

あと、見下ろし。「トップビュー」もあって、見下ろし型はすげー初期のポケモンとかドラクエとかFFとかの、町に出てるときのマップを想像していただけたらいいんですけど、

建物の屋根とか上の部分が見えて、それを鳥の目線で見下ろしてるみたいな感じのがトップビュー。


昔はRPGといえばトップビューでしたね


さらに、ヴィネット図(*15)…サイコロみたいな形を想像していただけたらいいんですけど、

*15 ヴィネット(またはビネット)図
別名は「クォータービュー」。
なぜかこれだけ言い忘れていた。
ちなみに制作難易度はかなり高い。

縦も横も高さも奥行きもある立方体の中にキャラクターをつくるイメージだから、立体なんですよね完全に。
【説明おわりッ!】

ロックマンのマップ(*16)ってヴィネットになってたんじゃないっけ。

*16 ロックマンのマップ
ロックマンエグゼあたりのマップの話。

ロックマンエグゼ(バトルではサイドビュー、町ではクォータービュー)

初代ロックマン(サイドビュー)


そういう視点部門もあって、それぞれ得意な絵師さんがいるんですが、それについて喋ると長くなりすぎるので、今回は省略します。いつかどっかで喋れたらいいなとは思ってます。



アドレナリントーク;制作サイド

00:49:56
というわけで、今しゃべったのが鑑賞するときのアドレナリントークですね。ドット絵のどこを見ると楽しいのかについて喋ってみました。

じゃあ次は、「ドッターの命が輝くとき」ということで、制作サイドの視点でおもしろみを喋ってみたいと思います。これに関しては、私の主観的な制作してるときの心情で喋っていきたいんですけど、

まず、私はとんでもないアマチュアでして、去年、2021年の秋…夏ぐらいにdotpict(*17)っていう、スマホでもできるアプリで始めました。

*17 dotpict
私のようなとんでもないアマチュア向けのアプリ。
無料!


推し記事:dotpictの歴史

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模写オバケ

今、Twitterのアイコンになってるやつが人生で初めて打ったアイコンなんですけど、これは元絵があって、それを模写する形でちょっとアレンジして打ったんですけど、それが結構気に入っちゃって、


人生初のドット絵
元絵


00:50:58
「ドット絵ってこんな簡単に打てるんだ」って思ったのと、曲線を整えていくのが楽しいって思ってしまったので、そっからハマっちゃって。


推し記事:数学科を出てみたらドット絵がこう見えた

ドット絵には数学的な美しさもある。


でね、私は、模写しかしない。…うそ、模写しかできないんですね。最近は、自分のことを「二次創作の奴隷」って言ってますが、要はオリジナルがつくれない

奴隷爆誕秘話はこちら


ドット絵でもなんでもそうなんですけど、オリジナルキャラとかオリジナルの世界設定を考えるのがすごく苦手で、気づいたら既存の好きな作品に寄っちゃうので、模写をする喜びの方に完全にシフトしてるんですけど。


推し記事:ドット絵で市ヶ谷の坂を描きまくった話

オリジナリティがある人は坂さえ擬人化できる。


00:51:40
dotpictを最初に始めたときは、手当たり次第に、スマホのありとあらゆるアイコンを模写してました。Twitterのアイコンもだし、YouTube、LINE、tiktok…


最初につくった模写アイコンたち


挙句の果ては…もうネタがなくなってきて、出前館とか。出前館のマークわかりますか、配達しているシルエットなんすけど…

いろんなマイナーな文字系とかイラスト系とかも問わず模写して。なんでかというと、dotpictの…今はキャンバスサイズを任意で変更できるんですけど、前はデフォルトが正方形のキャンバスしか使えなかったんで、

身の回りで正方形のものないかなって探したら、アイコンが一番手っ取り早いなって思って。そこから色拾って模写してたんですけど、アイコンに飽きちゃってしばらくドット絵を離れて、


タイポグラフィとか

初めてのクォータービュー

はじめてのミニキャラ(SD)化

実在する人物をドット化したり

ノージャンルで二次創作しまくっている


00:52:44
で、とりわけ最近ハマってるのが、「いいねした人のアイコンをドット絵で描く」っていう、アイコンドット化にハマってまして。


↑消えていなければ今も募集中です!


