2011-2012 カミーノ・デ・サンティアゴ旅行記

【2012年1月にフランスに住んでいたころに書いた日記の加筆修正版です】

12月30日~1月8日まで10日間、サンティアゴ・デ・コンポステーラの道(カミーノ・デ・サンティアゴ)を韓国人の友人・ハンソルと歩いてきました。
フランス人の道を呼ばれるところの一番なだらかなところ、ブルゴス~レオン。全長200キロ。
期間も決めずに泊まるところも決めずに、ただただ決めたことを実行するための旅。
多分全行程の4分の1くらいなのでピレネー山脈越えてサンティアゴ・デ・コンポステラに行く道は多分800キロ以上あるみたいです。
詳しくはこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B4%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%81%AE%E5%B7%A1%E7%A4%BC%E8%B7%AF
簡単に言うとキリスト教版お遍路さん。
私はキリスト教徒ではないんだけど、そうじゃなくても歩いてる人結構いるっぽい。
多分ハンソルもクリスチャンではない。
でもこの道でアジア人を見つけたら99%韓国人です。
韓国はクリスチャン自体多いんだけど、なにやら富士登山くらいのブームみたいです。

私はハンソルに言われるまでこの道の存在を知らず。
もちろんオタクとしてのインドア人生が長いので一日に何十キロも歩くなんて絶対無理!って思ってたんだけど。
多分、この機会を逃したら一生行かないんだろうなと思ったし。
アウトドアのプロ(ハンソル)が同行してくれるということもあり。
おんぶにだっこで行ってみようと思いました。

歩いてみた感じ、かなり歩くための道として確立されている。
とりあえずシステムのご紹介。
まずスタンプラリーの紙みたいなのを入手します。私は歩き始めのブルゴスのアルベルゲで入手しました。ちなみに2ユーロ。
ハンソルは9月にピレネーの麓から始めて、そこでは1ユーロだったそうな。しかもそっちの紙のほうが質がいい。
それを持って道を歩きます。
黄色い矢印やホタテ貝のマークが目印です。時々矢印が何者かによって書き換えられてたりするんですがそれでも道を探して歩きます。
帆立貝はヤコブの象徴。ウィキで調べ、さらに聖おにいさんを探して当てはめてようやくわかるオタク脳。
道はほとんどが舗装されてない道です。
てゆうか幹線道路の横に歩くために舗装しないで道が残されてます。
きっとアスファルトの上を200キロとかだったら絶対無理だったと思う。
道は畑の中を突っ切って町というより村から村へ。
日本だと道の周りって必ず何かしらお店だったり民家だったりあると思うんだけど。
あくまで村と村とをつなぐ道で道を歩いている間は何にもありません。人っ子一人いません。
てか村の中も人がいません。本当に小さい村ばかりです。ほぼゴーストタウンです。
5人くらい村人を見ると「人多い!!」ってなります。
スーパーマーケットなんて見つけた日には「文明だ!文明!!」ってなります。
朝大体9時前に歩き始めて、その日のペースと地図をみて泊まる場所を決めます。
アルベルゲと呼ばれる施設は運営者が全員ボランティアでやってるとのこと。
ここで泊まるときにスタンプカードを見せてハンコをもらいます。
そして今はシーズンオフなので閉鎖してるところも多いです。
9泊のうち3日くらい2人だけでした。
大体一泊4~10ユーロです。一回タダだった日もありましたが暖房器具一切なしという。
自分たちで料理したり、時にはキッチンがなくて、あったかいご飯が恋しくなったりします。
そして泊まってまた次の朝出発です。
1日たくさんお金使ったなーって日でも宿泊費込みで20ユーロです。
洗濯はアルベルゲ着いた時に自分で石鹸でごしごしやって乾かして終了。
あとトイレはそこらへんの道の影で。逆に大都会とか行くとトイレしたいけど出来ない!ってなります。
どこでも私生きていけるなってなりました。
毎日これの繰り返し。まさにRPGの世界。
バーに入ったらそこの後ろにアルベルゲが!しかもそこそこ古くて本気RPGの雰囲気!って感じの町もあったりします。
でも私たちモンスターとかと戦ってないので勇者様はすごい。

