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旅人が卒業式を迎えて、大学生活をふりかえる。

2020年3月20日、私は東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科森林政策学研究室を卒業した。卒業証書授与式は、新型コロナウイルスの影響で例年行っていた体育館ではなく、3年生まで授業を受けていた1号館で行われた。


休学期間中もあわせて、5年間の学生生活が幕を閉じた。


私の大学生活で一番の思い出は、とうぜん2018年に日本約40地域の林業地、山村地域を旅したことだ。ただ、私の大学生活はこれだけをやっていたのではないなと、振り返ると思いだす。あまりにも旅が印象的だから忘れそうになるが…(笑)


大学1年生 西表島と川場村

私が様々な活動するきっかけになったのは、最大の経験は夏休みに、西表島の民宿での1ヶ月のヘルパー経験だった。この経験がなければ、引っ込み思案のままで今までの大学は生活はなかっただろう。それぐらい大きいきっかけだった。その時の先輩が台風の晩に、これから先をどう生きるのかという話をしてくれた。そして、一番印象に残っているのが、「俺は今死んでもいい、なぜなら今を精一杯生きているから」といったのは最高にかっこよかったのを覚えている。

それから私は行動を開始するようになる。私の中にある”普通”を少しずつ疑うようになっていく。

それから森林政策学研究室の門をたたき、恩師である宮林先生が手掛けている世田谷区と川場村の交流事業の一つである自然教室のリーダーとしてかかわるようになる。これは4年間つづけるようになり、私の大学生活の大半を占めるものとなっていった。

こどもたちに教えるのではなく、こどもたちから教わるものが多かったな~。ほかのリーダーたちと活動するのは、とても楽しかったな。いまでも手帳には、当時の寄せ書きが挟まっている。

2年生 課外活動開始

大学2年生になり、様々な活動に参加するようになる、一時期は15団体にするという荒技をしており、ふりかえるとよくこなしていたなと思う(笑)。

そのなかで、旅をするときに最も縁が多かったフェアウッド研究部会にインターン生として参加するようになる、ただいまふりかえれば世間一般のインターンとは違ったような気がするが。しかし、ここで多くの先輩方にもまれて成長できたのだと思う。

特に、はじめにあった社会人のかたが㈱WISE・WISEの佐藤社長だったり、NGOFoeJapanの三柴さんだったりのは、本当に幸運だったのだと思う。このほかにも、宮城の材木屋のお兄さんだったり、大手材木商社の方だったり、大手ゼネコンの先輩だったり、常に前をむいているような方々に多く囲まれ、学べたのは本当に良かったのだと思う。

ここでの様々なであいが、ただ大学生を一年間全国旅をする大学生にしたのは間違いない。もちろん、NPO森づくりフォーラムなどでの活動も大きく影響を与えたのは間違いない。

ああ、あとこの1年と2年の春休みの時に、初めて18きっぷをつかい、兵庫県の丹波篠山市の古民家再生事業を見学し、取材を始めたのもあったな。いまでもたまにお伺いする。久々にいってみたいな。

また、部活の将棋部では、収穫祭の対応や会計業務などをおこなっていた。あと生協学生委員の活動では、当時関東支部での最大規模である防災イベント農防祭を実施したりした。

大学3年生 研究室

この年は、旅に向けた本格的な準備の年と、研究をはじめた年であったが、たぶんやっていることは2年生のときとそこまで変わらない。

ただ、周りの反応が少しずつ変化しているのを感じたなぁ。

休学して旅をした1年間

この一年の話はあまりにも濃すぎて、今書けないな。もしかしたら、今後書くかもしれないが、気になる方は私のFBを見てほしい。

けどこの1年がなければ、いまの私はない。

それほど、大きい経験だったのだ。私が思っているよりも。

ほかにもモリコン、懇森会というイベントを各地の林業家の方々にご協力いただいて開催した。今後も継続していくつもりである。

大学4年生

この1年は一言でいうと苦しかったことが多かった。

指導教授との方針の違いで、卒業論文が思うようにかけなかったり、進路を悩んだりをしたりして。どうも動けずに自滅をしていた時間が長かった。

ただ、この経験を活かしていくが大事だ。場当たりてきではなく、計画性をもって挑むことの重要性を知った。

この辺の話をもう少し書きたいが、時間がないから省くとする。
なんとか本日中にアップするのだ。

気づいたことをつらつらと

とまることは決してはいけない。とまれば、つぎにどうやって踏み出せばいいかわからなくなってしまうから。

焦ってはいけない。焦れば大事なことを見落とす。そして、それは後悔しても取り戻せない。

考えること、勉強をやめてはいけない。やめれば一気に置いてかれる。

聞くことを忘れてはいけない。聞くのはコミュニケーションの始まりだからだ。

うそをついてはいけない。人には当然だが、自分にうそをつけば、自分を見失う。

与えられたものを認識すること。認識しなければ奪ってしまう。そうではなく、広げてつなぐことが重要だ。

感動を忘れてはいけない。感動しなければ感性が死んでいく。

こんなことを意識しながら、4月から社会人として過ごしていこうと思う。

なんとか林業界ではたらくことができそうだ。

その辺の話は、明かすことが出来ればいずれしよう。

ただ、ひとつわかっているのは、旅は続けるし。それも林家になる旅だ。

もっと森林が輝く時代がくるように行動する。

たぶん、極端で不器用で、なにをするかよくわからない奴かもしれないけど、どうか面白がってかかわってほしい。

お世話になった先生方、先輩方、同期、後輩のみんな。

いままでありがとうございました!

これからもよろしくお願いいたします!!!!

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