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カイツブリと猫の親子が教えてくれた

公園でカイツブリと思われる親子に遭遇。
カイツブリは、オトナでも26センチくらいの小さな水鳥。生まれたばかりだとお母さんの背中に乗って10日間過ごすらしい。その時期は過ぎて、子供達は、お母さんに付かず離れずで自分達で水面を泳いでいた。
この親子をベンチに座って30分くらい見ていたかもしれない。
小さなお母さんが、何回も何回も根気強く潜って子供達に見せていた。
お母さんよりもう少し小さな子供たち3羽が、お母さんの近くの水面でお母さんの真似っこをしていた。

時々、子供達に獲れた食事を口に運んでいた。

人間たちみたいにややこしいのは、ナシで、
ただ、ただ、懸命に子育てしている。

人間も もっとシンプルに生きれたらいいのに。

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ある時、
道を歩いていたら黒い塊が動いた。
よくみたら、道路の真ん中でやせ細ったお母さん猫がお乳をやっていた。
車が少ない通りとは言え、道路の真ん中で。
車が来ないことを祈った。

お母さん猫の目を見るとただれていて病気を持った猫なんだなとわかる。
目ヤニとただれで細くなった眼の奥から小さな光がこちらを見ていた。


自分の身体を顧みず、次に命を繋ごうとしているお母さん猫。この姿に胸を打たれた。

必死さはなく、当たり前に。
私の乳を惜しみなく飲んで大きくなるんだよと言って大股を開いて授乳。偉大なお母さん猫。

知らない人間(私)が近付いて、怖かっただろうにお母さん猫は、お乳をあげ続けることを選択し、そこに居続けた。
知らない人間にお腹を見せたままでいるなんて動物からしたら決して安全ではない。
因みに、私が黒い塊を見た時には、4匹の子猫ちゃんたちが、四方八方から、か細いお母さんのお乳を飲んでいた。

かっこいいお母さん猫だった。
あまりにもかっこいいからゴメンねといい、1枚撮らせて頂いた。大切な1枚だから私だけではもったいなくてここでシェアさせて頂いた。

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私は、動物たちを見ると、いつも、負けてるなぁと思ってしまう。気持ちいいくらいの敗北感。

動物は、
アレコレ考えたり悩んだりせず、
損とか得とか考えず、
誰かと比べたりすることもなく
ただただ自分の役割をこなしている。
すごいなぁ。

動物たちから教えてもらうことがあまりにも多く、あまりにも大きい。



ありがとうございます😭あなたがサポートしてくれた喜びを私もまたどなたかにお裾分けをさせて頂きます💕