そんな感じで。
毎日20~30キロくらい歩いて、身体はぼろぼろ。
本当に「おいしいご飯に、ぽかぽかお風呂、暖かい布団で眠るんだろな」って何度歌ったことか!
時にはあったかいご飯にもありつけず。お風呂でお湯が出てこなかったり。暖かい布団じゃなかったり。
全部が当たり前じゃないって本当に思いました。
極限だからこそ、その全部にありつけたときはありがたいって思う。
あと普段は美味しいと感じないものがやたら美味しい。
チョコとか、ワインとか。
最早アル中なんじゃないかというほど酒好きの韓国人と一緒に行ったので、休憩のたびにワイン飲んで、また歩く。
1リットル60サンチームのワインのうまいこと!
まさに大人旅。
あと食材がなんでも安いので、散々買って食べました。
生ハムは間違いのないうまさ。個人経営の商店で「5枚!」とか言って買うやつがまじでおいしかった。
あと個人的にツナ缶のタコバージョンみたいなのがヒット。
その缶詰も60サンチームくらいでたらふくタコが食べれる。

そして人の優しさが身に沁みる。
この旅の途中で2回泣いたんだけど、嬉し泣きの方はアルベルゲのセニョールが本当に優しすぎて。
そのアルベルゲは値段が決まってなくて、本当に募金形式なんだけど、滞在中も優しくって食べ物とかくれたりしてくれて。
朝アルベルゲを出るときに町の外れまで送ってくれたんです。
朝焼けをバックにいつまでも手を振ってくれて、あの光景を思い出すと今でも涙が出てくる。
本当に「さよならだけが人生だ」って思う。

旅の前に色々日本文学をちろっと読んだお陰で道中いろんなことが浮かびました。
「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る この遠い道程のため」高村光太郎
「きれいにすきとおった風をたべ、桃色のうつくしい朝の日光を飲むことができます」宮沢賢治
「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。」清少納言
大粒の星が輝く空が、段々青くなりはじめて、地平の空が燃えるように赤い朝が来て、太陽と一緒に西に歩いて、そしてまた太陽が西の地平に沈んでいく。
生まれて初めて地平線を見ました。
ありえないくらいのスケール。
見渡す限りの場所に自分たちしかいない。
本当に凄かった。
一度道を反れて草むらの上に寝転んだんだけど、世界は丸かったよ。感動した。
(そしてそこでカメラを落として私だけ1キロくらいプラスで歩くことになった)
スペインが大航海したのも頷ける。
私は山育ちなので、山間で育つと世界ってあの山のこっち側とか、結構限りのある感覚なんだけど。
地平を毎日見て育ったら世界ってもっと広いんだって思ったと思う。
その広さを知ってたから、もっと他に世界があるんだって思ったんだと思う。
あと、前にバルセロナに行ったときに感じたんだけど、やっぱり永遠だ。
下手したら1000年前くらいのものが平気で残ってる。
空間軸と時間軸と無限の広がりを感じた。すごい。すごいよ。スペイン。

あと東から西に歩くっていつも太陽を背にして歩くから利に叶ってる。
仏教でも西遊記しかり、宇治拾遺しかり、西には神様がいるって考えて、そこに向かって歩く。
太陽と一緒に歩いて、太陽が沈んだらおやすみ。
クリスマスも冬至のお祭りなので、太陽って全人類通して偉大なんだと思った。


一応、そんな感じ。
以下行程と、お小遣い帳。と日ごとの備忘録。

2011年12月30日 10:00~20:00
TGV ポー→バイヨンヌ→イルン 23.60ユーロ
ALSA イルン→ブルゴス 17.99ユーロ
アルベルゲ:7ユーロ(うち2ユーロスタンプカード)
食材:3ユーロ
途中バイヨンヌの町を軽く観光。めっちゃ雨降り。
当初の予定、イルンで泊まるはずが、アルベルゲが閉まっていて、急遽その日のうちにブルゴスに行くことに。
運よくALSAのバスを発見してブルゴスへ。
バスの中、物凄くうるさかったです。
ブルゴスのアルベルゲが近代的だった。全行程中もっともたくさんの人がいたアルベルゲ。
町もにぎやかだった。

