【舞台】朝日のような夕日をつれて

 第三舞台、サードステージの鴻上さんの演出で観られる機会を逃したくないと思い、行ってきた。
 高校生の時分、天使は瞳を閉じてとピルグリム、それからもう一本、題名は忘れてしまったけれど、三本読んで、どれも面白かった。大学時代に演劇サークルに入ったら、第三舞台を好きな人は周りにいなかったけれど、私は舞台を観たことはなくても、好きだった。
 天使は瞳を閉じての台本は、今じゃ無料でダウンロードできるけれど、自分が昔読んだ台本とはすこーし違うような気がした。

 そして、肝心の朝日のような夕日をつれての舞台。紀伊国屋書店の入り口付近で鴻上さんらしき人を見かけて、劇場入り口で鴻上さんがお客を迎えていて、最後に客席に入ってきた。それだけで興奮。
 大学生の頃の自分に、将来、鴻上さんと一緒に、鴻上さんの舞台を鑑賞できるんだよ、と伝えたら、信じられないだろうな。
 舞台は、懐かしくて面白くて、法令遵守に配慮した作品に慣れていると、おおぅ!と思うところがあったりして、舞台だった。
 ゴドーが来たら、あとは誰を待つのだろう。未来は、明るいのだろうか。明るくできるだろうか。多分、明るい。

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