21×21pxでTwitterのアイコンをドット絵に落とし込む遊びをやってるんですよ。それがね、めちゃくちゃ楽しくって。

それなんでやってるかっていうと、「より少ないドット数でそれっぽく再現する過程」がめっちゃ楽しいんですよ。これは…私の場合なので、全然万人には当てはまらないんで、そういう変態がいるっていう体で聞いてほしいんですけど。

00:53:23
ドット絵の魅力、つくるときのおもしろさとして、「早く完成する」。それは、デカいキャンバスだったら無理ですけど、私みたいに小さいキャンバスとかちっこいドット絵にこだわってる人は特に、1個が完成するペースが早いと思うんですよ。

なので、より小さいものをモチーフに選ぶと…ま、凝り出すと2時間も3時間もかかっちゃうんですけど、ある程度「もうこれで完成!」って決めてかかると、30分〜1時間ぐらいで大体のやつはできるんですね。


出先で、1時間くらい

1キャラ約30分


で、描きたいものが尽きない状態になると、「あれもやれそう、これもやれそう」って試す喜びとか、完成して「やった〜!!」っていう喜びがかなりのペースで訪れるので、すごくモチベーションが保ちやすいというか、描けなかった挫折の経験がわりと少ない気がします。

イラストを描くよりも完成しなかった経験が、私は少ないです、ドット絵に関しては。描こうと思ったものがわりと完成するので、「やったー!」って気持ちで常に臨めるから、成功体験が多い感じですかね。



模写オバケ脳みそパッカーン

00:54:42
つくってる最中もすげー楽しいんですけど、脳内でどういうときに、つくってる過程でアドレナリンが出てるかを追体験していただければと思うんですけど、

例えば、アイコンをドット化するやつなら、まずいいねをしていただいて、その方のプロフィール欄に飛んで、アイコンを押してスクショするんですね。

そのスクショした画像をニヤニヤ眺めながらアプリを起動して、ドット絵を打ち込んでいくんですけど、まず、一番最初にやること。何をするか…いきなり打ち始めることもあるんですけど、

とにかく、観察ですね。観察してるときが一番頭使ってるし…レゴブロックをブワーッと広げて今からつくるものについて考えてる瞬間みたいな、そういうワクワクがあるんですよ、再現するときはね。特にドット絵はシルエット…輪郭が命だと個人的に思っているので、

00:55:52
じゃあ、実際に打ったアイコン画像の話をしたいんだけど、それはまず写真だったんです。

ガチャガチャとかカプセルトイのサイズで、窓枠に腰掛けてるちっちゃい猫のマスコットキーホルダーみたいなサイズの、座ってる猫なんすよ。人間みたいに座ってる感じで、

あとで調べたらこれだった


ちゃんと猫なのに肩があって、でもデフォルメはほぼしてなくて、本物の猫みたいなんだけど人間みたいに座ってポーズのガチャガチャの猫の写真だったんですね、そのアイコンが。

元画像(※掲載許可いただきました)


その猫が、ちょっとデフォルメしてあったらドット絵に落とし込みやすいんですけど、わりと実写だからあんまり崩せないんですよね、顔のパーツも。しかも肩が張ってて足も人間みたいに座ってるから手を焼いたんですけど…

その猫を見るときも「腰の辺りが曲がってるな」「顔はギリギリ丸いな」「胴が長いですね」とかをざっくり形として見て、頭にイメージだけ置いておく感じですね。

で、しばらく観察してやっと打ち始めるんですけど、打つときは適当に仮色を置いて…カラーパレットをつくるのが目的です。私は模写してるだけなので、オリジナルでドット絵をつくってる人みたいにゼロからカラーパレットをつくるのは全くやってないのであれなんですけど、

で、だいたい16〜20色に収まる程度でざっくりパレットをつくります。ベースになる色を打って形を整えていくんですけど、この…整える段階が、ドット絵のキモというか。

さっきもちょっと喋ったんですけど、ドット絵って彫刻に似てるって話をしたと思うんです。削るのが大事だと。引き算しまくるのが、削るのが、ドッターの真骨頂 、本質なんじゃないかってすごく感じるんですよ。

「この1pxはなくても成立するな」って思ったらもう削るんですよ。これもいらない、いらない、いらないな…ってもう1回パッと見たら、「あれ、なんか削りすぎなな戻そう」とかたまにあるんですけど。

そういう感じで…最小公倍数を見つける感覚に近いんですよね。何pxあればこの猫を表現できるのかってのを考える遊びなんです。

で、自分の中でめちゃくちゃ納得できる形に落ち着くまで「削れた!うまいこと削れた!」って思えたら、その時が結構ドーパミンが出るかな。「楽しい〜!」ってなる。

80%完成。足と窓枠が変。


00:59:06
で、ここが大事なんですけど、1回寝かせます。

寝かせるってのが、物理的にマジで寝る…「おやすみ〜」って1日置く場合もあるんだけど、最低でも30分以上は絶対寝かせて、違う絵を描いたり他のゲームをしたり、そのドット絵を見つめることをやめます。ゲシュタルト崩壊してるんでね。