2011年12月30日 8:00~17:00 31.5km 晴れ
burgos - villalbilla de burgos - tardajos - rabebe las calzadas - hornillos des camino - san bol - hontanas
アルベルゲ:5ユーロ
レストラン:4.50ユーロ
本格的に歩き始める。ハンソルとミアリス(ギリシャ人)と一緒。
大自然に感動して hornillos des caminoの前で寝転がってカメラを一時紛失する。
夜、韓国人の女の人・ミンジョンさんに会う。
なんでも韓国のテレビ局のプロデューサーなんだとか。このあと2日間行動を共にする。
年明けのカウントダウンパーティーがあったみたいなんだけど、私寝てて行けず…。
ハンソルが超酔っ払ってた。

2012年1月1日 9:00~16:00 20km 霧 寒い
honntanas - castrojeriz - itero de la vega
アルベルゲ:5ユーロ
食材:3ユーロ
ミンジョンさんと4人で行動。
急遽一緒に来ることが決まったミアリスはちゃんとした旅支度じゃないのでcastrojerizで別れる。
本当に閑散とした町なのにブルゴス行きのバスがあるそうなんである。
もうちょっと先まで行きたかったんだけど、年始ということでアルベルゲが閉まっていて2つ目の町で宿泊。
アルベルゲの料金払うときにセニョーラがおつりないって言って払わなくていいみたいなこというからタダだ!って思ってたら後から徴収に来た。
ここの近所で初めて量り売り生ハム買って感動する。
夜は韓国二人が喋りとおし。
あと夕飯のメニューが韓国カレーと辛ラーメンで辛くて死にそうになる。
そこにさらにコチュジャンを加えて食べる韓国人2人。隣の国なのにどうしてこんなに味覚が違うの!?
私のあだ名が「みっちゃん」になる。

2012年1月2日 9:00~17:00 20km+α 晴れ
itero de la vega - boadilla del camino - fromista - poblacion de campos
アルベルゲ:まさかのタダ
雑貨:2.50ユーロ
そしてずっとミンジョンさんとハンソルが韓国語で話している。
ミンジョンさんにハンソルと結婚しちゃえよ!って言われる。ただの友達です。
あと少し先の町まで行こうとしたんだけど、帰りのルートを来たムッシューにこの先アルベルゲ閉まってるよと言われ poblacion de camposに戻って宿泊。
そのスイスから来たムッシューがフランス語喋れて嬉しくなる。
アルベルゲ探しでハンソルがいなくなり、挙句私がそのあとフランス語を誤解し、さらにシャワーで寒い思いをし。
韓国語ばっかり喋っているハンソルにキレる。
ミンジョンオンニ(お姉ちゃん)が慰めてくれた。
あとここのアルベルゲ、暖房器具が一切なく、もし有料だったらもっとキレてた。

2012年1月3日 9:00~18:00 32km 朝・霧。午後から晴れ
poblacion de campos - revega de campos - villarmentero de campos - villalcazar de sirga - carrion de los condes - calzadilla de la cueza
アルベルゲ:7ユーロ
夜ご飯:10ユーロ
食材:3.50ユーロ
私が前日きれたので2人でハイペースに歩き始める。
carrion de los condesとcalza dilla de la cuezaの間は17キロあり、その間一切の町がない。
なのでcarrion de los condes過ぎたらもう歩くしかない。
その町の前で何でか前からセニョールが歩いてきて、私たちに会ったら一緒に歩き出した。
ついでなので通じないスペイン語で「スペルマルカド!」って言ったらスーパーに案内してくれた。
この旅初めての近代的なスーパーに2人して驚愕する。スペインのスーパー・Diaとの最初の出会い。
で、お昼を食べて17キロ歩く。
ハンソルに「トレビアン!」と褒められる。
そしてたどり着いた先のアルベルゲはなんとドイツ人が働いていて。
サービスの仕方もドイツ流。ラテンとは違って機械的。
キッチンないので10ユーロ払ってご飯食べたんだけど、ハンソルが酔っ払って、高いって怒ってた。
ひどい酔っ払い方である。

