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息子の学校に行く!は、突然くる

本当に、突然来るんですよね〜。

その時が…。

昨日の夜から、明日は頑張れないかもしれないと息子から予告があった。確かにここ最近、デイには行くし、頑張ることが多かった。

そして、今日の朝も、「学校に行ける確率20%」との発言があり、完全に気を抜いていた。8時40分辺りで、確か「その時」が突然来た。

ママ今から行くよー!

えっ?驚きと、喜びと、あともう一つ同時に便意が襲ってきた。
これは、強烈なタイプのやつだ。

でも、繊細な息子が「行く!」と言い出したら、もう待ったなし!なのよね。私は急いで、トイレに駆け込んだ。

本当言うと、来週健康診断が控えてる私は、この大切な便意を無駄にしたくはなかった。滅多に訪れることがないんだもん。

が、しかし、息子の突然学校に行く!と言う気持ちだって、無駄にしたくはない。

ええーい。もう健康診断より今は息子のほうが大事なんだよー。

そう思い、トイレで用を足した。

さぁ、行こう!

なんだけども、すぐに2回目の便意が…。
今日に限って、連続2回も…。

まぢで、もったいね〜。

でも、もう息子が靴履いて玄関先にいるのよ。なんで今日に限って…泣

息子も、私をあおるように、「早くしないと、学校へ行くパワーがなくなりそうなんだけど」って、言うしさぁ。
もう、急いで出し切ったやん←きたねぇ。

とにかく、大慌てで、学校に行くことができた。

息子が通級で、先生とマンツーマンで授業をしている間に、私は久しぶりに不登校教室の先生の所に遊びに行った。

ここでまた素晴らしい先生と出会うことになる。

不登校教室の先生が、新しくもう1人増えていた。
前の先生もとても良かったけど、今回の先生も素敵だな〜と思った。

通級が終わるまで30分あるんだったら、ここで喋りながら待ちましょうよ~

そう優しく言ってくれたので、お言葉に甘えて待つことにした。
今のところ、大人しそうな男の子が1人利用してるくらいやし、大丈夫かな?

そしてこの後、先生に質問しまくり、お互い喋り倒すことになる。

学童の先生の経験が長いようで、今も他校で放課後の子ども達の見守りをしているらしい。

子どもの扱いがとても上手に思えたし、とにかく考え方が素晴らしいと思った。
私は、息子がまだ学校に行くのを怖がっていること、訪問してくれる人達を今は一番必要としていること、不登校の子ども相手に一人で子育ては大変なこと等、色々話した。

するとね、子どもは学校だけではなく地域の人や、色んな人に守られて育つことが大切ですし、私は民生委員で子ども達のことも見守っているので、必要があるならば訪問もできるんですよ~と話してくれた。

とにかく、この先生は、週1日いつもの不登校教室の先生が出勤できない日だけ勤務されていて、その他は、ほぼボランティアのような形で、学校と関わったり、地域と関わっているようだった。

話せば話すほど、私は一人の人物が思い浮かんだ。

もしかして、木村泰子さんのこと知ってますか?

即答で、ハイ!

やっぱりな。私は直感でわかった。木村先生の本を何度も読み倒し、講演会も何度も聞いたことがある私だ。いつだって、私は直感女だ。

もう少し詳しく聞いてみると、木村先生が大空小学校で校長をする前からの知りあいと言うのだ。
もう、私ったら本当にラッキー!
尊敬する木村先生とも繋がったやん(笑)←大げさすぎる。

木村 泰子さん(きむら・やすこ 大阪市立大空小学校初代校長)大阪府生まれ。2006年に開校した大阪市立大空小学校の校長を9年間務めた。大空小では「すべての子どもの学習権を保障する」という理念のもと、教職員や地域の人たちとともに、障害の有無にかかわらず、すべての子どもがいつも一緒に学び合ってきた。15年には大空小の1年間を追ったドキュメンタリー映画「みんなの学校」が公開され、大きな反響を呼んだ。この映画は文部科学省の特別選定作品となり、現在も全国各地の教育現場などで自主上映されている。同年春に45年間の教員生活を終え、現在は講演活動やセミナーで全国の人たちと学び合っている。


木村先生のことは、過去何度かnoteに書いているが、私は、木村先生の本「ふつうの子」なんて、どこにもいないを読んで、息子を通常級に入れた。

不登校になった今、支援級にしておけばよかったと思うことも正直あったけど、あの本に出会い私は決意したのだった。どんなに、今の息子の子育てがしんどくても、あの時の私が選んだ精一杯の選択を、後悔しないように、ずっと木村先生の本を大切に保管している。

その尊敬する木村先生の知り合いが、息子の不登校教室にいてくれる。

なんだか、来年も大丈夫そうな気が勝手にしてきた。

放課後、4人の友達が遊びに来た。そして今日は、部屋でゲームだけではなく、誘われて外でドッジボールにも行った。やっぱり息子にとって1番嬉しい訪問客は、いつだって子ども達なんだ!!

泣いていいですか?


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