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焼き餃子協会 活動報告 2020

焼き餃子協会を2018年1月に設立しておよそ丸2年となります。当時から見れば、驚くほどの成長があった1年でした。「日本の焼き餃子文化を世界に」をミッションに、「焼き餃子を日本人の義務教育に」を1つのビジョンとして掲げて、走り抜けてきたこの1年を振り返ってみたいと思います。

なお、この記事は #餃子アドベントカレンダー2020 にエントリーしています。今月1ヶ月かけて、様々な人が今年の餃子活動を振り返っていますので、ぜひ餃子アドベントカレンダー2020のページから、毎日更新された記事を訪問頂ければ幸いです。

「逸品ぎょうざ頒布会」をはじめました。

今年はコロナ禍によって、旅行や外出に制限があって、自宅で楽しみを見つけなければいけない年でしたよね。自宅で食を楽しむことの一つとして、お取り寄せ餃子を提案したいと思いまして、3月に急遽、頒布会の準備を始めました。

全国の逸品餃子を、工場から直送するという企画で、これまで以下の餃子屋さんから頒布会でお送り頂きました。

4月は北海道苫小牧市の宝永餃子さん
5月は宮崎県高鍋町からたかなべギョーザさん、樹樹さん、藤原牧場さん
6月は京都市のほぁんほぁんさん、マルシン飯店さん
7月は鹿児島市のビッグファイブさん 
8月は愛知県豊橋市の夏目家さん
9月は宮崎市の屋台骨さん
10月は宇都宮市のとんきっきさん
11月は北海道千歳市の天のびろくさん

毎月、どんな餃子をセレクトしたら喜んでもらえるかなと考えることが楽しいです。ただ餃子を送るだけでなく、そのタイミングも工夫がありまして、例えば家計調査で世帯あたりの「ぎょうざに対する支出金額」で今年上半期の日本一が宮崎市だというニュースを8月に発表した上で、9月の頒布会では宮崎市の屋台骨さんの餃子をお送りしたり、11月の宇都宮餃子祭りは中止になりましたが10月の頒布会は宇都宮のとんきっきさんを送ったりしています。

また、6月からは餃子をお送りいただいた餃子屋さんとの公開トークをZoomやらYoutubeやらfacebook liveやらでストリーミングしたりする企画も実施。餃子を作る人と、焼いて食べる人が交流するコミュニティを目指しています。

餃子の新しいコミュニティを作りました。

前述のとおり、餃子を作る人と焼いて食べる人のコミュニティを立ち上げました。その名も「焼き餃子研究会🥟」です。

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現時点で370名ほど。その中には、餃界の著名人もちらほら。美味しい餃子を作ったり食べたりすることが好きな人たちが集まって、日々餃子の話をしています。タイトルは焼き餃子研究会ですが、水餃子や揚げ餃子の話題もウェルカムです。焼き餃子協会の会員でなくても参加できます(だから、名前を「研究会」にしています)。

消費者と消費者が交流する場はこれまでもあったと思いますが、製造者と消費者、製造者と製造者が交流する場にもなっているところが面白い。どこどこの地域に行くのですがオススメの餃子屋さんを教えてくださいという質問に、餃子屋さんが自分の店じゃないのに紹介したり、餃子屋さんの悩みを別の餃子屋さんがアドバイスしたり。

ただの餃子愛による行動だとは思うのですが、こうした何気ない行動が、その餃子屋さんへの信頼につながったりするので、こういうコミュニティは面白いなあと思います。

色々メディアに出演させて頂きました。

今年は様々なメディアに出演する機会を多く頂きました。おかげさまで、多くの方にお取り寄せ餃子の面白さをお伝えすることができましたし、見たことがあるからという理由で信用力が上がることもあります。色々なところで出演させて頂いたおかげで、私のトークスキルとか動き方とか、すごく上がったと思います。その結果、視聴者が喜ぶ話をご提供できるし、紹介された餃子屋さんにも喜んでいただける

テレビ

ラジオ

Web・雑誌

ここでご紹介した焼き方は、多くの方にご好評頂きました。


そして今年の締めくくりに、BRUTUSから餃子愛が溢れる特集!

クック井上。さんとの対談に出演しております。餃子店のご紹介、お取り寄せ餃子のご紹介、どのお店も食べなければならないものばかり。私も携帯用と保存用と読む用の3冊書いました。超保存版です。

その他、これまでの掲載履歴はプロフィールページにまとめております。

餃子の非正規販売(転売)が取り上げられる。

このようにいろんなところで餃子をご紹介する機会が増え、その時に紹介した餃子をまとめたサイトなども増えました。

しかし、この中には非正規販売(転売)をしている方もいらっしゃいまして、冷凍餃子のような食品を転売すると、衛生的にも問題だし、メーカー的な責任も取れなくなるということが懸念されました。

そんな状況をいくつかの餃子屋さんからお話を頂きまして、業界を代表して責任持って生活者に対する注意勧告をしていくべきではないかと考え、以下の記事を作成しました。

その結果、この記事が意外とニュースなどに取り上げられまして、一気に餃子の転売屋さんが消えました。

この時、私が思ったのは「思った以上に焼き餃子協会が社会に与えるインパクトは大きくなっているぞ」でした。焼き餃子協会に対する期待とか、信頼感みたいなものが、1年前に比べて格段に高まってきている。世の中に焼き餃子文化を浸透させる絶好の機会に今いるのではないか。

それを意識しながら、次の手を繰り出しました。

宮崎が餃子購入日本一に

これまでは宇都宮と浜松が餃子消費の日本一を争ってきましたが、今年上半期の家計調査を集計すると、宮崎がぎょうざ支出金額と購入頻度で日本一である、という記事を8月に出しました。

それを受ける形で、翌日にひなた宮崎経済新聞が記事化。

これがあっという間に各方面に拡散し、テレビやら新聞やら様々なメディアが、「今年の餃子消費は宮崎が日本一」だという特集を組み始めました。

それに呼応して、9月には宮崎市ぎょうざ協議会が発足。

という一連の流れ、こうなるだろうと思いながら引き金を引いたら、実際そうなっていく。影響力を持ち始めているという実感を、じわじわと感じつつあります。宮崎のライジングをきっかけに「餃子といえば宇都宮と浜松」という認知を破壊し、日本全国に美味しい餃子はまだたくさんあるということを全国に知ってもらうために、焼き餃子協会として活動していこうと考えています。

今年の総括と、これから。

最初にも申し上げましたが、焼き餃子協会はこの2年間で大きな成長をしてきたと言えます。特に、今年の成長が著しい。

焼き餃子協会として目指すところは今まで通り「日本の焼き餃子文化を世界に広める」ために「焼き餃子を日本人の義務教育に」することなのですが、そのためには様々な産業とつながっていくことが必要だと考えています。

例えば、餃子という料理は農業、畜産業などの第一次産業が背景にあります。日本の美味しい食材がなければ、美味しい餃子は生まれません。餃子を食べにいくという目的が観光資源になることもあるでしょうし、餃子のニーズが増えれば雇用も増えていく。販売するためのツール、広告やマーケティングも洗練されていく必要があります。

餃子という小さな料理、コンテンツが、世の中に与えるインパクトは大きいはずです。色々な産業で地殻変動が起こっている今こそ、この大きなインパクトは起こしやすい状況にあります。

餃子をフックに、様々な産業にインパクトを与えていきましょう。今こそ。

何か一緒に活動したいという方がいらっしゃいましたら、焼き餃子協会にお問い合わせください。お待ちしております。


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