2012年1月4日 9:00~15:00 22km 霧
calzadilla de la cueza - ledigos - terradillos de los templarios - moratinos - san nicolas del real camino - sahagun
アルベルゲ:10ユーロ
食材:8ユーロ
霧だったけどそんなに寒くない一日。
前日32キロ歩いてるのでそんなにつらくない。
途中のことはほぼ忘れた。
サアグンの町で最初に行ったアルベルゲでここじゃないよーと地元のお兄さんにフレンドリーに言われてホクホクする。
今はオフシーズンなので大きなアルベルゲは開いてないそうである。
そして着いたアルベルゲはこの旅の中でもっともRPG。
バーの奥がアルベルゲだよ。
しかも結構古いよ。
そして今日も今日とて2人で貸切だよ。
シャワーして散歩に4時くらいに出掛けたらシエスタのせいで誰もいない。
帰ってきたらアルベルゲの近くでDia見つけて狂喜乱舞。
でもアルベルゲにはキッチンがなくてしょんもり。
買える喜びで思い切り色々買ってしまった。そして思いっきり食べた。
バーのセニョーラが優しくてバーの暖炉の近くでご飯食べてっていってくれたり。水くれたり、クリスマスグッツくれたり。
10ユーロ高いけど優しいからまあいいかって感じ。

2012年1月5日 9:00~13:00 18km 霧
sahagun - calzada del coto - bercianos del real camino - el burgo ranero
アルベルゲ:5ユーロ
食材:5ユーロ
前日キッチンがなかったことでひたすらキッチンのあるアルベルゲを探す。
本当はもう少し先まで進めたんだけど、先も見えてきたことだし、まあ、いいかとここに決める。
13時に着いたのにもう既に先客が。23歳の香港さんでした。
香港さんに何語で日本と韓国でコミュニケーションとってるのと訊かれ、フランス語だと答えたら「アメイジング!」って言われた。
ここでこの旅で初めてWifi使えたんだけど、ハンソルが「それはこの旅の定義に反する」とか言ってあんまり貸してくれなかった。
自分は彼女とメールしてたくせにこのやろう!
ユーロが驚きの安さになってた。
アルベルゲのおじさんが凄くいい人でサラダくれたり、色々くれた。なので夕飯はカレーを一緒に食べることに。
ここにも暖炉があって暖炉にあたってほんわかと生ハムをつまみにワイン。
少し休んでたら人がさらに増えてた。
韓国人×2とスペインさんとイタリアの女の子。
一人の韓国人はソウル大学だそうで、学歴至上主義のハンソルが尊敬すること限りなし。知る前はおっさんの悪口言ってたくせに!
あとイタリアさんがパスタを、スペインさんがスペイン風オムレツ作ってくれて、まじで美味しかったです。
パンツ洗って干してたら、アルベルゲのおっちゃんに見られ、おっちゃんが皆に「見ちゃだめー!!」って言ってて面白かった。
そのあと乾かすために簡易ヒーター貸してくれた。ここのおじさん、本当親切すぎた。

2012年1月6日 9:00~16:00 25km 晴れ
el brgo ranero - reliegos - mansilla de las mulas - villamoros de mansilla - villarente
アルベルゲ:10ユーロ
食材:2ユーロ
朝、アルベルゲのおじさんが町外れまで送ってくれて、その優しさに泣く。
久々の太陽。おじさんが「雲が出たらふーって吹けばいいのさ」と言ってくれたお陰で晴れ。
そしてのんびりと歩く。
終わらせるために歩いてるのに終わらせたくなくなる。
ハンソルが道を聞いた女の子が可愛いといってきかない。
そしてアルベルゲに着いたんだけど、開いてなくてまじかと思って、ドアに書いてある番号に電話してみる。
つたない英語で時折フランス語交えて話してたら「フランス語喋れますか?」ときかれ、まさかのフランス語で話せた。
どうやらあと1時間くらい待ってたら泊まれるみたいである。
待ってる間にどこからともなく猫がやってきて、二人でかまう。
そしたらその猫アルベルゲの猫だった。
2階が管理人さんの家になっててそこで飼われてるらしい。管理人さんは英語喋れないけどフランス語喋れる。
ここもかなり広いのに2人で貸切。暖炉もあった。

