隣の人は何する人ぞ~松尾芭蕉を偲んで
いまや名言か格言かのようになっているこの言葉。
松尾芭蕉の句
秋深き隣の人は何する人ぞ
が由来であることを知っている人はどれくらいいるのだろうか?
この句は、芭蕉が亡くなる前に詠んだ最後の俳句といわれている。
松尾芭蕉の辞世の句といえば、
旅に病んで夢は荒れ野をかけ廻る
が知られているだろう。
最後の俳句と辞世の句。その違いとは何なのだろうか?
そもそも俳句とは?俳句のことを「5・7・5」のリズムで詠む短い詩歌と思っている人も多いだろう。現代では、そのような