しばらくしてからもう1回まっさらな目線でそのドット絵を見るとね、全然違ったりするんですよね。「なんだこれ」みたいな

元絵と比べて「こんなに太ってねーだろこの猫」「この模様描き忘れてるじゃん」「こんなに背景ぐちゃぐちゃじゃないし」とかはあったりして。

90%完成。右下らへんが気に入らない。


そこで、「昨日の自分…30分前の自分の頭おかしかった」と。もう1回整えて、よく見て仕上げて、やっとそこで完成しますかね。それでもヤバいときはまた寝かせたりするんですけど。

完成!やったー!!


01:00:14
で…最後の工程、完成なんですけど、その後、一番大事なのは、「悦に浸ること」 です。

これどうなんですかね、やってる人多いんじゃないですかね、わかんないですけど。別にドット絵に限ったことじゃなくて、制作物…イラストもそうだし手芸とかDIYとか何でもそうだと思うんですけど、

何か1個作品が完成したら、全方向から眺めて一人鑑賞会をやると、すごくいいですよ。「やった!完成できた!!」っていう喜びに浸るのは精神衛生にもすごく大事だし、

さっきも言いましたけど、「一つ完成させる」のは一段レベルアップした感じというか、自分にちゃんと経験値が入ったなっていう。

RPGでモンスター倒すと、「倒しましたよ」というサインとして経験値が入るじゃないですか。「スライムをたおした、僕に何EXP(経験値)入りました」って表示が出るじゃないですか。あれって悦に浸る時間だと思うんですよ。そういう時間って必要だなっていう。

01:01:33
で、その後にやっとSNSとかに投稿するんですけど、その時には悦に入るタイムは終わってないといけないと思うわけ。1人で散々悦に浸った後に、2回目のお風呂に入るとき、(その前に)1人で1回長湯しとくんですね。

「あ〜気持ちいいなあ〜」っていうお風呂に入っといて、SNSに「作品完成したよ」って上げるときは2回目のお風呂でいいんですよ。あまり興奮しすぎないで上げとくのが私はいいかなと思ってます。


イラストでも同じ。
ツイート前にめちゃくちゃ長湯した覚えがある。


じゃないと、反応がなかったときに「経験値が入ってない」って錯覚しちゃう可能性があるので。いいねがゼロだったとしても、自分で自分にちゃんといいねをつけておかないと…そういう時間を取っとかないと、SNSの評価だけで自分の喜びを錯覚しちゃう可能性があるのであまり良くないなって個人的に思いますけど。

ドット絵をつくる方…私みたいに模写してない方は全然制作過程が違うかもしれないんですが、でも工程とか心情面としては似たところも多いかなと思うのですが、いかがだったでしょうか。



制作サイドの鑑賞って?

01:02:56
最後に、もう一つだけ…

これは、さっきの鑑賞するときの喜び…アドレナリンの話で出そうか悩んだんですけど、でも突き詰めていくと、これは制作サイドのメンタルで紹介したほうがいいと思ったのでこっちで紹介します。

制作中に休憩することがあると思うんですけど、その時に、自分が全く打てない作品…要は、さっき私が挙げた「めちゃくちゃクソデカいキャンバスで描いてるクリエイターさんの作品」を見ると、

私は…ネガティブなメンタルもあるので、自分と全然違う土俵なのに比べちゃったりするときがあるんですね。それは精神病んでたり落ち込んでたりするとそうなりやすいんですけど。

だから、そうじゃなくて、自分の制作のモチベーションを上げてくれる、油を注いでくれる人を何人か自分の中で見つけておくと、制作するときに安定しやすいっていうのが自分の中であって。

で、それは、ちょっと微妙なニュアンスなんですけど、「自分に似た目をもつ人」を見つけておくといいなと思っていて。どういうことかというと、

さっき、整えるっていう過程があったけど、例えば「ドット絵の削り方が似てる人」とか「シルエットのつくり方が似てる人」…そういうピンポイントで自分の制作過程と似てるな〜て人を何人か見つけておくと、

そういう人を見るとね、「わかるわかる!これやりたいんだよね〜」みたいな、自分と似通った、シンパシーをその人の作品に感じて、嫉妬ではなくて…同じ土俵で戦ってる人を隣で見てる気持ちになれるんですよね。