2012年1月7日 9:00~12:00 13km 晴れ
villarente - arcabueja - valde fuente - leon
マック:5.65ユーロ
お土産もろもろ:19ユーロ
leon - hendaya 35.40ユーロ
ヘンダイアのホテル:30ユーロ
レオンまでの道も残り僅か。段々と都市になってきてアスファルトの上を歩かなければならず苦戦したけどレオンに到着。
でっかいスーパー見てびっくりする。
スタンプをもらうためにアルベルゲを探すのに苦戦する。警察のすぐ横にあった。てか同じ敷地だった。
かっこいい制服のポリシアがいた。
このアルベルゲも英語通じないのにフランス語通じた。
そして駅に行く。駅に行く途中で「文明だ!文明だ!」とマックに入る。
駅に着いたらこの日でも次の日でもヘンダイア行きの電車は1本、15時のしかないというのでこの日のうちに帰ることに。
そのあと大聖堂へ。
入って泣きそうになった瞬間、前々日にアルベルゲで一緒だったスペインさん見つけて泣けず。
でもレオンの大聖堂はイベリア半島のゴシック建築の最高峰らしいのでじっくり見ました。スタンプももらいました。
そのあとお土産買ったり、ふらふらした。
レオンはかの昔、レオン王国の首都だったので、今でも若干古いものが残ってます。
てかレオンでこの旅にあった人より多くの人をいっぺんに見た。
そして電車へ。相変わらず、スペインの交通機関はうるさい。
そして勝手に何かの映画を車内のテレビで放送してくれる。
前の席に座ってた男の子が散々話しかけてくれるが、スペイン語なので何をいってるかわからない。
でも大体の雰囲気はわかるのでちょっと遊ぶ。
ハンソルはマルクスを読んでいる。こうかはばつぐんだ。
ヘンダイアで接続の電車がないことを知り、サンセバスティアンに住んでいるネットでつながりのある日本人女性に泣きつくが、儒教意識の激しいハンソルにそれは礼儀正しくないと止められ、ヘンダイアに泊まることに。
終点だったんだけど、電車の中2人以外誰もいないっていう。
適当に宿見つけて泊まる。30ユーロが高い高いと騒ぐ。
ネット解禁だったので散々ネットでいろいろ見る。久々の日本語に違和感を感じる。
ハンソルはバーに飲みに行った。

2012年1月8日 曇り雨
ケバブ:4.50ユーロ
hendaye - biarritz:7.50ユーロ
biarritz - bayonne:2ユーロ
bayonne - pau:16.90ユーロ
朝、早く目が覚めすぎて、ハンソルのアイフォンを勝手に使ってネットサーフィン。
してるあいだにも彼女からメールがガンガンきております。ハングルなのでなにがなにやらさっぱり。
前日のハンソルの発案でビアリッツとバイヨンヌ観光して帰ることに。
ゆったり準備して9時半に出発してヘンダイアめぐり。向こう岸はスペイン・イルン。
ていうか金持ちの町でヨットがたくさん。砂浜を走る馬。
ケバブ屋を見つけて買って外で食べようって話だったんだけど、おっちゃん作るの遅くて、電車の中で食べることに。
この旅で、私、めっちゃ食べるようになりました。
30分で30センチくらいのケバブの完食に成功。
そしてこの旅で初めて町歩きにバスを使ってビアリッツの海へ。
砂浜の前にメリーゴーランドとか、海っぺりの教会とか。教会の中に船の模型があったのはさすがだなあと思った。
雨だったのが残念だったけど、また夏に来ようと思った。
そして隣町のバイヨンヌへ。電車まで時間があったのでふらふらしてたら、第一日曜日換算で美術館がタダだった。
でも入ってみたけどじっくり見てる時間がなかった。残念!
ビアリッツの海の博物館le musee de la mer も行ってみたい。第一日曜狙ってビアリッツ行きます。
電車に乗ったらあっという間にポー。
無賃乗車した人がいたみたいで降りるときにポリシエがその人を追っかけるという捕り物帳を見た。
「終わりが肝心だ」というハンソルと歩いて家の前まで来て別れました。

以上!
全行程10日間で254ユーロでした。
長い文章読んでいただきありがとうございました。
前半ほぼ記憶がないです。
でも凄くいい旅でした。
サンティアゴ・デ・コンポステラ超おすすめです。

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