平たくいうと「応援されている」ような…全然応援なんかされてないけど、間接的に思ってるだけなんだけど、ちょっと力をもらう感じになるんですね。

01:05:16
それは絵柄が似てるとは全然限らないんですけど。例えば、私がデザイン的な意味でもすごくしっくりきていて、色のつくり方とかそれこそ削り方、輪郭の残し方とか「これ理想だなー、めっちゃいいなー」っていうのを狙ってくる方が1人いて、××(ペケ)さんって方なんですね。



この方は、オリジナルポケモンをドット絵でつくってて、もう…100匹ぐらいつくってんじゃないかな。地道に地道に、1体ずつ1体ずつつくってるんですけど、それを「途中経過」ってたまに投下してくれるんです。



もうね、私、基本的にポケモンが好きなのでそれは大いにあるんですけど、にしても…その色の置き方と、あとモチーフ…モチーフが1個あって、それをキャラクター落とし込むとこういう形になるのか、みたいな線の取り方がすごく刺激を受ける…すごくいい意味で刺激を受けるので、大好きなんですよ。



だから、私にとって××さんの絵はそういうポジションなんですけど、たぶん、ドッター方はそれぞれ自分の好きな作家とは別で、自分の制作するときのモチベーションを高めてくれる人もいるんじゃないかなって思うんですよ、心の中にどっかに。

なので、そういう人を1人あるいは複数人自分の中に決めておくと、本当にしんどいなーってなったときに見て、「私がやりたかったのって、そうそう、こういうことなんだよね」って…

原点回帰みたいな、初心に返らせてくれるっていう点で、私みたいにメンタルの浮き沈みが激しい人はモチベーション保ちやすいんじゃないかなと思ったり。あと、元気になったりね、単純に

なので、そういう見方をしておくと、便利…って言ったらあれですけど、でも、ちょっとハッピーになれるかなとは思います。

あと単純に、作業配信とかを無言でやってる人たち結構好きなんですよね。


この作業配信を検索で見つけて××さんを知った


たまに見返している配信の一つ。
BGM以外無音なのが最高。


雑談うまい人もそれはそれでおもしろいんですけど、本当に無音でYouTubeライブとかで、全部の音を切ってひたすらポチポチポチポチ打ってる人たまに見ると、「この人戦ってんなー」みたいな。

たぶん孤独なんだろうけど、これをアップロードすることはその人にとってきっと意味があるんだろうと思うと、そういう人がいるんだってだけで…ありがとうって気持ちになれるんですよ。

だから、無言で配信してる人とか、そういう共感できる作業環境で制作してる人を見つけておくのも大事かなと思いますね。



まとめ

01:08:47
というわけで、長々喋って参りましたが、今回は以上になります。

アドレナリントーク…最初は、鑑賞するときの目線で、ドット絵のどこを見ているときがアドレナリン爆発するかみたいな話をしてきました。

後半では、自分が実際にドット制作する側でどういうときにドッターの命が輝いているのかを喋ってきましたが、いかがでしたか。

この配信を聞いているドッターの方が何かしら考えたり受け取ってくださったりして、ちょっとでも打ってるときのメンタルが穏やかであったり、あるいはちょっといい方向に…何か作用してると嬉しいなと思うんですけど。

あと、非ドッターの方も、ドット絵なんかね…たぶん、日常生活してるとあんまり意識しないんじゃないかな、でも実は、身の回りにドット絵って結構あるんだけど、それはいつかの話にとっておきたいんで今は話しませんが。

でも、あまり意識しないと思うんです。けど、私みたいなアマチュアでもそういう喜びを感じてるのかとか、そんな気持ち悪いところに興奮してるのかとか色々感じてくださったと思うんですけど。



終盤でまさかの発表

01:10:10
でね、実はこの回は、単発ではなくて新しい企画の初回として配信しています。

今回の部活の名前は 「打て!ドット絵部」 です。…何のことかというと、

このちゃこラジでは、私の好きなものの話をひたすらしていくんですけど、話すジャンルによって「◯◯部」って部活の名前をつけてるんですね。

他にも、「噛むな!演劇部」とか「愛でろ!超限定サブカル部」とか色々あるんですけど、その中の一つとして「打て!ドット絵部」を、この回をもって新設しました。

初めてですね、部活を立ち上げを(ラジオの)一番最後に発表するのは。いつもラジオの冒頭で発表するんですけど。

でね、もし今回、裏ドット絵アドカレ企画で、ドッターさんとか非ドッターの方でも聞いてくださった方がいて、反応とかあったらいいな〜… と思うんですけど…

あったら、不定期で第2弾、第3弾をやろうと思っています。ざっくり台本も…台本っていうかトピックスぐらいは考えていて、メモしてあるんですが、

非ドッターに向けて「ドット絵にちょっと興味あるけど(って人に向けて)どんな手の出し方があるか」とか、あとさっきチラチラ言ってましたけど、


推し記事:絵を描きたい……じゃあドット絵やらない?

初心者のハードルを極限まで下げてくれるすごい記事


「昔のドット絵と今のドット絵って何が違うのか」とか、「ドット絵が素晴らしいアプリとかゲームって何があるの」とか…いろんなジャンルがあるんですけど、

第2弾、第3弾やるんであれば、今回、このドット絵部の初回の、このエピソードを聞いてくださった方の反応とかリクエストも盛り込んで、次の台本を立てたいと思っているので、

もしよろしければ、noteにコメントでもいいですし、ちゃこラジには各種おたよりフォームがあります。

他にも、YouTubeならコメント、 Twitterならハッシュタグ#ちゃこラジをつけてツイート、もしくはメールアドレスとか色々あるので、お好きな方から、リクエストとか感想とか送っていただいたら、それを参考に次回を組み立てます。

メールアドレスはchacoradi@gmail.com


おたよりはちゃこラジ無印(*18)の回でご紹介させて頂こうとも思いますので、ぜひ何かしらのリアクションいただけると幸いです。励みになります。

*18 ちゃこラジ無印
・部活(企画)をやるのが「ちゃこラジEX」
・おたより紹介や雑談するのは「ちゃこラジ(無印)」
という棲み分けをしている。

文字書き起こし(を前提にした)ラジオを録るのも初めてなので…あまりまとまりがないかと思ったんですけど、適度に脱線しながら何人か好きな作家さんとかアプリを紹介したりもしたので、

そういう雑談も交えつつ第2弾、第3弾をやるんなら、ゆるくやりたいなと思っておりますので、お気軽にご意見などお寄せください。

今回は、作業中・制作中に聞いていただくことを想定して少し長めに録ってしまいましたが、最後まで聞いてくださった皆さん、本当にありがとうございます。拙い話ではありましたが、大変嬉しいです。

この回が、多くの方に聞いていただけたとも思いますし、来年、もしできたら本家ドット絵アドカレに入れたらいいなと思ってるので…本家に入りきれなかったらまた裏ドット絵の方に入るかもしれませんが、よろしくお願いします。



おまけのお知らせ

01:14:11
今回は以上で…軽く次回予告しておきますと、次の月曜日の夜に年末用のちゃこラジの公開収録を予定していて、Twitterのスペースで垂れ流しで公開収録します。

で、その時録った音源を12月30日、最後の金曜日に上げて、年内の配信は終了。で、年明けて最初の週からまた伏線ラジオ、Wikipedia読むシリーズの第6弾(*19)から早速始まりますので、またよろしくしてやってください。

*19 Wikipedia読むシリーズの第6弾
ちゃこラジ番組内企画で、「とあるテーマに関連したWikipediaを全部読む」という奇行ツアーを行っています。※ドット絵とは何の関係もありません。
ちなみに直近では、「コミックマーケット」の記事を3時間かけて本気で音読しました。そしてそれを最後まで聞いた猛者もいるそうです。
本当に人生を大切にしてほしい。

総再生時間で恐怖に震えてください


というわけで、本日は以上になります。最後までありがとうございました。では、また次回のエピソードでお会いしましょう。ちゃこ先生でした。さようなら。




というわけで、ちゃこラジ年末SP公開収録やります。
2022年12月26日19時スタート。
詳しくはタイムテーブルをご参照ください。

この裏アドカレ用記事やドット絵についても触れながら、2022年を無理矢理まとめる雑談公開収録(になる予定)です。

このnote記事やラジオをここまで見聞きしてくださった皆さんなら、きっと楽しんでいただけると思います。いや、絶対に楽しませる!
ご都合よければ覗きにきてね。

2022年12月31日追記
その完成したラジオがこちらです↓

※注意:2時間越え


というわけで、
「二次創作の奴隷的ドット絵のおいしい食べ方2022」はこれにて終演。お疲れ様でした!残機がある方は、食レポしてってね。

↓食レポリンク(再掲)↓

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ちゃこラジ最新エピソードはこちら!


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